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自殺できるってことは人間の長所の一部

作者: 清水 波衣
掲載日:2012/06/17

 以下、ちょっと鬱な話。苦手な方はご注意。気分を害する方も、もしかしたらおられるかもしれません。それでもよいと言う方はどうぞ。


 ちゃんと断ったんだからね。何か不都合があっても作者のせいにしないでよね。





 自殺ってものは本人からすると意外と大したものでもない。


 よく考えてみれば、というかよく考えなくても当たり前のことだ。自殺するってことは諦めることであり、本当に辛いのは本人よりも残される人たちであると思う(そういう人がいない人は別かもしれないが)。


 つい先日のことだ。睡眠薬を多量に飲んで、丸一日昏睡した。その日は予定もがあったが、その程度では思いとどまらなかった。しかし、結局は睡眠薬の量が足りなくて死ねなかった。今考えてみると、実際には死ぬ気はなかったのかもしれない。自分でもよく分からないが。


 目を覚ました後に言われたのだ。お前が死んだらあとを追うと。私は幸福者だ。しかし、実はそう言ってくれる人がいるのも知っていた。それでもダメなのだ。たとえ愛する者、やらなければならないことがあろうと、最終的にその行動を決めるのは本人の意志でしかないからだ。そしてその意志というのは、その時点での精神状態と健康状態で決まる。誰に何を言われても酒、煙草、薬がやめられないのと同じ理由だと思う。私の場合は自傷行為がなかなかやめられなかった。


 私は酷い奴だ。そういう自負がある。私は自殺を否定しない。というより、できない。しかし、おすすめはしない。その理由は是非自分で考えてみてほしい。生きたことがある者なら、そう難しい話でもないはずだ。


 死語の世界を見てみたい、という人もいるのだろうか。私は実際に死んだわけではないから、どんなものかは分からない。しかし、私の意見を言わせてもらうと、そんなものはないと思う。そこにあるのは無だ。死んだら楽になれると聞く。それは楽になれるだろうさ。何もないんだから。しかし、今生きている以上っていうことは絶対にない。極楽浄土や守護霊なんて人が生み出した幻想だ。死ぬなら今に満足してから死ね。今以上を望むなら死ぬな。今以上はこの世で叶えろ。


 ここまでつらつら書き連ねてみたが、ここまでのことは一部人間の長所でもあると思う。最終的な行動決定が自分の意志によるってことは、人間は最終的には自由だってこと。死後が無ってことは、死んでも今以下ってことはないってことだ(もちろん本人自身のみの話だが)。そう考えると気楽だ。


 私は自殺を否定しない。しかし推奨はしないから、これだけは言わせてもらおう。死んだら後悔さえできないぞ。


 とりあえず私は、この文章を投稿してみようか。根拠はないが、これを投稿できる私はそう簡単に死んだりしないだろう。




 賛否両論、あるだろうね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 自殺未遂は体験してみないとわかりません。筆者さんと同じく試みてみて三途の川も何も見えなかった。もし筆者さんが成功してしまえばこの投げ掛けられた作品には触れられなかった。こうしてこの短くズサ…
2015/11/27 06:45 退会済み
管理
[一言] 失礼いたします、 「死ねば、二度と後悔できない」 ―――確かに、その通りですね。 ですが、私は後悔したくもありません(笑); 嫌な人生なんて思い出したくもありませんから;; 最後に…
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