第3話 悪鬼と血族
ブラッドデイズのシンボルマークを着ける信、ビンゴ。
ブラッドデイズのシンボルマークは拳銃の2丁が十字にかかれたマーク。
信は襟に着ける、ビンゴは帽子に着ける。
「さて、遭遇戦になるな」
スマホのマップ画面に映るマーク、数は20、後方から更に20。
「忌々しい太陽も沈んだし」
「やっぱり吸血鬼ってわかるわ」
『対戦相手は悪道悪鬼、戦績はブラッドデイズと0戦』
遭遇戦のフィールドが展開、他の人々は外にでる、内の悪道悪鬼とブラッドデイズ位。
「真っ直ぐに来るわ」
銃を取り出し、向かってくる側に発砲。
横に走りながら射撃、相手からフルオートの射撃。
被弾は月光再生に無力化。
「死ねェ!」
フルオートの先頭車両、上空から落下と先頭車両を貫いた刀、爺の分身が現れた。
「死んどけ!」
爺の不死性は変わらない、ダメージも無視した行動を取る。
「屋内に入る」
この先に走る二人、この爺が獅子奮迅。
「来るのが遅い」
「僕だって特区から全力疾走だよ、渡辺は武器を持つから遅れるし」
「返り討ちにするわよ」
「後、煌から兵隊を借りた、10人位の平民」
「夜間だしね、煌に謝礼がいるわね」
爺の本体が上空から落下、真下の車両を潰す、悪道悪鬼はフルオート中。
夜間強化の力、無制限の再生の力、怪力、使い魔、魅眼、他の力に爺の雄叫び、僕は雄叫び、答える借りた兵隊達の雄叫び、この形に車両の真横を貫いた大型機関砲弾。
「ナイスショット渡辺」
ブラッドデイズと悪道悪鬼の交戦中に人間じゃない集団と人間の集団が激突。
単純明快な筋力が違う、吸血鬼達の持つ怪力は人間の力を超過した一種の災害。
「ダネルの20㎜か、やるわね」
戦闘家の力、この信の召喚した魅了剣を解放、魅了爆発結界が魅了状態に落とす。
「同士討ち!」
思念会話に命令、同士討ちが始まる。
吸血鬼の力、この信の血族は最大値を示す怪力を誇る、また夜間の強化が爆発的で、再生能力に半神に匹敵し、煌の血族は最大値を示す使い魔と変化。
悪道悪鬼の全滅。
『対戦相手の悪道悪鬼全滅、ブラッドデイズは一戦一勝』
雄叫びの連鎖、この信は血族を代表し、煌に礼を言う。
「いいんです。信さんの血族は怪力、夜間の強化、再生が最大値ですか、私の血族は使い魔と変化です」
「家は所謂のバトルマニアなんだ」
夜間の強化が爆発的な血族、この為に吸血鬼社会でも異彩を放つ、日中の弱体化が激しく、夜間と別人。
また月光に腹一杯になる為に月光浴が主体、この為に吸血鬼の王3名と候補1名の血族。
また渡辺は血族の家族、一族に血を与え、混血から転化した貴族にする。
振興血族は地球上の吸血鬼社会にニュース速報、王3名と候補1名、貴族階級が100名と少し。
バトルマニアの血族、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインに乱入、闘争を開始する。
「家はこんな感じ、血気盛んなんだ」
「ああ。なんと言うかシンプルですね」
「単純明快に一つ、力だ」
非常に好戦的、戦闘至上主義、善くも悪くも流離いの元魔王の血族。
「始祖から王が生まれ、王から貴族が生まれ、貴族から騎士が生まれ、騎士から兵士が生まれ、兵士から平民が生まれ、平民から童貞と処女は平民、非童貞と非処女はグール」
「なるほど、凄い階級の仕組みです」
「なんだが、家は血気盛ん、戦闘至上主義、戦闘家、善くも悪くもバトルマニア」
非常に原始的な血族、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインに乱入する毎回。
「無意識に魔力を操る、家は善くも悪くも魔法階級だからな」
「魔法ですか?」
「うん、家は魔法、主に戦闘に使う」
「私の血族は呪法です。一部が使う位ですが」
「なんとも平和的な血族だな」
異世界系の血族の仕組み、最大値の力、固有の魔力と魔法、この煌と友達になった始祖が始めた血族。
ブラッドデイズは一戦一勝、この貴族階級が気に入った側に血を与え、騎士階級にする。
ネズミ式に増える、この為に特区の1角を占める戦闘至上主義の血族が築かれた。
「あんまり増やすな、人員制限付きだ」
信の血族は夜間の強化が爆発的な代わりに太陽の下は大幅に弱体化、煌の血族がびっくりした位の変貌、日中は穏健派に属した。
王3名と候補1名、貴族階級が100名と少し、騎士階級が200と少し、兵士階級が400と少し、平民階級が500と少し。
極端なバトルマニア揃い、また転化する力が非常に強い。
「家の血族ってどうしても善悪に言えない、善くも悪くも勇者、善くも悪くも英雄、こうなる」
「勇ましいです。古い戦士みたいです」
ブラッドデイズの下につく血族、このヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの最大規模となる悪道悪鬼、この関東方面に数万単位に活動する。
「ギルドに所属した側はギルドに戦うのか、なんとも困った事だ」
信の自宅は賃貸型のアパート、階級が上がると理解された逆に暮らしやすい自宅。
ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの最大の点は遭遇戦、ギルド規模の様々と接触した縄張りを持つのがギルド。
信とビンゴのブラッドデイズは夜戦主体、このヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインのテーマに沿うトーナメント戦。
ブラッドデイズは東京都特区に縄張りを持つ少数精鋭主義のギルド、規格外が揃っており、大会のダークホース。
「で、信さん、大会のギルド規模に戦うとは言うけど、ブラッドデイズは特区に暮らす一部と東京都に暮らす2名じゃない、戦闘至上主義かもしれないけど、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインに乱入するの?」
「厳密には渡辺の血族ではあるが、戦力は投入する」
この投入、車、バイクに活動する吸血鬼集団、血より戦闘が好きという変り者。
対戦相手のマッチング、このラップの音。
『ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの主催者のキティです。これよりギルド戦を開始します。第一回戦はギルド悪道悪鬼、ギルドブラッドデイズ』
フィールドが展開、信は太陽が沈んだ天体を理解、召喚を使う。
血族を喚ぶ、この大規模な血族となる。
「久しぶり元気だった?」
三千世界を旅する吸血鬼の始祖の信、遥か昔から魔性国家を建国しまくり、血族は多い。
「ギルドブラッドデイズのギルド戦に強制参加だよ」
雄叫びの嵐、悪道悪鬼のギルドメンバー達が聞いた人外の声。
王階級は指揮を取る、この王階級の不満、貴族階級は現場指揮、騎士階級は兵士階級の指揮、平民階級は民兵を結成し遊撃。
信の血族は数百万名、約1000万名に近い。
「久しぶりにお祭りだ!」
雄叫び、右足を打ち付ける震脚、武具を鳴らす儀礼、使い魔を喚ぶ。
増える使い魔の群れ。
「よ~し悪道悪鬼をやっちまえ!」
最大規模の血族と使い魔を構成、関東一帯の方面に散開。
「ブラッドデイズも進むか」
始祖固有の血族召喚、また血族は使い魔召喚を持つ為に更に巨大化する。
交戦とはいうが、圧倒的な力に圧倒的な規模を真正面から打ち付ける戦い方は単純明快に一つを意味した。
通常は悪道悪鬼は数万単位に活動する関東一帯の最大ギルド、縄張りは幾つかの中小に別れるも、悪道悪鬼を上回るギルドは確認されない最大派閥だから圧倒的に有利に戦えた。
だが1000万近い吸血鬼集団、また数十億の使い魔集団が襲ってきた悪道悪鬼の悪夢。
『ギルド悪道悪鬼の提案、ギルドマスター同士にケリをつけよう』
「だめだめ、悪道悪鬼は全滅するの、今日中ね」
交戦ルールに核の使用が大前提の超弩級規模、また再生、夜間の強化、怪力、魔法という専門家が困るレベル。
戦闘至上主義の血族特有の殺到する吸血鬼の群れ、戦闘レベルに軍が対応できない血族と使い魔は、最早に三千世界を移動する災害。
「悪道悪鬼は今日中に全滅、これが信の決定だ」
身長の低い童顔セクシー系という分類学に、ビンゴはチートを理解、この為に始祖固有の血族召喚は王の集いと呼ばれた。
完全無欠に飲み込まれた悪道悪鬼は、交戦ルールの限界に有料サービスを漁る。
悪道悪鬼は有料サービスにギルドメンバー全員の身代わりを買う、この一戦に全滅した悪道悪鬼はギルド戦の場外にでる。
『勝者ブラッドデイズ』
祝いと帰還、この規模の血族社会の為に特区の煌や、呪法を操る様々は呆れた。
『ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの主催者のキティから、全プレイヤーに贈り物』
この与えられた力。
信は与えられた力がわかる、フレンドリストとメール。
「フレンドリスト機能」
「私は重力操作」
「おー、重力系」
「なんでフレンドリスト?」
血族召喚、フレンドリストに登録、メールのやり取り、この為に始祖の信からメールが送られた。
チート級の血族社会、使い魔集団、信が始祖の為に非常に単純明快な組織、戦闘至上主義のバトルマニア揃い、ビンゴは呆れた位に三度飯よりバトルが大好きという命知らず。
「悪道悪鬼のギルドマークだ」
「全滅しなかったんだ」
規格外の力を誇る始祖の信、この吸血鬼社会の最大の武闘派、根っからのバトルマニアが揃い、人間と吸血鬼の特区の定めと人間社会に基本的に敵意は持たない、人間と共存共栄する政治路線。
渡辺は警視庁を経由した日本政府内に説明、この為に吸血鬼社会の異例な異例、この始祖の信、このおんぼろアパートに独り暮らしという、若い頃を懐かしむ様々が理解を持つ。
4月の昭和の日、祝日とギルドブラッドデイズは東京都内を活動。
「中小ギルドが統廃合ね、善いやら、悪いやら」
「別にいいと思うけど」
「ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインは世界中に展開する多国籍、簡単に終わらない、善くも悪くもキティ次第ね」
また経済的には働いてない信は現金を裏社会から盗み歩く。