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侯爵様の悪役令嬢(自称)  作者: 杉野みそら
第十章

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侯爵様の居場所

川辺でいい雰囲気の二人。エルドの過去を聞いたルシアは……

「当時の私は、周囲から“次期侯爵”として扱われていた。失敗も、弱音も、許されなかった」


 だからこそーー


「何も求められない場所に、少しだけいられるのが、好きだったんだ」


 言い終えたあと、空気が重くなりかけた、その時。


「……じゃあ」


 ルシアが、くいっと身を乗り出す。


「今はどうなんですか?」


「今?」


「えっと、今侯爵様は隠れなくても安心できる場所はありますか?」


(だって侯爵様、今はもう平気そうだもの。"次期侯爵"から"侯爵"になったからかな?)


 その問いに、思わず視線が戻る。

 真っ直ぐな金色の瞳が、私を映していた。


「……さあ、どうだろうな」


 そう答えながら、私は少しだけ笑った。


「少なくとも、昔よりは……逃げ足は遅くなった」


「えっ、それってどういう意味??」


「捕まる相手が、厄介になったという意味だよ」


「???」


 首をかしげるルシアを見て、私は思う。


 ーーもう一人で隠れる必要は、ないのかもしれない。

 一人で居場所を探す必要もない。


 私の居場所はもう見つけたよ。


 ルシアはまだ首を傾げて私の方を見つめている。


「ルシア、おいで」


「……」


 私がそう言うと、意外にもルシアはぽすんと私の腕の中にすっぽりとおさまった。


(照れてみたり、謝罪してみたり、かと思えば大人しく従ってみたり。忙しいな……)


 腕の中のルシアと川辺をぼんやりと眺めた。水面に光が反射してキラキラと輝いていた。まるでルシアの瞳のように。


「綺麗ね、侯爵様!」


「ああ、とても綺麗だ」


 私の居場所、それは……


いい雰囲気〜!!このままいい雰囲気のままでいてくれ!!(懇願)

とか言いながら、今回の話、私はかなりお気に入りです。笑

やはり私は甘々が好きなんだなぁ。みつを。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


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