表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/51

迅重と汜水関~開戦の狼煙~


 迅重達のいる汜水関の眼前には孫、曹、袁、公、馬、劉、袁・・・他にも牙門旗が上っていたが特に警戒すべき者達の牙門旗が上がっている事に迅重は後ろにいる霞を見ると


 「向こうは大陸全土から集まった有志の集まり途轍もない数だが・・・霞、向こうがどう動くか予想できるか?」


 「そう言われてもなぁ・・華雄は・・聞いてもしゃぁないな」


 「なんだと!私を馬鹿にするな!」


 「じゃあ、どないにして動く気や?」


 「そんなもの姑息な策を弄するのなら正面から打ち破ればいいだけの事だ!」


 そう自信満々に言い放つ華雄を目の前にして迅重と霞は溜め息を吐く。


 「な、何故溜め息を吐かれねばならんのだ!?」


 「いやな・・・姑息とか言ってるけど、その策で大局が覆されかねない物も存在するわけだからな?武人の誇りも大事なのは解るが、俺達の優先事項は月を護る事に他ならない。安い挑発に乗る事は絶対にあってはならない。汜水関を抜かれればそれだけで士気に関わる上に戦況は悪くなる。武人としてではなく董卓軍の1人の将として自身の私情で動いてはいけない事は分かっているだろう?」


 城壁の上で三人は顔を合わせて話し合いをしている。その中でただの集まりに過ぎない烏合の衆に負ける事等ないと信じている華雄に迅重がくぎを刺す。


 ――――――――――――――――――――――


 「冥琳、相手が中々出て来ないわね?」


 「籠城戦なのだから当たり前だ。それに向こうの旗は華、張、鐵の牙門旗・・・武人としての誇りを第一とする華雄という足枷を持ちながらどう動くのか見物だな。」


 「冥琳、私あの迅重って男が気になるんだけど・・・」


 「駄目に決まっているだろ?孫呉の王が前線に出てどうする?」


 「ぶぅぶぅ!」


 「不貞腐れてもしょうがないだろ?」


 実際につまらないから仕方ないじゃない。それにしてもあの天幕の中で見せた動き・・・あの男鐵迅重となら楽しい戦いだ出来そうな予感なんだけど・・・


 ――――――――――――――――――――――


 「華琳様、先程の失態申し訳ありませんでした!」


 「春蘭、気にしなくてもいいわ。今私はとても気分がいいの。」


 「華琳様・・まさかとは思いますが・・」


 「あの男、鐵迅重と言ったかしら?それに神速の張文遠・・・あの軍で欲しいのはその二人・・・春蘭、秋蘭!この戦の中で貴女達の力で捕らえてきなさい。」


 「「ハッ!華琳様の為に必ずや両名を捕らえて見せます!」」


 フフフ待っていなさい、鐵迅重。貴方はこのわたし覇王曹操が手に入れて見せるわ。


 ――――――――――――――――――――――


 「ご主人様、あの人がご主人様が探していた人なの?」


 「あぁ、俺と同じ世界の出身で同じ学校に通っていた親友なんだが・・・強さで言えば今の愛紗には悪いけど愛紗以上だと俺は思ってる。」


 「あわわわ!愛紗さん以上の武の持ち主なんですか!?」


 「確かに一刀さんの言う通りの実力なのは実際に一手だけでしたが痛感いたしました。」


 俺達は天幕の一件から自陣に戻り先程の事を思い出していた。


 「それに・・・アイツまだ本気を出していなかったみたいだ。完全に様子見で単独で潜入して来たみたいだし・・・敵になると途轍もなく厄介になるなんて・・・」


 「そこまでの人なんですか?」


 「古武術・・剣術とかの他にも拳法、気功法、カポエラ、テコンドーetc.って感じで頭も凄い切れる奴なんだ。」


 一刀の言葉に一同は絶句する。


 迅重、お前が何を考えているのか分からないが俺は俺の信じてくれる子達の為にも


 ――――――――――――――――――――――


 「じゃ、俺は兵士の様子を見てくるから霞達は相手の監視を頼むな?」


 「監視なんて楽すぎて寝ててもやれるわ。」


 「張遼よ、実際に寝たら駄目だぞ?」


 「・・・とにかく頼んだぞ?」


 不安感が途轍もないが兵士の士気向上のためにも兵士の状態を確認しに城壁の上から降りて行く。


 ――――――――――――――――――――――


 「隊長、どうしたんですか?」


 「なに、お前達の調子を確認しに来たのと敵に見せる為の新兵器の動作確認を・・・な?」


 「あの光る爆弾ですか?隊長は確かスタン・グレネードって言ってましたが・・・」


 「正確には相手を一時的に動きを封じる為の鎮圧用の物で殺傷力は皆無の物で撤退する時や建物内での戦闘の時に重宝する物だ。それと油を詰めた徳利は用意できたか?」


 「はい。言われたとおりにこの木箱に詰めれるだけ詰めてありますが・・・」


 「火炎瓶ならぬ火炎徳利・・・これは火を点けて相手付近に投げつける事により相手に当たっても地面に落ちたとしても中の油に引火して瞬く間に火の手が上がる。これも相手の行動制限に使える物だがこれは殺傷力がある物だ。」


 「隊長って結構えげつない武器を知っているんですね。」


 「戦とはいかに効率よく戦い相手の嫌がる事で敵には最大の損害を味方には最大の利益をってな?」


 迅重の言葉に兵士たちは何か思う所があるのか言葉が出て来なかった。


 「お前達がどう思おうとも関係ない。俺がやるように指示を出したんだからな」


 「ッ!隊長・・・何故そこまで自身を悪く見せようとするのですか?」


 「副隊長の気の所為だろ?それに「迅重!華雄の馬鹿が先走って出てしもうた!」・・・話をしている場合の雰囲気でもなくなってきたようだからな・・・。」


 迅重の溜め息を吐きたくなるような仕草を見て副隊長は追及をこれ以上しても仕方ないと頭を切り替える。


 「・・・霞は撤退準備を!お前達は俺と共に華雄隊の救出と撤退の援護だ!いくら俺達が強かろうとも不測の事態と言うのは必ずある・・気を引き締めて挑め!!!!」


 「「「「オオオォォォォォォ!!!!」」」」


 「開門せよ!今より黒龍隊は華雄隊の援護と撤退の手助けに行く!|(華雄、死ぬんじゃないぞ?俺はまだお前に借りを返していないんだからな!)」


 かくして迅重とその直轄の黒龍隊は敵の策に乗せられて飛び出した華雄隊の救出に向かうのであった。


ここらでアンケートなのですが劉備軍から引き抜いて欲しい人はいますか?投票制でアンケートを取ろうと思います。


 関羽


 張飛


 趙雲


 馬超


 黄忠


 諸葛亮


 鳳統


 厳顔


 魏延


 馬岱


 劉備は除外し、投票数の多い三名を迅重に引き抜かせるつもりです。投票の締め切りは8/31までとさせていただきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ