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閑話 欲求不満 上

 閑話なのに上下にわかれてしまいました…

 まぁそんな事もありますよね?



 前略、拝啓皆様だんだんと春めいてきまして、いかがお過ごしでしょうか? 俺はある問題を抱えています。


 と言うのも、何を隠そうこの俺は健全な男子高校生でありまして。


 しかも現在一人の女性と同棲中、若くほとばしるパトスは解放出来ず、悶々(もんもん)と過ごすしか出来ない現状なのです。



 ここで、俺が住まわせて貰っているアパートについて説明しましよう。


 駐車場完備の4階建てで、玄関を開けると直ぐ左手にキッチン、右手にトイレとバスルーム、真っ直ぐ進めば、6畳の洋室と、右手に4畳の和室がある、いわゆる2Kという間取り。


 これの何が問題かと言うと、洋室はテレビとソファーを置いてマッタリくつろぎの空間にして、和室に布団を二枚敷いて横並びで寝ている状況なので、プライベート空間が無いという事なのです。


 つまり一人遊びをしようとしたら、高確率でバレそう!


 最近バイトも始めたので、乃華さんが帰って来るまでに、済ます事も不可能!


 しかも乃華さんは、男と一つ屋根の下に住んでいるのに無防備。


 お風呂上がりなどはよく下着を忘れて、バスタオル一枚でウロウロしたり。


 休日はノーブラパジャマで一日中過ごし、朝は寝ぼけてすり寄り、昼はからかい混じりにじゃれつき、夜は寂しくなって絡み付く。


 そんな事ばかりされて、もういい加減限界が来ている。


 ここまで耐えているのも、自分はまだ乃華さんに(やしな)われている身で、働いて生計を立てれてもいない。


 そんな自分では乃華さんに対して、責任が取れないという思いからだ。



 だからこそ、ここでリビドーを発散しておかないと、それで無くてもここ最近、乃華さんに気付かれる事が多くなって来ている。


 例えば、休日の昼間のこと、昼ご飯前のマッタリした時間。



「あぅ~、肩凝ったかも?」


「ハナちゃん、マッサージしてあげようか?」


「え! いいの! ヤッター♪」


「じゃあ布団の方が良いかな? コッチでうつぶせになって」


「ハーイ!」



 乃華さんは、元気に敷き布団の上にうつぶせになる、俺は腰の上にまたがり、肩から揉みほぐし始めた。



「う~ん、気持ち良い~、はふぅー…」



 などと最初は、ほのぼのとした声を上げていたのだが、背中から腰の辺りまでくると、だんだんと声が(あや)しいものへと変わっていく。



「あうぅん、あっ、あっ、ふぁああん、んん! はうぅあぁぁ…」



 乃華さんは、両手を交差させて、その上に左頬を置いて横を向いているので表情が見えるのだが。


 マッサージで暑くなったのか、その顔は上気しており、息も荒く、時折虚ろな目でこちらを見てくる。


 その様子を見ていると、こちらも熱くなってきてしまう、幸い腰をマッサージしていたので、気付かれる事は無かったが。



 そう安堵(あんど)しているのも(つか)の間、腰の下の方をマッサージして欲しいと要望が入る。


 ちょうど腰と、お尻の境目くらいを揉んでいたので、戸惑ってしまう。



「イッくん、早く~」



 柔らかく、たわわに実ったその桃は、俺を誘うように揺れている。


 しかし、この桃に手をかけてしまったら、何かの一線を越えてしまうような気がしてしまい、太ももの方に手をかける。


 しかし、「違うでしょー?」と言う声とともに、俺の手は乃華さんの手によって導かれてしまう。



 そこからの俺は「これはマッサージだ、これはれっきとした医療行為でやましい所などドコにも無い、俺は機械になるのだ!」と、唱え続け、何とかその場をやり過ごした。



 ある種の修行から解放され一息ついていると、「今度は私がマッサージしてあげるね!」と、追い打ちをかけてきた。


 確かに精神的には疲れているものの、肉体的には10代の若者、疲れを感じるような年齢では無い。


 やんわりと断ろうとするも、「気持ち良くしてくれた、お礼だから」と言ってきかない。


 あれよあれよと言う間に布団に寝かされると、乃華さんが腰の上にまたがって来た。


 自分の身体に、可愛い女性の臀部(でんぶ)が触れている、と言う事実だけで高まってしまい、一部が苦しくなってしまう。


 その苦しみから解放される為に、腰を浮かして位置を調整するのだが、もちろん上には乃華さんが乗っているわけで。



「ん? イッくんどうしたの?」


「ああ、ちょっと腰の位置を直してただけだよ」


「もしかして、私、重かった? ゴッ、ゴメンね気付か無くて!」


「いやいやいや! 違うよ! 全然重く無いよ! むしろ軽いくらいだから大丈夫!」


「え、でも…」


「あれは、ただ単に、男の大事な部分の位置が悪かったダケだから!」


「えっ? あっ! そ、そっか、男の子だもんね…


ソ、ソコもマッサージした方が良い?」


「いや! 大丈夫! ココは一人で出来るから!」


「そう?」



 断られた乃華さんは、ちょっと残念そうだったが…、それはいいとして、このような事が最近よく起こっている。


 なので、考え抜いた結果、乃華さんが寝ている隙にヤルしかない、と言う結論に達した。


 深夜2~3時、草木も寝静まった頃に布団から抜け出し、トイレで久しぶりのパーティータイムだ。


 オカズはどうするって? そんな物は必要ない、俺の頭の中には、今まで溜めに溜めた乃華さんフォルダーがあるのだから!



 さあ、勝負は今夜だ!



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