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矢追 妃巫女の事情 下



(確かに、出会ってまだ数時間しか経っていないような、後輩女子高生の部屋を家探しするというのは、とても問題があると感じてはいるが、


一度はやってみたかったこのイベント、真由ちゃんの家に遊びに行った時には出来なかった無念も相まって、俺はコレを完遂させなければいけないと感じている!)



 などと五久は自分に言い訳をしながら、完全に欲望のままに行動した。


 自分ならばどう隠すだろうかと考えながら、該当箇所を捜索してゆく。


 アヤシイ場所は、勉強机に付いているカギの掛かった棚、そしてカギは本棚の裏から発見された。


 カチャリという開放の音色とともに、秘められし宝物が五久の前に姿を現す。


 綺麗に並べられた一冊を手に取ってみれば、その表紙には、ブルマ体操服姿で、縄跳びにカラダを縛られ、マットの上に転がされた男の子の痴態が、惜しげも無くさらされていた。


 他の本棚に並べられていた漫画達も、そこそこキワドい表現はあったが、コレは次元が違う。


 次に手に取った本の表紙は、ハダカにイヌ耳とイヌ尻尾、首輪にリードを付けて、夜の街を散歩させているモノだ。



(なかなか良いアングルだな、被写体が男の子でさえ無ければ…)



 だが、遠山 五久という男はこのぐらいでは動じない、ネットの海を彷徨っていれば、用も無いのに男性キャラのアへ顔を貼り付けてきたりだとか。


 前にいた世界では、友達から姉の私物であるという、複数のサ○ヤ人が、一人のナ○ック星人を奪いあうという漫画を見せられたり。


 彼には、結構な耐性が付いているので、この世界における女性向けエロ本というモノを調査するために、彼はまた別の本へと手を伸ばすのであった。





「はぁ~、どうしよう…部屋へ呼んだは良いものの、男性と付き合った事もない私じゃあ、ここから先、何をしたらいいのかサッパリだよ…」



 矢追 妃巫女は、柴を綺麗にしようと泡まみれにしている真っ最中である。


 柴の方は、遊んでいると思っているのか、激しく暴れまわっている。


 しかし、そこは妃巫女も慣れたもので、身体のあらゆる部位を使って柴を拘束すると、ワッシャ、ワッシャと洗いあげてゆく。



 柴と自分を綺麗に洗い、上はTシャツ、下はジャージを着て脱衣所を出る。(彼女のパジャマは年中ジャージだ)


 もう少しで自分の部屋へと到達してしまう、未だに良い案が浮かんでいないと言うのに。


 どうすれば五久と良い雰囲気(エロい雰囲気)になれるのか?



(やっぱり、センパイが叶えてくれると言うお願いで、ごり押すしか無いよ!)



 そう心に決めた所で、部屋の扉を開けた。



「センパイお待たせ、しま、し…たあぁあぁぁぁああ!!」



 目に映るのはベッドに腰掛け、己のトレジャーを呼んでいる五久の姿。


 五久は笑顔で妃巫女を見ると、「ああ、お疲れさま、悪いね少し読ませて貰ってたよ…」などと話し掛けてきた。


 妃巫女の脳は、あらゆる情報を処理しきれず、本能的に一つの行動を導き出す。


 つまりは、実力行使。



「わあぁぁぁああ! ナニ見てるんですかあぁー! ひぃぃいぃ! 見ちゃダメぇぇぇぇえぇぇ!!」



 妃巫女は五久にタックルをかますと、そのまま頭に抱き付き己のカラダを目隠しとした。


 (はか)らずも、ベッドの上で抱き合うカタチになった妃巫女だが、エロ本を五久に見せないようにする事に必死で。


 今、自分がもっとも理想的な体勢になっている事に気付いてはいない。


 一方、五久は…



(ヤバイな、柔らかくて、とても良い匂いなんだが、息が出来ない…


 もう少し堪能していたい所だが、このままでは死んで恥ずかし過ぎるし、妃巫女ちゃんにも申し訳ない)



 何とか気付いてもらう為に、肩を叩くも「ダメー!」と叫ぶばかりで埒があかない。


 いよいよ息が苦しくなってきたので、もはや手段を選んではいられない。


 妃巫女のワキに手を差し入れると、指が触れるか触れないかの位置で、素早く、小刻みに動かした。



「ひゃっん! あひゃ! あひゃひゃひゃひゃ! ま! まってソコはダメぇ! んひぃーいぃ~~っ!!」


「はっはっは! ココか? ココがイイのかい?」



 拘束は外れたが、思いのほか楽しくなってしまった五久は、先ほど仕入れたセリフなどを使って、妃巫女を責め立ててゆく。


 調子に乗って足の裏もくすぐろうとした所で、ベッドの下でピョンピョンしている物体に気が付く。


 柴が自分も遊んで欲しいと、せがむように飛び跳ねているので、柴をベッドに上げると、同じように、こしょばし始める。


 ハッハ、ハッハと楽しげに暴れまわる毛玉の横で、ユラリと立ち上がる人影。



「今度はぁ! 私のぉ! 番ですよねぇええええ!!


イィーヒヒヒヒ!!」



 眼を血走らせた妃巫女は、五久へと突っ込んでゆく、強く拒まないのをいいことに、ドサクサに紛れてTシャツの中にまで手を突っ込むと、思う存分素肌を触りまくった。



 乱痴気騒ぎが収まる頃には、すっかり日が暮れていたが。


 ベッドに横たわる二人(と一匹)は、とても満足げな顔をしていた。



女性視点を増やしていきたいです。

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