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雪折さんから、まさかのキラーパス返し!!
予想外でした・・・もしかしたら誤字があると思いますが
見てみて下さい。
「みうさん、俺と付き合って下さい」
みうさんは、口をパクパクして……。
「ご、ごめんなさい!!」
俺の耳に、ハッキリと聞こえた。
これほどハッキリと言葉が聞こえたのはたぶん初めてだろう。
「は、ははは、そ、そうだよな……。い、いきなり、こんなコト言って、気持ち悪いよな……うん、大丈夫。こういうのにはなれてるし……」
「え、えっと。その、べ、別に、一ノ瀬君が嫌い? とかそういう訳ではなくて…。え、えっと、えぇっとつまりその………」
「お兄ちゃん、ここに居たんだ? あっ!みうさんも一緒なんですね」
突然の妹の登場に、今まで現実逃避でもやろうかと思った自分が、一瞬で我に返った。
「お、おう! 沙織。どうした? おまえも今、帰りか?」
「うん。だから、お兄ちゃんと一緒に帰ろうかなって思って探してたの」
「そうか。俺もすぐ行くから、玄関で待っててくれ」
「分かった。お兄ちゃん早く来てね。みうさんもさよなら」
バイバイと元気よく去っていった沙織。
そして、再び立ちこめる気まずい雰囲気。
俺とみうさんは、しばらく会話ができず、沈黙が続いた。
「「あ、あの」」
やっと口を開くと、みうさんと同時だった。
「み、みうさんから」
「いえいえ、一ノ瀬くんから」
「そ、それじゃ……。えっと、その、あ、あのことは忘れてくれ」
「えっ?」
「いや、その雰囲気に流されたというか……。テンションに身を任せたというか。結果的には、迷惑かけちまったようだし」
また、沈黙が続いた。
しかし、先ほどと違いその沈黙は一瞬だった。
「別に、迷惑ではなかったです」
「へ? それって……」
「正直に言えば、うれしかったです。私にとって初めて告白されましたので、慣れてないといいますか。やっぱり、女の子の方がいい気持ちもあるんです」
「そうなんですか」
「な、なので、“友達”からということでよろしいでしょうか?」
友達、それは、恋人とはまた違うような気がする。
けど……俺は、
「はい、それで大丈夫です……」
「では、そういうことで……」
この時の、二人の顔は夕日の日差しの所為か、紅くなっていた
ちなみに、私はこのサイトを使って
小説を書くのは、初めてです。