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主人公補正A+  作者: TGA
4/6

#4 戦闘(火力0)

何故こうなったのか・・・

オウサマに呼ばれ勇者扱いされ、胸の小さな娘の変な力で国の外・・・


「・・・それで、何で俺は国の外にいるんだ?」


俺がここに着くまで、国の門から出るまでの一切の記憶がない、気がつけば外にリーチアと二人だけ


「ふっふーん、どう?驚いた?」


癪にさわるドヤ顔と笑い方だ、1番最初に倒すべき敵はこいつなんじゃないか。


「これが私の必殺技『主を導くは我が緋眼(すーぱーちーとあい )』よ!」


ちょっとまて、何だその当て字(ルビ)は俺はそんな弱そうな技でこんなとこまで来たのか


今すぐにでも帰りたい、旅に出る気もないし、虫多いし、変な動物いるし


「変な動物じゃなくてあれは魔物よ。」


へぇー博学だこと、そうかーあれが魔物かー


・・・・・魔物?


「おい、リーチアなんで魔物なんかいるんだ?そして何故その魔物は俺らの方をじっと見ているんだ?」


これはやばい、多分死ぬ。グッバイマイライフ


「大丈夫、魔物といっても低ランクのやつだから、適当に剣で殴れば倒せるわよ。」


安心した。カムバックマイライフ


とはいっても俺は剣なんて持ってないし、ペタン娘頼みになってしまうのか。仕方がない頼むか・・・


「は?無理よ。私、戦闘能力皆無だし。か弱い乙女を戦わせるってあんたそれでも勇者なの?」


グッバイマイライフ(2)


つまりは数時間前まで庶民だった奴と自称か弱い乙女の2人で魔物を倒せと・・・


無理だ、Lv1でラスボス戦に行くくらい無理な話だ


「俺の人生はこんなペタン娘(リーチア)のせいで終わってしまうのk・・・」



強烈な痛みが腹部に走った、魔物ではない、ペタン娘(リーチア)の中段蹴りだ


相当ご立腹らしい、まゆをひそめ、顔を赤くしている


「私のよりあんたの当て字(ルビ)のほうが酷いじゃない!私の胸が小さいんじゃなくて、あんたの理想がでかすぎるのよ!」


息を切らしお説教された。しかし、これでわかったことがある。


あいつの胸の大きさの基準は狂っているということ。これは間違いない、あれで普通なら全世界の8割の女性は巨乳だ。


こんなことがわかったところで戦闘にはなんの関係もない。それどころかさっきの蹴りで既に死にそうだ、体力ゲージがあれば、多分赤くなってるレベルの痛みだ。


「どうにかできねーのかよ、リーチア」


藁にも貧乳にもすがる思いだ。仮にもオウサマの娘、秘策があってもおかしくはない


「とりあえず・・・・・殴ってみたら?」


お前をか、お前のその慎ましやかな胸部を凹むくらい殴ってやろうか


なんて口に出したら致命傷くらうだろうからものは試し、格ゲーと妄想で鍛えた俺のパンチを喰らわせてやろう


「うぉぉぉぉぉ!!!」


ポフ・・・


1Hits 0Damage


わ〜まものさんのけっておもったよりかたいんだな〜はじめてしった〜


拝啓、親愛なる母へ 僕はきっと天に召されます





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