表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
侯爵様の悪役令嬢(自称)  作者: 杉野みそら
第八章 エルドの姉

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/115

姉上登場でハプニング発生

 屋敷の応接間に、凛とした空気が満ちていた。

 

 濃い藍色のドレスを纏った女性が、優雅にソファへ腰を下ろす。

 長い黒髪を一つにまとめ、鋭さを帯びた銀色の瞳で室内を見渡すその姿は、落ち着きと威厳を兼ね備えていた。


「……久しぶりね、エルド」


「ご無沙汰しています、グロリア」


 淡々としたエルドの声。

 そこには懐かしさも、感情の揺れもほとんど感じられない。


「相変わらずね。弟に会いに来たというのに、その態度」


「用件があると聞きましたので」


 エルドの姉一ーグロリア・グレイシアードは、わずかに肩をすくめた。


「相変わらず可愛げのない弟ねぇ。……まあいいわ」


 そう言ってグロリアが紅茶に手を伸ばした、その瞬間。


「えっ!?」


 机の下から瞳を輝かせたルシアがぬっと顔を出した。


「ルッ……」


 エルドが転びそうになり思わず声を出す。


「今日はやっかいな客人が来るから私の部屋にはこないでね」とエルドに優しく諭されたのにも関わらずルシアは来ていた。


(失敗した。そうだ、いくら優しく諭そうと相手はルシアだった……)


 そう気がついてエルドはガックリと肩を落とす。


「今、お名前は何とおっしゃいました!?」


 グロリアは最初こそ驚いたが、やがて優雅に紅茶を手に取ると顔色ひとつ変えずに言った。


「グロリアだけれど?」


 その瞬間、ルシアの表情がばあっと輝いた。


「グロリア……!!」


 次の瞬間一ー


「なんて悪役令嬢っぽい名前なんですの!!」


「……は?」


 応接間の空気が、ぴしっと凍りつく。


お嬢様はっちゃけすぎ!

次回、グロリアという名前だけで悪役令嬢認定された姉上はどういう反応をするのでしょうか?

そしてエルド……笑


最後まで読んで頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ