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孤独を嫌う少年  作者:
5/11

喜びに包まれ

由眼に会うために、毎日のようにスーパーへ通っていた。由眼がいると嬉しくなり由眼がいないと落ち込みがすごかった。

由眼のスーパーがアルバイトを募集しているのを見つけた健人は決心したのだった。

由眼と一緒に働ける。それが一番幸せなことで近づきたかった。

健人は、さっさく電話をした。

面接は、二日後になり緊張や不安が健人をおそう。

由眼と一緒に働けるかは面接に受からないといけない。絶対に面接に受かりたいと思う健人であった。


二日後、学校が終わり面接の準備をしスーパーへと向かった。スーパーは、何回も由眼に会うために行ったため他の従業員さんは健人を分かっていた。

『失礼ですが、面接を受けに来てくれた方ですか?』パートの女性が健人に声をかけた。

『はい、5時30分から面接のお約束でして今日はよろしくお願いします!』緊張していた健人に女性は、笑顔で案内をしてくれた。

『うちの店によく来てくださるよね?』突然の言葉に健人はびっくりして声が裏返る。

『はい、あのいつもいつもすいません。』パートの女性は、ニコニコしながら健人を見て店長室へと案内してまた仕事に戻って行った。

店長室の中は、書類や金庫、忘れ物などいろいろ置いてあり狭い空間にこれだけのものが収まるのかとキョロキョロする健人であった。


トンットンッ。ドアをノックする音が聞こえた。

『失礼します。お待たせしました矢東さん!店長の前田です。』とても明るい店長は、健人が買い物している時も挨拶をしてくれた。

『買い物いつもありがとうね!嬉しいですなあ。バイトに応募してくれるとは思っていなかったから。』店長の言葉にすごく嬉しくなり、緊張していたものが楽になった。

『あいえ、こちらのお店が好きなので働けたらすごくいいなと応募しました。今日は、面接よろしくお願いします!』店長は、健人に手を差し出して目を見た。

『矢東さん!面接は、大切だがね。矢東さんが働いてくれたら助かるんだ。いつから入ってもらえるかな?』店長の早い答えに健人は、もう一度聞き直しをした。

『えいつからとは、働き始める日でしょうか?』

『ああ。矢東さんが良ければ明日からでも大丈夫なんだが。』心の中で健人はガッツポーズ。

『あの、明日から大丈夫です!頑張ります‼︎ありがとうございます前田店長‼︎』喜びを隠せない健人は、大きな声が出ていた。

『矢東さんよろしくな!』店長は、とても優しく笑っいる。

狭い空間の店長室が賑やかでした。

店長から契約時間や制服、必要なものを教えてもらい面接は無事採用。

帰り道は、受かった喜びが出てしまった。由眼との距離が近づいた気がしてとても幸せな健人。

『明日から幸せな生活だ。』そんな事を思いながら家へと帰った。

その夜は、なかなか眠れずにわくわくして修学旅行の前日のようになっていた。

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