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今後の方針

誤字が一つ...誤字が二つ...誤字がたくさん...

Side: イリス


 どうしましょう。ミア様がとんでもないことを言い出してしまいました。


 戦争になれば500年前のように多くの犠牲者が出てしまいます。


 ですが、どうしてでしょう。ミア様は戦争で犠牲者が出ることを嫌っていたはずですが?


 「ミア様、戦争になれば多くの市民が犠牲になりますよ」


 「え? それはよくないわ、今のは無しよ! 無し!」


 「どうして戦争を起こしたいと思ったのですか?」


 「だって、私には戦争以外に何もできないもの。私の存在意義ってそれしかないもの」



 ミア様は魔法の才能を小さな頃に見いだされて以来ずっと戦争に勝つことだけを求められて魔法一筋でやってきました。その弊害でしょうか。


 ただ否定するだけではミア様の精神に負担をかけ兼ねません。


 「ミア様、戦争の前にこの時代について知るべきです!」


◆ ◆ ◆


Side: ミア


 「確かにその通りね。敵と仲間のことを知って初めて戦争になるって誰かが言ってたわ!」


 誰の言葉かは覚えてないけど。今のままだと戦争にならないわ。


 「はい、その通りです。まずは、この時代の戦力となる者たちのことを調べようと思います。ミア様、この時代には冒険者なる魔物の討伐を生業とする者たちがいるそうです。冒険者は少人数のPTや単独で魔物の群れ(多くて6匹程度)を討伐しているそうです。冒険者のことを知ることで、この時代の戦力を図ることができるはずです」


 「そ……そんなにすごい人たちがこの時代にはたくさん居るのね。」


 500年前は魔物の討伐と言えば軍隊が出撃していたのに、この時代は単独で魔物の群れ(数千から数万)を殲滅するというの!


 私何度か魔物の殲滅に同行したことがあるけど、あの平原全てを埋め尽くすほどの数を一人で殲滅するなんて!


 私でも事前準備をする時間とイリスが居れば小規模ならなんとかなると思うけど……、一人ではとても無理だわ。



 「はい、ですのでミア様。まずは冒険者ギルドに潜入してこの街の冒険者の戦力を計ろうと思います」


 「冒険者ギルドに潜入? そんなことが可能なの?」


 「幸い冒険者は身分証がなくてもなれるそうです。私が前衛でミア様が後方から援護してくだされば魔物が相手でも後れを取ることはないでしょう」


 私とイリスでも、定期的に魔物の群れと戦うのは厳しいと思うけど。イリスが言うのだからきっと大丈夫よね。


 「分かったわ! まずは冒険者になってこの時代の戦力調査ね」


ミアは幼い頃から軍に居たためミアにとって魔物の群れは、軍隊規模で討伐する=大規模スタンピードとなります。

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