第1話 ニューゲーム
吸血鬼の始祖と化したとある転生者は流離いの魔王と呼ばれ、恐れられた。封印された女神に導かれ、世界を渡り歩き、日本の自宅に帰還した。
「ふむ。懐かしい」
従者は魅了剣、強化ボディスーツ、この二つ、また元魔王に忠誠心を誓う家臣達は魔性国家群に置いてきた。
自宅に充電中のスマホが鳴る。
「ヴァルハラナイツ舞踏祭?」
ルールは簡単、対戦相手を制限時間以内に倒す事、他に細かく書かれた説明書を読む。
「運営者、キティね、なるほど」
この戦いのゲームに、対戦相手が決まる。
『対戦相手は通り魔ハベス君です』
「初回ゲームマネーは10戯画、買えるリストは」
買えるリストから買った対戦相手サーチシステム、金額は10戯画。
スマホはマップ画面、接近中の通り魔を窓から確認。
「ナイフを持った雨ガッパ姿の男性か」
充電中のスマホを置き、部屋の中央に座る信。
ドアを開く通り魔、この信が座っている姿にしばらくは眺め、ナイフを持って近寄る。
「魅了剣」
魅了を発動、通り魔を魅了状態に置く。
「スマホと」
スマホを回収、このゲームマネーは約40戯画、このスマホを操作、ゲームマネーを取引に受け取る。
「甘い奴等だ」
制限時間内に判定勝ちした信は1勝とカウントされ、負けた通り魔は粒子化。
「魅了状態に粒子化か」
敵に容赦なく倒した。
「買い物は」
買い物はヴァルハラナイツ舞踏祭用のサービス、この対戦相手サーチシステムの上位互換、対戦相手サーチシステムハイ、この為に信は次の対戦相手を探す。
「ふむ。半径4kmの球体の対戦相手サーチシステムハイか」
この接触した対戦相手のマッチング、信は部屋から動かない。
窓から確認中の対戦相手。
『対戦相手は武士道のゆーばり君です』
「マッチングの後に説明ね」
一戦一勝、ゆーばり君は4戦4勝。
「ゲームマネーの戯画を消費したゲーム大会、ゆーばり君は接近中、見えた」
ゆーばり君は全身に甲冑、腰に帯びた刀、脇差し、このゆーばり君を待つ。
ドアが開く。
「部屋に座った女が一人、武器は剣、戦う前から降参か?」
沈黙の信、ゆーばり君は接近中、信の持つ魅了剣が魅了を発動、ゆーばり君は魅了状態に移る。
ゲームマネーを取引。
「100戯画か、善くも悪くも新人狙いね」
判定勝ちの証にゆーばり君は粒子化。
「ゲームマネーの戯画を消費したヴァルハラナイツ舞踏祭の有料サービスか」
公式ゲームマネー取引システムを買った。
暮らしは魅了を与え、有り金を貰う、また暗証番号とカードを貰い、預金を貰う。
「儲かった。現金が700万円」
「マスター、現金は換金した方が」
ゲームマネー取引システムに投入、700戯画を得る。
「ゲームマネー取引システムハイを買う」
二つのハイを買った形。
アパートの住人から現金を貰い、またマンションの住人から現金を貰い、様々にゲームマネー取引システムハイを利用。
「2000戯画、今は千対1戯画、更に有料サービスのアナライズ」
ヴァルハラナイツ舞踏祭オンラインの形、信は部屋を使い、近くのコンビニで買い物帰りから魅了を与え、有り金を貰う。
魅了状態は1日もすれば自然治癒する。
翌日、コンビニに買い物、弁当と紅茶、また惣菜とコーヒー。
買い物するリストを眺め、スマホの支払いを滞納している通知を読み、預金に入れて引き落とし。
万対1戯画から、千対1戯画に移り、買い物するリストから個人情報隠蔽を買う、ハイも買う、また信はアルバイト先に連絡。
「ええ、雨竜信の代理です」
『代理って雨竜はどこに?』
「現在は体を壊し、生活保護になってます。自分は雨竜信の姪です。雨竜信の姉の娘になります」
『なるほど、まあ、一応は解雇処分を受けてますから、まあ問題はないのですが』
「はい。では叔父の世話がありますので」
通話を切る、また信は部屋に住む。
家賃と光熱費は預金に引き落とし、水道料金は預金に引き落とし。
警察は回避し、衣類等を購入、基本的に店に買った。
3DKのアパートにシャワーとトイレ付き、この居場所を改良。
「残り1000戯画、買い物するリストか」
このヴァルハラナイツ舞踏祭オンライン用の有料サービスを買う。
「掲示板システムか」
買った後にあまり使えないと判断、この形に信と魅了剣と強化ボディスーツは移動。
信は身分証を持たない、基本的に警察は避ける、この信と二つが移動中にマッチングした対戦相手が表示。
「対戦相手と遭遇した」
この対戦相手はシステムが読み上げた。
『対戦相手は武士道のゆーばり君です』
戦績は信が2戦2勝、ゆーばり君は5戦4勝一敗、この仕組みに遭遇戦を開始。
「説明書に一敗は死亡って書いてるけど、どうも違うみたいだ」
電車から降りた先にゆーばり君と遭遇。
「妙な力を使う新人か、短期間に有料サービスを買いまくった話題のルーキー」
「一敗したけど、生きてるんだね」
「仕組みはあかせない」
「まあいい、魅了剣」
魅了を与え、スマホから取引、このゆーばり君は判定負けに移る。
リストから調べる、この仕組みに遭遇した対戦相手のゆーばり君、この3戦目。
「スマホから取引を使い、盗むこそ泥が」
「不死身な力ね、厄介だね」
この戦いにまた勝った信と二つ、また信は力を持つ始祖をわからないゆーばり君。
「ずいぶんと好戦的な不死身だ」
「マスター、叩き潰せばいいのでは」
一考、信は身長157㎝、体重50kg以下、バストサイズは106㎝、ウェストは56㎝、ヒップは90㎝と胸がでかい少女風な童顔をしている。
「対戦相手と遭遇した」
『対戦相手は武士道のゆーばり君です』
銀髪、碧眼、乳白色の肌と吸血鬼の中でも目立つ特徴に知られた元魔王。
使い魔を喚ぶ、蝙蝠達が集まる、このゆーばり君を追跡する使い魔の蝙蝠達。
「対戦相手のゆーばり君か」
「妙な力を使う女、大人しく死ね」
この刀を引き抜く、信は魅了剣を構える。
ゆーばり君は真正面、この信は魅了剣に防ぐ。
「剣は立つか、なるほど」
ゆーばりと交戦の毎回、この時間差が縮み、スマホのマップ画面にゆーばりのマークが二つ。
「見つけた」
スマホのマップ画面に映るゆーばりの動かない一体に向かう。
ゆーばりの動かない一体は寝たきりの老人、この信が踏み込む。
「見つけた」
ゆーばりの動かない一体に魅了を与え、スマホから取引、このゆーばりの動く一体は停止、この一体に向かう、この形にゆーばりの残る一体に魅了を与え、スマホから取引。
判定勝ちの証、この形に信は5戦5勝。
「移動中に遭遇戦もあるし、マッチングもあるし、密度が高いな」
移動中の電車内、立っている信に背後の男性が尻を揉む、強化ボディスーツを着ているので、あんまり気にならない。
執拗に尻を揉む男性、この形に魅了を与え、ホームにおりた。
有り金を貰い、預金を貰い、使い捨てに兵隊にした。
「対戦相手のマッチングか」
夜間の対戦相手を見つけた。
『対戦相手はネズミのビンゴです』
この遭遇戦の形。
マップ画面上のマーク、自分の位置がわかり、対戦相手の位置がわかる。
追いかける信と二つと使い魔達、この形に信はネズミのビンゴを追い詰める。
「女の子か」
「私はネズミのビンゴ、情報を提供する、見逃してほしい」
「うーん。戦う気がない相手を攻撃するのは気が退けるし、情報の提供でいいかな」
「まず対戦相手の詳しい情報、このマップ画面上のマークを押す」
詳しい情報がでる。
「詳しい情報を更に詳しくは有料サービスを買うしかない」
「うーん。隠蔽のハイなんだけど」
「隠蔽のハイがあるから強敵とわかる」
「なるほど、そうね、連絡先を聞ける、お金を払うから情報を売ってくれない?」
「かまいません」
スマホに登録、着信と引き分け狙いの待機中に情報を買った。
「100戯画ですか」
「結構な金額と思うけど」
「100戯画も貰えるなら」
取引を行い、ネズミのビンゴと引き分け。
「引き分けはペナルティがないんだ」
「信さん、今までの対戦相手は殺してますか?」
「そうね、粒子化して消えた」
「粒子化?」
「うん、粒子化して消えたの」
「よくわかりません、殺したら死体が残りますし」
「うん、俺もよくわからない」
「で、連れの男性はなんですか?」
「虜にした兵隊」
「なるほど、天然の悪女ですね」
「よく尻を揉むから、あしらうのも面倒だし」
「前語撤回です。単なる痴漢です」
「そうね、一般的に性犯罪の犯人ね」
この形に信とビンゴは食事と取引。
「取引の100戯画ね」
「物凄い戯画」
「初期値の10戯画の10倍ね」
「因みに兵隊の男性が警察官に職務質問されてますが?」
「そうね」
思念会話に命じる、警察官の尻を掴み、揉み始める。
警察官の片方が現行犯に逮捕と逮捕した。
「なるほど、性犯罪の現行犯ですね」
「一応なんだけど、正義の鉄槌?」
「捕まると自白してますね」
「余罪が多そうね」
スマホのニュース速報に載る、警察官に痴漢した男性の自白内容、色々とでる。
「ああいう男性って、再犯するのよね」
この現行犯の男性は手錠中に股間をこすり、また現行犯に逮捕。
「大変ね」
「兵隊は刑務所ですね」
パトカーに入れられ、警察署に移動、信の視界共有に命じ、この暴れ始める。
警官が五人で取り押さえ、取り調べ前に拘束帯に縛る。
命令に従い、自白、この罪を認めないと怒鳴る、この弁護士を呼べと騒ぐ。
ニュース速報中に載る痴漢男性。
「なかなかに大変な痴漢男性ですね」
「まあそうね、余罪も多いし、洒落がないわ」
この椅子の上でトイレ、取り調べ中の刑事が応援を呼ぶ。
刑事はキレた、警官もキレた、この痴漢男性は叫ぶ。
「なかなかの話です」
「強姦、輪かん、痴漢、セクハラに大声に、失禁に脱糞、この場合は難しいわね」
かなりの現行犯の痴漢男性、この他に家族が来る、痴漢男性は叫ぶ、この錯乱した痴漢男性に医師が睡眠薬を射つ。
睡眠薬に抵抗、この自白する毎回の叫び、また弁護士を呼べと騒ぐ痴漢男性。
「これで破滅ね」
痴漢男性は様々な現行犯に更に逮捕、この弁護士を呼べと騒ぐ痴漢男性に医師が睡眠薬を射つ。
信とビンゴが取引後に信は帰宅、この痴漢男性のニュースが多い、この錯乱した痴漢男性は精神鑑定を受ける。
精神科医が困る位の沈黙、この魅了状態が解けた翌日、痴漢男性は大混乱。
捕まった痴漢男性の涙、信はニュース速報に確認、この信は話題沸騰の新人、名前は強者のシロと命名された。
「なかなかの内容」
闇金の集団にテンプテーションに魅了状態、有り金を貰い、様々に現金を返済、この他に闇金の集団の二つ目をテンプテーションに魅了状態、有り金を貰い、様々に返済。
闇金の集団の二つを支配下に置く、この形に信は女王蜂とビンゴが呼んだ。
闇金の集団の二つから得た資金2億円、様々に返済と刑事達が騒ぐ。
闇金の集団から振り込まれたと判明後、預金は凍結措置、この他に信は闇金の集団から得た情報に地域の組を調べ、現金を貰う。
勝った、負けたとあるも、魅了状態の悪党達を武装させ、警察署に殴り込み、警官達が驚く。
ニュース速報中に殴り込みの悪党達が警官達に撃たれ、重傷を負う。
また様々な悪党達をテンプテーションに魅了状態、有り金を貰い、武装させ、警察署に殴り込み、二回目の事件は大ニュース。
魅了状態が解けた後に大混乱、また失禁に脱糞を重ね、パンパースを着けていた。
「信さん、やりすぎでは?」
「新しい人員なら隙も多いかなって」
刑事達は真犯人を追う事になった。
共通した記憶喪失、大混乱、精神科医も責任能力はないと認めた。
「あちゃー、警戒が厳しくなるな」
「記憶喪失、大混乱の二重、精神科医も責任能力はない、信さん、わざとですね?」
「派手な事件は目立つ、事件簿の撹乱になる」
短期間に集中した事件簿の魅了状態の仕組みから、足はつかない。
悪党達は一時的な形と余罪を聞く刑事達。
無茶苦茶な命令、また失禁に脱糞を重ね、この形に悪党達は苦しむ。
有り金は信の戯画に変換され、足はつかない。
千円に1戯画、計4億円を換金し、また信は対戦相手を探す。
「ビンゴ、こっちは遭遇したわ」
『了解』
スマホからシステムが読み上げた。
マップ画面上の対戦相手を押す、更に詳しく調べる、この相手は銃火器に武装済み。
『対戦相手は通り魔ハベス君、武士道のゆーばり君です』
「三つ巴か」
『三つ巴は稀です。私達は組んでますし、相手は組んでいる確率はありますか?』
「ビンゴ、武士道のゆーばり君は寝たきり老人が本体、通り魔ハベス君はナイフ使いだ」
『確認します。武士道のゆーばり君、通り魔ハベス君は三つ巴なら、私達が有利です』
「そうなるけど、見境なく殺すのは寝覚めが悪いのよ」
遭遇戦の形、二人共に信に接近中。
テンプテーションに魅了状態、また粒子化して消えた。
「ビンゴ、確認したか?」
『確認しました。粒子化した二人はエリアの外に確認しました』
「なるほど、場外の扱いか」
『みたいですね』
まず最初の味方ができた信の帰宅後の物語。