#4 戦闘(火力0)
何故こうなったのか・・・
オウサマに呼ばれ勇者扱いされ、胸の小さな娘の変な力で国の外・・・
「・・・それで、何で俺は国の外にいるんだ?」
俺がここに着くまで、国の門から出るまでの一切の記憶がない、気がつけば外にリーチアと二人だけ
「ふっふーん、どう?驚いた?」
癪にさわるドヤ顔と笑い方だ、1番最初に倒すべき敵はこいつなんじゃないか。
「これが私の必殺技『主を導くは我が緋眼』よ!」
ちょっとまて、何だその当て字は俺はそんな弱そうな技でこんなとこまで来たのか
今すぐにでも帰りたい、旅に出る気もないし、虫多いし、変な動物いるし
「変な動物じゃなくてあれは魔物よ。」
へぇー博学だこと、そうかーあれが魔物かー
・・・・・魔物?
「おい、リーチアなんで魔物なんかいるんだ?そして何故その魔物は俺らの方をじっと見ているんだ?」
これはやばい、多分死ぬ。グッバイマイライフ
「大丈夫、魔物といっても低ランクのやつだから、適当に剣で殴れば倒せるわよ。」
安心した。カムバックマイライフ
とはいっても俺は剣なんて持ってないし、ペタン娘頼みになってしまうのか。仕方がない頼むか・・・
「は?無理よ。私、戦闘能力皆無だし。か弱い乙女を戦わせるってあんたそれでも勇者なの?」
グッバイマイライフ(2)
つまりは数時間前まで庶民だった奴と自称か弱い乙女の2人で魔物を倒せと・・・
無理だ、Lv1でラスボス戦に行くくらい無理な話だ
「俺の人生はこんなペタン娘のせいで終わってしまうのk・・・」
強烈な痛みが腹部に走った、魔物ではない、ペタン娘の中段蹴りだ
相当ご立腹らしい、まゆをひそめ、顔を赤くしている
「私のよりあんたの当て字のほうが酷いじゃない!私の胸が小さいんじゃなくて、あんたの理想がでかすぎるのよ!」
息を切らしお説教された。しかし、これでわかったことがある。
あいつの胸の大きさの基準は狂っているということ。これは間違いない、あれで普通なら全世界の8割の女性は巨乳だ。
こんなことがわかったところで戦闘にはなんの関係もない。それどころかさっきの蹴りで既に死にそうだ、体力ゲージがあれば、多分赤くなってるレベルの痛みだ。
「どうにかできねーのかよ、リーチア」
藁にも貧乳にもすがる思いだ。仮にもオウサマの娘、秘策があってもおかしくはない
「とりあえず・・・・・殴ってみたら?」
お前をか、お前のその慎ましやかな胸部を凹むくらい殴ってやろうか
なんて口に出したら致命傷くらうだろうからものは試し、格ゲーと妄想で鍛えた俺のパンチを喰らわせてやろう
「うぉぉぉぉぉ!!!」
ポフ・・・
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わ〜まものさんのけっておもったよりかたいんだな〜はじめてしった〜
拝啓、親愛なる母へ 僕はきっと天に召されます