~願いは地上を天国に~Part4「天国の門2〈生まれ変わりの泉〉」
【天国の門】にたどり着いた3柱の女神姉妹達♪
老神から「生まれ変わりの泉」を案内され
地上を天国にする為に、
人間として地上へ生まれ変わります!
天国編はコチラで終わり。
次回はいよいよ地上の人間界です!!
ここは天国
真っ白な雲の上にそびえ立つ
白く輝く大理石の巨大な【天国の門】
その下に
ゼウス大神と
母エウリュノメ神の娘
輝きの女神アグライア
喜びの女神エウプロシュネ
繁栄の女神タレイア
三姉妹の女神たち。
苦しむ人々を「お救いしたい!!」
と地上を救うべく父ゼウスに懇願し
オリンポスの神域から
ここにたどり着く。
地上に転生を望み並ぶ者たちが
次々と門をくぐってゆく。
転生先は
銀髪にヒゲの老神から勧められた
【重大なお役目のある国】
東方の日の本「日本」に決定した。
「本来は別の者にまかせるのじゃが、、」
と老神が案内してくれる。
大きな門をくぐり
白い光のモヤを進むと
光輝く美しい泉が見えてくる。
「『生まれ変わりの泉』じゃ。
最近は、生まれ変わる者が大勢ゆえ
門の近くから両親を決めて
〈天の滑り台〉で地上に降りることが
多くなってしまい泉はあまり使われないんじゃ。
この泉はの、
どのような場所で
どのように生きたいか
どのような両親の元で生まれ育ち
何を成すべきか計画を立てて覗くと
自分がどこに生まれ出るかが映るのじゃよ。」
アグライアが
「地上の人々を平和にしたいのですが、どのような家庭に生まれれば良いのでしょう?」
と問うと
「そうじゃの、、
他の国々と日の本の国は
1つ大きく違いがあるんじゃよ。
人間界では様々な神を信仰する
【宗教】というものがあるのじゃが
他の国々の多くは1つの神を信じるがゆえ
国同士の争いが起こる。
本来様々な神は同じで1つなのじゃがのう。。
じゃが、日の本の国には八百万の神という万物全てに神が宿るという教えがある。
全ては神であり繋がっているという考えじゃな。
日の本の国は「日本神道」の神々が大切に護ってこられた素晴らしい国なのじゃよ。
様々な宗教を受け入れられる、
おおらかな土壌ゆえ、
多宗教をゆるやかに統合することも
日の本の国ならば可能かも知れんのう。
もし、宗教間の戦争を止めようと考えるならば各々が信仰心のある両親や家庭で生まれるのが良いかも知れんの。そしてどこかで3人が手を取り合うのだ。」
三姉妹は目を合わせ頷いた。
生まれゆく両親と家庭を考えた後、
三姉妹は互いが出会うタイミングを決めた。
そして深呼吸をして
『生まれ変わりの泉』の
中央へと進み
固く手を繋ぎ合い
熱い決意を胸に
静かに瞳を閉じて
泉から沸く
光の泡に包まれ
ゆっくりと
地上へと
転生ゆくのであった。
(続くー♡)