第2話、外と内
魅了状態に操った側から身分証を受け取り、この形に信は身分証から活動。
帰宅後の時間帯は、学生のビンゴと、無職の信が組んだ形に活動。
「職に就いた方がいいですよ?」
「働くのは飽きたわ」
この形にアパートに暮らす信、判定勝ちと引き分けの戦績。
「信さんは強いし、スタイルも男性好みで、モテますし、顔だって綺麗じゃないですか、グラビアとかいけますよ」
「ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインがある、グラビアは無理」
「そうですね」
「一応の判定勝ちした二人、遭遇戦に発展し、今は殺し合いの真っ只中」
「なんでわかるのです?」
「見張りを置いてるの、ずっとね」
「信さんは人間ですか?」
「この世界に人間以外がいるのかしら?」
「いないとは思いますが、信さんは例外の強者ですし、私は信さんが人間じゃないと推測してます」
「なるほど、なら目立つのは不利ね」
「一応はそうですけど」
「ビンゴ、変な未來は望まないわ」
「わかりました。ビンゴの相方ですし、でも二人の場外が殺し合いでは」
「目立つわな、そりゃもちろん」
マップ画面上のマークが重なる二つ、この武士道のゆーばり君が勝った。
「そうなるわな、ゆーばりは分身のゆーばりだし、寝たきり老人が勝てる話じゃない」
通り魔ハベス君は場外にマークが表示。
「ハベスは場外扱いか」
「なるほど、なら武器が必要ですね」
「そうなるな」
買い物リストから買ったサービス、一回限定に100%の死がないと終わらないデスマッチを買う。
強者のシロと通り魔ハベス君が遭遇戦、100%のデスマッチが発動。
「通り魔ハベス君、君は運がなかったね」
「強者のシロか」
夜間はパワーアップする吸血鬼の始祖、この通り魔ハベス君に魅了を与え、自殺を命じる。
ナイフに自殺した通り魔ハベス君、信は一勝の追加。
武士道のゆーばり君のオリジナルのヵ所を探り、このヵ所に使い魔達を派遣、視界共有に把握、向かった先に魅了を与え、自殺を命じる。
武士道のゆーばり君は分身に本体を断ち切り、信は一勝の追加。
「信さんの勝利です」
「そうだが、二人は買い物リストから買ったサービスに無敵だったみたいだな」
「みたいですね。私は体を差し出し、見逃してもらった方ですし」
「そうか、運が良かったな」
「ええ、デスゲームですから、運が良かったです」
「ふむ、他を探すか」
「有料サービス中に対戦相手サーチハイ、隠蔽ハイの二つです」
「強化したか」
「ええ、これからは殺します」
「ふむ。十分だな」
二人に運営のキティより提案、集団化したプレイヤー同士にギルドの追加提案。
「ギルドは有料サービスにある10戯画だな」
10戯画にギルド、二人の所属が決まる。
「ギルド戦闘部隊でいいか」
「ブラッドデイズにしましょうよ」
「ふむ。採用だな」
ギルドのブラッドデイズ、加入の二人に成立。
運営のキティより支給されたサービスと品を開く。
「銃と弾か」
「サービスが道具箱、出し入れ可能は10個まで」
「出し入れは銃と弾だな」
携帯用に不向きな品は収納。
帰宅後の10日目、4月10日の夜間に興したブラッドデイズ、
「さて、夜歩きだな」
「信さんは無職ですし、まあ社会人に見えなくないですし、警察に補導はないでしょうし」
「服装を工夫するか」
服を買い、大人な格好、この形に夜の遊び、この買い物と次の戦いの計画を立てる。
「服装は工夫したし」
「外見は重要です」
「見た目はステータスがわかるからな」
他にグルメ等。
「豪遊した」
「贅沢三昧です」
この夜遊び中に対戦相手サーチハイが表示した他のプレイヤー達が集まる地図を見せた。
「はて、8人が集まるな」
「道は囲まれてます」
「建物に避難」
大型ショッピングモールに入る。
「緊急避難サービスを買う」
ギルド有料サービスを買う、緊急避難が可能になり、一回は逃げる。
一時間にサービス終了、元の屋内に戻る。
「マップ画面上のマークがないな」
「2対8じゃあ勝てないし、8人共に隠蔽ハイがあるし」
「ひとまず、場所を移そう」
掲示板を見る、無敵だった通り魔ハベス君、武士道のゆーばり君の死亡は反響を呼ぶ。
「一応は24時間のファミレスか」
「で、信さんは二十歳?」
「見た目と年齢が一致した位だ。詳しくは話せん」
「じゃあ、二十歳って設定で」
「すると飲酒、喫煙だな」
「私は気にしないけど」
「俺は禁酒、禁煙でな」
「なるほど」
注文はハンバーグの400gとライスとオニオンスープ、二人して食べた。
「ちょっといいですか?」
話しかけた軽い印象の青年、髪を金髪に染め、前髪の右側に赤いメッシュ。
「ご用件は?」
「綺麗なお姉さんと飲みたいなって」
「帰れ」
即答に振る、青年は残念そうに席に戻る。
「ビンゴは気にしないけど、一応は」
「一応は?」
「言ったらあれね、やっぱり伏せるわ、誰が聞いてるかわからないし」
「信さんは謎が多いから、悪党じゃないけど」
「一応はスマホと地図ね」
「夜間は睡眠中だし、来ないかと思いますけど?」
「一応は用心」
「信さんは彼氏とかは?」
「いない、昔の職場はブラックだったし、ダークだったし、洒落がないレベルで戦うし、収入は必要経費に消えるし、彼氏とか言える立場じゃない」
「信さん、嘘言ってない?」
「言葉は違うけど、中身は同じ」
「絶対にどこかの大物ぽい風格があるし」
「3DK暮らしよ?」
「絶対に嘘」
「敏いわね」
竹刀袋に隠した魅了剣、下着の下に着てる強化ボディスーツは伏せたまま。
「ファミレスとか場違いなサラブレッドだし」
「あー、本質を読むのが上手いわね、昔の知り合いにいたな、話してないのにバンバンに当てる娘」
「信さんはわかるから」
「だけど、バストの重量がね、Iカップあるの、重い」
「いいなぁ、私はAカップだし」
「可愛い系の服を着れるじゃない、Iカップはセクシー系一直線、服が制限されるし、不便よ」
「だけど巨乳はいいな」
「食べて動くこと」
夜の0時近い時間帯、ファミレスに入る側も善くも悪くも社会人が占める。
「人気のファミレスね」
「だけど妙に入る側が偏るし」
「まあそうね。夜の関係者というか、善くも悪くも大人の社交場とか、善くも悪くもあれ」
ブラッドデイズのマスターは信、サブマスターはビンゴ、この派手な刺青をした集団が入る。
「信さん、出よう」
「落ち着きなさい、社会にでたら普通よ」
この派手な刺青をした集団は信とビンゴの席に歩く。
「退け」
この命令に歩く集団は不思議そうに見てから、近くのボックス席に座る。
「お姉さん、もしかしたらだけど、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインのプレイヤーかな?」
「知らないな」
「二件の自殺があったらしい、最近の出来事で、連続殺人事件簿の犯人と一致した凶器も見つかった。お姉さんは運がいい」
ぎりぎりの会話。
「厄介な話だ」
「やっぱり無敵だった二人の自殺って」
「支払いとあれかな」
このファミレスに包丁を持った男が店員を脅す。
「お兄さん」
呼ぶ、振り返る男、信が100万円を渡す。
「これでいい?」
「まあ」
強盗は逃走。
「お客様、ありがとうございました」
「怪我はない?」
この店員に怪我はない、支払いも済ませ、二人はでる。
車が一台、ドアからでた30歳位の警察関係者に見える男性。
「ファミレスによると強盗に100万円を渡して帰した後に、怪我はないと聞く女性は稀です。組の方ですか?」
「単なる無職よ、洗ってもでないわよ」
「ふむ、強盗といい、ボックス席の派手な刺青をした集団といい、このファミレスは妙ですね」
「血の習性じゃない」
「血の習性?」
「夜の関係者は偏るわ」
「ふむ。警視庁公安の渡辺です」
「無職の信よ」
「無職とはいいますが、強盗に渡した金額は一般的に大金ですし、強盗に慣れた方とは稀ですし、まあ一応は身分証の確認を」
身分証を見せる。
「ふむ。なるほど、正式な運転免許証、お返しします」
「で、聞きたい事は?」
「話が早い、まずはお返しします」
受け取ると写真を見せた。
「ぬいぐるみ?」
「いえ、世界中に展開するヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの主催者キティです。年齢不詳、職業は殺人を大前提にしたデスゲーム主催者、様々に不明も、12年前に発生した殺人を大前提にしたバトル・ロワイアル、ヴァルハラナイツ舞踏祭の主催者です」
「なるほどね、でも難しい問題にならない?」
「難しいとは?」
「日本の法律に逮捕できないでしょう?」
「ええ、キティの居場所は目下に不明、長年に追いますが、キティの写真一枚がある位、今はヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの主催者、妙な事件と関連性が高い」
「妙な事件って、記憶喪失、大混乱、精神科医が責任能力なしと診断した朝方のニュース?」
「ええ、妙な事件でして、全員が無一文なんです」
「なるほどね、怨恨か、それとも愉快犯か、知能犯なら目立つ真似はしないでしょうし」
「無一文の全員、また闇金から振り込まれた盗難被害額や、警視庁がお手上げと言った具合です」
「まあ、善くも悪くも夜行性な話ね」
「そうなんです、共通が記憶喪失の夜間が一致、全員が気づいたらいたと言った具合、それで血の習性とは?」
「月の光が懐かしいのじゃないかしら、無性に夜道を歩きたいというか、ファンタジーじゃないけど、共鳴はするのでは?」
渡辺は一考、この車でまた仕事に戻る。
「詳しい事は言わなかったけど、あの渡辺さん、多分、共鳴した人かしら?」
「多分ね、歩きに移動するわよ」
夜型の吸血鬼の始祖、力が最大値となる夜間のパワーアップ、月の満ち欠けに左右された力もある。
歩道を歩く二人、このバイク集団が近くに停まる。
「胸のでかい姉ちゃん、あんたここらの人じゃないな?」
「あら、貴方は面白い人ね」
「悪い、俺達は人じゃない」
「まあ」
「アジア系になるが煌様の家臣だ」
「あらやだ、もしかして同じかしら?」
「階級はずいぶんと違うが、同族だな」
「まあ、その煌って方、階級はノーブルかしら?」
「いや、キングだ」
「あらまあ、親戚の階級ね」
「連れた人間はいいんだが、階級がキング以上は稀だ、挨拶なしとは血がいわない」
「あらまあ、わかるのね、不死王の一人よ」
「不死王の一人か、平の兵隊が挨拶しないわけにいかない、特区に来てもらえるか?」
「ちょっと忙しいの、明日の夜間じゃダメかしら?」
「ダメだ」
「仕方ないわね、ビンゴ、ちょっと行ってくるわ」
「あー、やっぱり人間じゃなかった」
特区に案内され、煌という吸血鬼の王に会う。
「中華系最大派閥東龍の煌です」
「中華系ね、私は異世界系、まあ仲良くしようじゃないの」
「仲良くとは?」
「煌、友達になりましょう」
沈黙、この煌の腹心になる貴族が笑う。
「中華系最大派閥東龍の煌様に友達になりましょうと言ったのが異世界系とは」
「む、異世界系とは?」
「異世界に吸血鬼の始祖に産まれた俺は異世界系なんで、地球の事は良く分からない」
「待ってください、始まりの吸血鬼なんですか?」
「そうよ、まだ若いけど」
「若い?」
「まだ2000年は経たないわ」
「2000年とは太古級です」
「まあまあ、不死王同士に仲良くしましょうよ」
「しかしですね、まあ異世界出身者の始まりの吸血鬼とは、証拠はありますか?」
竹刀袋から魅了剣を取り出す。
「お初にお目にかかる、私は魅了剣、魔剣に宿る夜族の1名だ」
「お初にお目にかかる、私は強化ボディスーツのサン、主の防具にてよろしくお願い申し上げる」
静寂。
「確かに、異世界と信じれる証、この煌が責任を持つ」
「まあよろしくね、小さい女の子がビンゴ、同じヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインのプレイヤーよ」
「なるほど、キティか、疫病神め」
「まず異世界出身者の吸血鬼の始祖の一人、魔性国家十二か国の建国者、流離いの元魔王信よ」
沈黙。
「なるほど、流離いの元魔王ですか」
「そうなるわね、女神に導かれ、世界を渡り歩く身だし」
「なるほど、家臣達は国々に残しましたか?」
「そうなるわね、女神の導きに連れてこれないから」
「信さん、私も吸血鬼になりたい」
「ダメよ。まだ成長期でしょう、身長と3サイズがのびるのよ?」
「確かに」
「まず、吸血鬼の王の一人に転化を約束するわ。まあ気長に」
「やったぁ」
「問題はない、でどちらにお住まいで?」
「3DKアパート、味があるの」
家臣達がショック、車で送られたアパートの二階の部屋に入る。
「なんか、見事に独身女性の部屋」
「空き部屋があるから寝なさい」
この寝る、起きたらビンゴのスマホに親から電話、ビンゴが面倒臭いと愚痴りながら話す。
車を買った信が送る。
「いいご両親じゃない、夜遊びの娘に朝食を食べに帰りなさいなんて」
「過保護でだるい」
車で送るとビンゴの両親が話があるとあげた。
「あらまあ、勇気のあるご両親じゃない、普通は許可しないわよ」
「信さん」
「わかってるわよ」
両親の質問を答える毎回。
「全く、娘の歳上の友人と言われても、貴女は人間ではないですよね?」
「ビンゴそっくり」
「家ってこんな感じ」
「まあビンゴのそっくりさんのご両親ね、そうね俺は異世界出身者の吸血鬼の始祖、流離いの元魔王信よ」
「貴女、責任ある方よね?」
「魔性国家十二か国の建国者ではあるけど」
「そんな大物が家の娘の友人ですか?」
「そうなるわ、ビンゴと会話も合うし、服の趣味がゴシックだし」
「お父さん、お母さん、私は吸血鬼の王になる約束したの」
めっちゃ怒られた二人、ビンゴは学校、信は車で移動、この軽い間食にステーキハウスに入る。
「レアの500」
血が滲むステーキを食べる。
吸血鬼達は特区と外界を往き来、信はキティの運営するヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインのプレイヤーとして、既に大型のルーキー。
ギルド有料サービスに追加したデータベース、フレンドリスト、夜間強化型付与、夜目付与、月光再生付与。
「追加したから」
『了解、ブラッドデイズの本格化ね』
「まあビンゴのご両親に怒られない範囲で頑張ってみるわ」
自殺に殺した二人の元に案内させる道に魅了に支配下を増やす、死体の二つに蘇生を与え、二人を起こす。
「おまえは強者のシロ」
「まあ起こした側が言うのもあれだけど、逃げるわよ」
「わしは寝たきりじゃ」
「背負うから」
担ぎ、脱出した後、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの外になる死亡から起きた二人。
「ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの外か、景色がいいの」
「通り魔ハベス、武士道のゆーばり、この場外だな」
「場所は用意してるわ」
特区に渡る、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの元プレイヤーの二人と説明。
「二人に取引よ、吸血鬼化するなら特区に暮らせるわ」
「血を吸うのか?」
「俺の力に転化できる、人間から吸血鬼に」
「寝たきりじゃしの、受け入れよう」
「僕も行く当てないし、受け入れる」
二人に転化を与え、吸血鬼の王とした。
「なるほど、自らの力に血族を生み出すとは」
「彼は煌、この特区の中華系最大派閥東龍の煌よ」
「なるほど、この場合、名乗るしかないの」
「爺と僕でいいじゃない」
「なるほど、わしは爺」
「僕」
「東龍の煌、同じ吸血鬼の王階級です」
「俺の血族は夜の光にあまり血を吸わない、どちらかと言えば月光に腹一杯」
「吸血衝動は?」
「そうじゃの、説明になるが、小腹を満たす感覚に血が吸いたいの」
「僕も同じです」
「なるほど、異世界系の方々は十分に生きれる」
この形と車で移動する、この警視庁に起きた死体強奪事件に、魅了中の人々が立ち尽くす異様な光景、この警視庁襲撃事件として追われた。
「このファミレスに来るかと思いまして」
「渡辺さん、貴方は吸血鬼ね?」
「遠い混血ですが、ハーフの吸血鬼です」
「なるほど、道理で気づかないわけね、こっちの吸血鬼って混血を作るのね」
「まあ、人と魔性の恋路といいますか、あれだけの魅了状態、できるとしたは吸血鬼の貴族、王、そして始まりの吸血鬼」
「異世界系の吸血鬼の始祖は俺」
「だと思いまして、私に階級をくれませんか?」
転化に王にあげる。
「素晴らしい、やっと階級が、私は異世界系となるのでしょうか?」
「そうなるわね、妄りに血族は作らないように」
「畏まりました。警視庁公安の仕事は辞めるしかないですね」
渡辺は警視庁を辞職、特区に渡る。
放課後にビンゴと合流。
「はい」
「元気だった?」
「ええ」
「車に乗って」
ビンゴが乗るとでる。
この買い物と極秘ニュース。
「あの二人を?」
「そう、渡辺さんも同じく」
「がちに言ってんの、あの二人は」
「ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの外にいる元プレイヤーね」
「それは、キティも想定外の」
「そう、黄泉帰り」
この買い物は帰宅時間帯に置き、夕飯を食べてから特区に渡る。
「ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの元プレイヤーの爺、僕」
「久しぶりネズミ」
「で、キティからあった?」
「スマホに死亡通知があった」
話を聞き、ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの外と内を理解した。
ブラッドデイズは夜戦型の不死性を持つ善くも悪くも夜型の扱い。
4月の序盤の形に生まれた異世界系のコミニティ、また夜は始まる。