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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「自作小説転載」四ノ五ノ人形 *本気で書いたんでグロホラー注意

作者: 夢読 〜夢を読み、記す者。〜

昔、別サイトに投稿したホラー小説です。

( ꒪Д꒪)( ꒪Д꒪)( ꒪Д꒪)( ꒪Д꒪)


ホラー専門のサイトだったんで

本気で書きましたw

(;゜∀゜)


自分で読んでも背筋凍るくらい

やばいんで夜中には読まないでね。

(´-ε-`;)



ねぇねぇ!四ノ五ノ人形って知ってる?


四ノ五ノ人形?何それ?


四ノ五ノ人形ってね、4つなのに5つなんだって。


え、どういうこと?


それがね、誰もわからないんだって!

その理由を知ると死んじゃうらしいから…!


ーーーーーーーーーーーーー


キーンコーンカーンコーン


学校のチャイムが鳴る。


起立!礼!着席!


お決まりが行われる。


みんなそれぞれのグループに固まる、

私の所にも親友が来た。


「朱美、オープン!何ぼけっとしてるのよ!」


朱美「オープンって呼ばないでよw

なんか気になってさ〜、なんたら人形。」


「四ノ五ノ人形でしょw

出会えば美人になれるって話よ!」


朱美「危なっかしいな〜w

でも苺なら会っちゃいそう〜w」


苺「ひっど〜い!そんな朱美には

頭ぐりぐりの刑だ〜!!」


朱美「痛い!痛いって!w」


そんな感じで2人はじゃれあった、

これからどんなことに遭遇するか知らないで…


まず2人のことを紹介しよう。




早隼朱美(ハヤバシアケミ)16♀

悩み事が多い控えめギャルの女子高生。

姉が行方不明になってから真面目をやめ、

ギャルに転職した。まだギャル初心者。




園草苺(ソノクサストロベリー)16♀

キラキラネームのベテランギャル。

ストロベリーという読み方のせいでぐれた。

みんなからは「いちご」と呼ばれている。




朱美たちも話していたが最近、

この高校ではとある噂が話題になっている。

「四ノ五ノ人形」

出会えば美人になれるお化け。

朱美のいるこのクラスにも最近広まった噂だ。


朱美「でも会ったらすぐ美人になれるなんて嘘嘘w

そんなことありえないしw

地道に化粧水とか塗んなきゃ!」


苺「おしゃれもね!」


2人「アハハハ!w」


楽しく2人が会話をしていると、

このクラスの担任が入って来た。


「はぁ?せんせー間違えたんじゃないの?」


「時間割ちゃんと見なよせんせーww」


担任「時間割変更がありました、

次の授業は自習です。」


それを聞いたこのクラスには歓声が沸いた、

6時間目がなくなってみんな大喜び!


担任「静かにしなさい!大事な話をします!」


それを聞いてもみんなはまだ騒いでいた、

私と苺もキャイキャイはしゃぎながら話す。


…が、その賑やかさも次の先生の一言で台無しになった。


担任「先日から休んでいる束谷美々花さんが、

行方不明になってしまったそうです。

捜索願も出ています。」


それを聞いたこのクラスは苺を中心に静まりかえった。

束谷美々花といったら…このクラスのリーダー、

無くてはならない人物ではないか!

しかも苺の親友だ…!


苺「え…?嘘…だよね…」


さっきまで元気に話していた苺が突然、その口を止めた。

真っ青に青ざめ、持っていた手鏡が手から離れて粉々に散る。


苺「ねぇせんせー、嘘でしょ?だって美々花、

昨夜は深夜まで私と電話してたのよ!?

お互い家の中で!!」


担任「残念だが、これは事実だ。

今朝から姿がないらしい。」


苺「ぅあ…ああああ!!!」


苺が急に大声で泣き出した、

私は苺の背中をさする。


朱美「苺、大丈夫、大丈夫…」


私は今までにない苺の姿を見て、

何をしていいかわからなかった。


ーーーーーーーーーーーーー


放課後、苺の周りにはギャルが集まっていた。

みんな慰めてくれたりジュースくれたり

面白いプリクラ見せてくれたり…苺は幸せ者だな。


色々された苺はしばらくして泣き止んだ。

ギャルたちで美々花ちゃんについて話す。


「苺大丈夫だって!

あいつのことだからすぐに見つかるっしょ!」


苺「うん…でも…」


朱美「何?」


苺「美々花さ、

昨日四ノ五ノ人形に会いたいとか言ってたんだよね…」


それを聞いた一同は騒然となった。

噂は本当なのか?美々花は死んだのか?と

不安そうにおしゃべりは加速した。


苺「美々花は死んでない!絶対に生きてるし!!」


「でもさぁ〜…」


「ねぇ〜…。」


それを聞いた苺はあることを決めた。


苺「いいよ、私が様子を見てくるわ!

四ノ五ノ人形なんて嘘に決まってる!」


「えぇ!?やめときなよ苺!」


苺「いや行くわ!美々花きっと

転んで動けないとかしてるのよ!」


「でも1人は危ないよ…」


「そうだ、朱美も行かせましょう!」


朱美「え!?」


「そうね、それなら安心だもん」


「ね〜♡(複数)」


朱美「え〜…」


朱美はギャルなりたての初心者で、

ギャルたちの間では下っぱである。

こんな風に強引なお願いをされるのもしばしばだ。


苺「なんか…ごめんね苺、

でもどうしても美々花を探しに行きたいんだ。」


普段は口の悪い苺からこんなお願いをされたら

朱美も断れない。


朱美「うん…大丈夫だよ、

美々花のこと絶対に見つけようね!」


苺「当たり前!絶対に見つけなさいよ?w」


朱美「あぁずるい!OKした瞬間に態度変えた!

ずーるーいー!w」


苺「ずるくてなんぼよ!アハハハ!w」


朱美「もぉ〜!w」


ーーーーーーーーーーーーー


後日、朱美は苺と苺が集めた四ノ五ノ人形に

興味のあるギャルや心霊オタクと一緒に、

四ノ五ノ人形が出ると言われる廃病院に来ていた。


オタク達は本気で調べにかかっているのか、

その廃病院の見取り図のコピーをみんなに配った。

ご丁寧なことに緊急脱出時のルートまで書き込んである。


この廃病院は3Fまであるので、

一同は3つのグループに分かれて探索することになった。

朱美と苺は一緒のグループで、1Fを調べる。


オタクリーダー「よし、それじゃあ玄関にある

非常用階段から侵入しよう。

何かあったら配ったホイッスルを吹いてくれ、いいな?」


オタクリーダーが先陣を切って玄関をピッキングで開け、非常階段から3Fに向かった。


朱美たちも廃病院に入って1Fを捜索する。


廃病院の中は暗く、ロウソクで雰囲気を盛り上げようというバカギャルグループもいたが、

朱美たちは真剣に探すため、懐中電灯で院内を照らした。


苺「美々花〜!どこにいるの〜?」


朱美「美々花ちゃ〜ん!いたら返事して〜!」


ギャル「美々花〜!かくれんぼは終わりにするよ〜!」


オタク「束谷!出て来いよ束谷!」


なるべく離れ離れにならないよう、

一同は固まって移動した。


古びた受付にたくさんのやぶれたソファー、

閉店済みの売店に空っぽの足湯まである。

ここまで立派な病院がなぜ潰れたのか?

朱美たちはその理由がまだわからないでいた。


オタク「ここ、俺の婆ちゃんが通院したことかるから

わかるんだけど、結構人気の病院だったぞ。

なんで心霊スポットになったんだろうな…?」


このオタクの言うとおりである。

この廃病院は元々人気の病院で、

症状がひどくなった場合の紹介も丁寧。

患者たちの溢れる素敵な病院だった。


だがある日突然、この病院は廃病院となった。

患者たちはバラバラになり、

看護師もバラバラになってそれぞれの場所で働いた。

院長はこれを機に医者を辞めたらしい。


ギャル「やけに詳しいね…w」


オタク「だってオタクだもん、詳しくて当然!」


苺「あ〜ハイハイすごいデスね〜。」


オタク「何だよその言い方…w」


朱美「うふふふw ………ん?」


苺「どうしたの朱美?」


朱美「なんでもない、早く美々花ちゃん探し出そう。」


ーーーーーーーーーーーーー


しばらくそこの廃病院を捜索したが、進展は未だにない。


オタク「なんもないな…」


ギャル「次で最後ね、玄関あたりを探して見ましょう。」


苺「美々花…一体どこ行っちゃったの?」


朱美「まだ可能性はあるよ、頑張って探そう。」


一同は玄関あたりを捜索し始めた、主に事務室。


オタク「束谷ー!束谷ー!!」


ギャル「いいかげん出て来なよ〜!」


苺「お願い!いたら返事して!美々花ー!!」


朱美「これだけ探してもいないなんて…

この廃病院にはいないのかな…

………え?まただ…!」


朱美はおかしな耳鳴りを感じていた。

どこからかおかしな空気が流れているような…


朱美「こっちの方かな…?」


苺「どうしたの朱美?そっちは階段」


階段近くが1番耳鳴りが酷い。

朱美辺りを探していると、あるものを見つけた。

階段のある隣の壁の角が少しめくれている。

朱美はそこを摘まんで引っ張ってみた。すると、


(ペリペリペリ…ビッ!)


苺「あ!」


ギャル「え?」


オタク「…隠し扉か。」


壁紙をめくり切ると、キイーン!というひどい音の後、

耳鳴りは完全に消えた。

壁紙のないここの壁には扉があった、

扉の上から壁紙が貼られていたのだ。


オタク「そんなところがあったのか…

この位なら蹴破れる!」


(ガンッ!!…メリッ)


オタクが扉を壊して取り外すと、

そこに新しい廊下が出現した。

ギャルは笛を吹いた、みんなを呼び出す。

みんな階段から駆け降りて来た。


オタクリーダー「どした?…うおっ!?」


ギャル2「すげー!隠し通路だ!しかも広っw」


ギャル「そそ、結構広いからみんなで探そ!」


オタクリーダー「まぁ3Fも2Fもなんも

見つからなかったし…ここを手分けして探すか!」


一同「おー!!」


朱美たちは隠し通路に入って行った。

だが、入っていった影は1つ多かったことを、

朱美たちはまだ知らない…


?「ウェ…ウェヒヒ…」


ーーーーーーーーーーーーー


隠し通路の中はかなり広く、部屋もたくさんあった。

隠し通路自体には赤々とした汚れがたくさんついている。

手術室もあったし、倉庫もある。

だが圧倒的に多かったのは

「展示室」という部屋だった。

その部屋にはたくさんのホルマリン漬けがある。

人体の物がほとんどだ。


オタク2「うえぇ…」


オタク「ほら、紙袋。」


オタク2(オロロロロ…)


ギャル2「ちょーウケるんですけどw(カシャカシャ)


ギャル「グロいの好きだね…w よく写真とれるわな。」


苺「美々花〜!どこにいるの〜!?」


朱美「美々花ちゃ〜ん!!」


?「ぅう…?」


朱美「!?っ、美々花ちゃん!?」


?「んんーー!!!(ゴン!ゴン!)」


朱美は声のする方に行ってみると、

そこは展示室の内の1つだった。

奥の方から音がする。


苺「どうしたの朱…あっ!!」


2人は声のする方に近づくと、

そこにはホルマリン漬け用の

空のガラスケースに入った美々花の姿があった。


美々花「た……けて……!(ゴン!ゴン!)」


内側から必死にガラスケースを叩いて助けを求めている。


苺「美々花!無事でよかった!本当に!!今助けるよ!!」


朱美「でもどうやって助けよう!?」


美々花を見つけた嬉しさと驚きで

半分パニックになっていると、

オタクのリーダーが乗り込んで来た!


オタクリーダー「どけっ!!」


オタクのリーダーは持っていた医療用のカナヅチを

思いっきり振りかぶってガラスケースに

大きなひび割れを作った!


そこからは手分けして中にいる

美々花を傷つけないようにガラスを取り、

大きな穴を開けた。

号泣して苺に泣きつく。


美々花「いぢごー!!!怖がっだよー!!!」


苺「よかった…本当に無事でよかった…!」


オタクリーダー「傷だらけだな…

四ノ五ノ人形は諦めて、一旦ここを出てまともな病院に」


オタク2「ぎゃああああああぁ!!!(ザシュッ!!)」


?「ひゃ〜ははは!!!!!

(ザシュザシュザシュザシュ……ゴトッ)」


美々花「ひっ!?」


朱美「しかも今の悲鳴(オタク2)のじゃない!?」


オタクリーダー「やべ、なんか来る…一旦隠れるぞ!」


オタクのリーダーは丁度良さそうな木箱を見つけると、

そこに女子2人をとっさに押し込んだ!


苺「うあっ!?」


朱美(えぇっと私は…

あった!気味が悪いけど仕方ない!)


朱美はホルマリン入りの電灯のついていない

大きなガラスケースの背後に隠れた。


オタクリーダー「おいぃ!?そこでいいのか!?」


朱美「いいっ!!」


朱美はオタクのリーダーをおもいっきり押して

木箱に突っ込むと、蓋をしてその上から

近くにあったもう一つの木箱でカモフラージュした。

作業が終わると、朱美はもう一度先程の場所に隠れる。


朱美は最低限息を殺した、

自らの鼓動に沈まれと命令する。


朱美(………。)


朱美がいる場所からは、

ホルマリン漬けや資材の隙間からこの部屋全体が見える。

もちろんこの部屋の出入口もだ。


しばらく気配を消していると、

こんな音が聞こえてくる。


ピチャ……ピチャ……


朱美(!!!!)


朱美は泣きそうだった。何故なら、

それは足音だったからだ。

出入口には赤い服…いや血で染まった白衣だ。

それを来た男性がメスと生首を持って部屋に入ってくる。


朱美((オタク2)!?…生首に!?)


朱美の心拍数はますます早くなった、

今では息を落ち着かせるのに精一杯だ。


朱美「っはぁ…はぁ…」


もぅダメかと思ったその時、


(ゴッ!!………)


木箱の中から大きな鈍い音がした。

誰かがぶつかってしまったのだろうか?


流石にこれにはあの化け物も反応した。


?「………

びゃああああああああああ!!!!!」


朱美(!!!!)


狂ったように走りだし、木箱に体当たりした!


(ゴッ!!!!)


体当たりを受けた木箱は壁に激突して少しヒビか入った。

木箱の中は以外とキツい、

打撃なんて受けたら相当なダメージが起きる…


たくさん体当たりを木箱に喰らわせボロボロにした後、

カモフラージュの木箱を投げ飛ばすと、

木箱の蓋に手をかけた。


?「きぇああああああああ!!!!!」


朱美(や、やめてよ!!)


朱美はとっさに化け物の直線上の位置から隠れていた

ホルマリン入りのガラスケースに体当たりした!

火事場の馬鹿力か、

ガラスケースは見事化け物に向かって倒れて行った。


(ゴキッ)


醜い音を立てて化け物は潰れた。

朱美はそんな音など気にもせず、

木箱の側面を引っぺがした。


中から血だらけになった3人が出てくる。

苺は頭から血を流して気を失っている…


オタクリーダー「痛て…よくがんばったな、ありがとう。」


美々花「苺が…私のせいで…!」


オタクリーダー「園草は俺がおぶって行く!

今は脱出することだけ考えよう。

走れ!!」


オタクのリーダーは苺をおぶると、3人で脱出を測った!

とにかく走る、走る走る走る!

道中、首のないギャルたちやオタクたちの死体があったが、

今頭には脱出することしか頭にない。

やっとの思いで不気味な通路の出入口が見えてきた。


オタクリーダー「ラストスパートだ!走れ!」


美々花「あっ…!(ドタッ!)」


朱美「美々花ちゃん!?」


美々花は死体の内の1つに足をとられ、

大胆に転んでしまった。

朱美は美々花を起こしにかかった。


オタクリーダー「なっ!?しまった!!」


朱美の背後には血だらけになった

あの化け物が追いついていた。

狂いに狂って高笑いしながらメスで朱美を斬りつけ、

胸を一突きにした…!


?「ひはー!!!ハハハァ!!!」


美々花「いやー!!朱美ちゃーん!!!」


オタクリーダー「チッ…!今は逃げるぞ!」


オタクのリーダーは美々花の手を無理矢理引っ張り、

廃病院の玄関から脱出した。


ーーーーーーーーーーーーー


オタクリーダーたちが逃げた後、

片腕だけになったものの、何故かまだ朱美は生きていた。


片腕だけになったことによる激痛と出血で

意識がもうろうとしている…


別の死体をふと見ると、

死体の頭をを貪り食う化け物の姿があった。


?「ヒヒィ…ハハハ…新しいパーツが手に入ったぞ…!

髪の毛も美味い…!」


それを見た朱美に、とある感情が宿った。




殺意…




朱美は胸ポケットのスマートフォンに刺さったメスを

抜くと、片腕のみで男の腰をついた…!


(ドスッ!)


肉を裂く感覚と骨を付く感触が朱美の片腕に響く。

なんと、この怪物は幽霊なんかではなかったのだ…!


?「ぎゃああああああ!?!?」


朱美「スマホはギャルの命だァ…

他の命の分も償ってもらうよ!!」


?「ぎゃおおおおおおお!!!!」


その男性は奇声を上げながら通路の奥に逃げて行った。


朱美「は…ははは…(ドサッ…)」


朱美はその場で力尽きた…


ーーーーーーーーーーーーー


朱美「………」


動けなくなったものの、朱美にはまだ意識があった。

だが意識と体は完全に切り離され、

これ以上の行動は不可能だ。


朱美(あぁ…私…ここで死ぬんだ…)


朱美に走馬灯が走りかけそうになると、

朱美の前に突如何かが現れた。


朱美(なんだ…これ…?)


片方はまさに化け物だった、

手足や目などのパーツが人の4倍ある化け物。

その横にはつぎはぎだらけの美人がいる。


だが、朱美の意識に恐怖というものは生まれなかった。

思考が止まり、今にも死にそうだ…


?「ワレハ…シノゴノ…ニンギョウト…ヨバレシ…モノ…」


?「ワレハザンガイ…ニンギョウノザイリョウ…キ

ミハニンゲン…マダイキル…」


朱美(四ノ五ノ人形が…2つ?)


すると、美人の方は朱美の片腕を、

化け物方は朱美を8つの腕で抱き上げた。

ご丁寧に大量のガーゼで傷口を塞いでくれている。


朱美は手術室に連れて行かれた。

不思議なことに最初来た時とは全く違った。

汚れやサビだらけだった手術室は超ピカピカで、

あらゆる機材に電気が通っていた。


朱美は手術室のベットに寝かせられると、薬を打たれた。

薬の効果なのか、朱美は睡魔によって

眠りへといざなわれる…


朱美が眠る直前、化け物の4つある口の一つが

最後にこう言った。


四ノ五ノ人形「イキルベキ…マダイキテ…


アケ…ミ…」


ーーーーーーーーーーーーー


朱美「………ぅ」


苺「朱美!朱美!!」


美々花「朱美ちゃん!起きたのね!!

あぁ、よかった…!」


気がつくと、朱美は知らない場所で包帯だらけの苺と

絆創膏だらけ美々花の2人に抱きしめられていた。


周りを見渡すと、そこは病室だと考えられる。

窓の外では太陽が輝いている…


朱美「眩し…えっ!?」


朱美は無意識に太陽を手で隠したが、その手に驚いた。

朱美の曖昧な記憶によると、朱美の片腕は

狂った男によって切り落とされたはずだが…


朱美が不思議がっていると、美々花が説明してくれた。


美々花「朱美ちゃん、あの廃病院の奥の通路にある

手術室で寝ていたらしいよ。

腕には手術の痕跡があって、

医者によれば完璧だったって…」


苺「誰かがあそこで手術したとしか考えられないな…

今こんだけ回復してるんだし。」


美々花「ねー。」


朱美「あ、あのさ、今何日…?」


苺「あの日から1週間は立っているよ、

警察も動いたって。」


美々花「あ!これだ!ほらほらこれ!」


そう言って、美々花は見ていたテレビを朱美に向けた。


ーーーーーーーーーーーーー


美々花の見つけたテレビのニュースによると、

あの狂った男の正体はあの廃病院の院長だった。

あの廃病院が潰れたのは院長の手によって

患者たちが殺され、行方不明になっていたから。


あの院長は廃病院に入ってきた者を殺しては

その首を切り落とし、食していたという。


残ったパーツは「人形」として別々の人物の部位を

くっつけて1つの人の形にしては

ホルマリン漬けにしていたという。


ーーーーーーーーーーーーー


苺「いや〜しかし四ノ五ノ人形は

あいつが流した嘘だったのかぁ〜」


美々花「超迷惑だよね!死にかけたわ!!」


苺「やっぱ綺麗になるには地道に努力っしょ!」


2人「ね〜♡」


朱美「ね、ね〜…」


だが朱美だけは四ノ五ノ人形はいると確信していた。

それと同時に2つの感情が湧いた。


1つは感謝。四ノ五ノ人形が手術してくれたのだと思い、命を助けてくれたことを嬉しく思っている。


もう1つは…悲しみ。

実は四ノ五ノ人形の内、

片方の人形にとある確信を抱いていた。




四ノ五ノ人形には




自分の大切な人が混ざっていると…

いかがでしたか?

(〃艸〃)ムフッ


別サイトについてた

BGMとか効果音とかは一切ないけど

怖がってくれましたかねぇ?

(-m-)ぷぷっ


冷や汗出ろ出ろ♡

p(´∇`)q


…すんませんw

(;OдO)

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― 新着の感想 ―
[一言] 想像以上に恐かったです。 ここの院長は人間なんて食べて、気でも触れちゃっているのでしょうか。 触り三百、触らぬ神にたたりなしです(-_-;)
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