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侯爵様の悪役令嬢(自称)  作者: 杉野みそら
第十一章

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主役のドレス!

ルシアは用意された部屋で夜会用のドレスに着替えていた。

「えっ?こ、このドレスを着るの??全然悪役令嬢っぽくないわ!」


 ルシアは鏡の前でくるりと一回転し、思わず頬を染めた。自分でも驚くほど美しい仕上がりになっていたからだ。


 身に纏っているのは、深い夜色ーーけれど黒ではない。

 月明かりを溶かしたような、柔らかなネイビーのイブニングドレスだった。


 ウエストはきゅっと引き締められ、そこから流れるスカートは軽やかに広がる。

 歩くたび、薄絹が重なった裾がさざ波のように揺れ、光を含んで静かに煌めいた。


 ご自慢の赤い髪は高い位置で結い上げられ、耳と首には瞳の色と合わせた控えめなゴールドが光っている。


 どこからどう見ても、『今夜の主役』だった。決して悪役令嬢などではない。


「当然です。お嬢様は今夜の主役なのですから」


 このドレスをあらかじめ用意していたフウカがため息混じりに言う。


「で、でもこんなドレス。今まで着たことないわよ……」


 私が着るっていえば、親戚のお下がりか、パジャマか、どうでもいいドレスばっかりで、「伯爵家のお嬢様なのだからきちんとしたドレスを着なさい」ってよく怒られていたっけ……


 侯爵様が屋敷に来る時でさえ、悪役令嬢っぽいって理由だけで体に全く似合ってない赤いドレスを着ていただけだし。(フウカに散々怒られたけど)


『あっ!えっ!はっ!?いや、これは違うんです。ちょっとドレスの裾が気になっちゃって……』

(ep.3 「なんてかっこいいの!?」より)


 私は初めて侯爵様の顔を見た時、そのあまりのかっこよさに目を奪われて狼狽えていたのよね……


「思い出したら恥ずかしくなってきた!ああああ穴があったら入りたい!」


「何をブツクサ言ってるんですか。さあお嬢様、侯爵様がお待ちかねですよ」


 フウカの声にハッと我にかえる。

 侯爵様……私のドレスを見て、どう思うかな?


実はルシア様は今までまともなドレスは着てなかったというね……婚約発表といい今さらって感じですね。

さて次回ルシアのドレス姿を見たエルドは何を思うのか!?


ここまで読んで頂きありがとうございました。

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