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孤独を嫌う少年  作者:
2/11

知る

午前8時15分、学校の鐘が鳴り響く。

生徒達は、教室で待機しているものもいればあわてて階段を上がって来る者、騒いでいる者、自分の席に着いて寝ている者もいた。

いつもと変わらなかった。

いつもと違ったのは数分後に起きた。

午前8時20分、いつもは授業が始まる5分前の合図がなるはずだった。

『え、生徒の皆さんおはようございます。至急全生徒は体育館へ集まってください。』そのアナウンスに生徒は、ざわめいた。誰かが悪さをしたんじゃないかと話をするものもいれば眠そうにあくびをするものがいる。

体育館へ向かう生徒達。全生徒たちを早く座らせようと声を張り上げていた。やがて静かになり、教頭が校長を連れてきた。校長の後ろには警察が二人ほどいた。

校長は、険しい顔をしている。

また静かになった体育館がざわめいた。

『皆さんおはようございます。朝から悲しいお知らせをしなければなりません。3年△組の矢東健人くんが屋上から飛び降り亡くなりました。昨日の夕方から夜ごろに起きたことです。大変悲しい気持ちで信じられないことです。』校長の発言に生徒達は、驚いていた。

『矢東くんは、とても大人しく誰とでも優しく接してくれる生徒でした。矢東くんが安らかに眠れるよう送りましょう。黙祷をしたいと思います。生徒の皆さんもいいですね。では、黙祷。』校長は、声を張り上げ、皆目を閉じ見送った。


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