3.成長
今回もせつめい?が長いです。(多分この話は飛ばしていい奴です。)
文章をうまく書けるようになりたいですね、、、
秋はもともと歌うことが好きで、ちょっとだけ夢見がちな少女であった。かわいい小物やお花などに目がなく、愛くるしいいヒロインが周りの力を借りて幸せになる物語が大好きでたまらない。というような子だったのだ。しかし、それと同時に周りの目を気にしすぎるようなところのある子でもあった。
大体の子供は自己中心的な行動をするものだ。秋にもそういったときがあったのだが、ある時、秋が行き過ぎた行動をしてしまい、母親に叱られてしまった際、少々秋の心にトラウマのようなものが出来てしまったのだ。
たかがほんの少しの出来事だ。そこらの子供はそんなことすぐに忘れる。だが、感受性の高い秋にはちょっとだけきつかったのである。
秋は恐れた。大人に指摘されることを。少しの大人の表情の変化でも心の中では怯えてしまうほど。何が良いのか悪いのか、そんなこと体験していかなければわからないというのに、、、、
こうして、周りの目を気にしてしまう少女が出来た、そう、大人にとって扱いやすい、従順な子供に。
秋は模範になろうとした。だがそれも、秋が高校に入る前に崩れてゆく、、、
秋は学んだ。模範的になろうと努力をして、誤って”間違った”方向に進んでしまい、怒られるより、多少は不満を持たれてしまうが、おとなしくひっそりとしている方がよっぽど楽だと。
これが、今の秋だ。
秋には人と関わりあって改善を目指すという志向はほとんどない。今のご時世、スマホ一つあれば大体のことを一人でこなせるので他人とつるむ必要性もない上に、他人とどうすれば”良く”かかわることが出来るのかを気にしていた幼少期の秋からもわかるように、他人とのコミュニケーションは秋にとってストレスであったといえる。
秋が出来ることは自分を曲げることであった。
周りの成長に合わせて、好きなものを自由に表現しなくなり、流行を追うように自分を変えた。
秋はほとんど強固な意志を持つことがなかった。
そんな秋が強制的に自分で自分を縛り付けていたものがなくなったらどうなるのだろう。
そんなのう言うまでもない。
秋は喜んだ。自分を自分で縛り付けていたにも関わらず。困ったという感情も確かに存在したのだが、それよりも、秋は不思議な夢で楽しんでみたかった。それがたとえつかの間の出来事であったとしても。
テストが終わりました(二方向の意味で)。
勉強しなきゃとわかっているのに、、はあ。