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カボチャが値上げ、怒りのシンデレラ (Pumpkin price hike. Cinderella gets angry.)  作者:
第六章

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73/132

Σ(゜д゜lll)  通っていいぞ

 同時刻、おしろうらもんに一台のトラックが到着していた。


 トラックのは「大量のカボチャ」だ。


ねんのために、色々と確認チェックさせてください。規則きそくですから」


 またカボチャか、と思いながらも兵士たちは、トラックの周囲しゅういらばる。


 運転手とは別に、荷台にだいに三人。「おしろで使うものなので」と、せっせとカボチャをぬのみがいていた。


 また、余興よきょうに使うらしい道具もんでいる。兵士たちが確認したところ、凶器きょうきなどはかくしていないようだ。


 本日の舞踏会ぶとうかいのために、外部の人間をやとったという話は聞いていないが、調理場ちょうりばからは「追加ついかのカボチャを早く!」と、せっつかれている。


 さっき大量のカボチャがとどいたはずなのに、それでもりないらしい。


「お客さんたちの中に、よっぽどの食いしんぼうがいるのかもな」


 それ以上はふかく考えずに、今度はトラックの屋根やねを確認する兵士たち。こちらも問題ない。


「通っていいぞ」


 トラックがおしろの中へと入っていく。


 この時、荷台にだいの三人――シンデレラの継母ままははと二人の姉――は凶悪きょうあくな笑みをかべていた。


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