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侯爵様の悪役令嬢(自称)  作者: 杉野みそら
第七章 ルシアの過去

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ただそばにいてくれるのなら

 あの時の衝撃を、幼い頃の私はどう思ったのだろう。汚い大人の世界しか見てこなかった私に、その少女の純粋で突飛な言動はさぞかし眩しく映っただろう。


「侯爵様あそこを見てみて!!大きなカエルよ!」


(ああ……)


 目の前で川を覗き込んでいる今のルシアと、あの時の少女の姿が、ぴたりと重なる。


「侯爵様??」


 ルシアが不思議そうにこちらを見上げる。その姿に私はふっと微笑む。


「いや……昔のことを思い出していたんだ」


「昔?」


「……溺れかけた令嬢がいてね」


「えっ、それは大変!助かったの?」


「ああ。助かったよ。……随分と変わった子だった。溺れかけたというのに終始キョトンとしていて」


 ーー髪も瞳もキラキラ輝かせて……

 まるで今の君のようだった。


「わぁ無事でよかった!そんなことがあったんですね!侯爵様って昔からお優しいのね」


「……ああ」


 何も知らない顔で相槌を打つルシアを見て、胸の奥がじんわりと温かくなる。


(まさか、あの時の少女がーー)


 いや、今はまだいい。

 気付かなくてもいい。思い出さなくてもいい。


 ただこうして、ルシアがそばにいてくれるのなら。


すみませんちょっと短めでした!

思い出さなくていいんかい!さすが侯爵様大人!これが大人の余裕ってやつか!


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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