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支援者11
青い師匠は、よっこらせと緑のマントを脱ぐと、裏返して、また羽織った。
あっという間だった。
そこにいるのは、黒いマントの死神。
「ん?
これには気づいていなかったのかな?
ははは」
師匠は愉快そうに笑う。
それから、深々とため息をついた。
「長かった……。
わたしがこの時をどんなに待っていたか、おまえは、知らないだろう?
やっとここまで来たんだ。
もう少しだから、最後までつき合ってもらうよ。
無邪気な、世間知らずの、わたしのかわいいバッタちゃん」
死神は、走り出そうとしたヒカリを簡単につかまえた。
必死にもがくヒカリのみぞおちに、死神のこぶしが突き刺さった。
ヒカリの視界は暗くなった。




