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第24話 お勉強

 雪花と今日の補習の再試験の見直しをやる約束をしたら、なぜか紗雪と奈々も英語を見てもらうって言い出したので、みんな風呂まで終わったらリビングでやることにした。で、俺が今一番最後に風呂に入っている。雪花には俺が入っている間に再試験でわからなかった所を調べながらでいいから解いておくように言ってある。さぁて、どこまでできてるかな?

 昨日は疲れて入るの忘れて寝てしまったから、しっかり引っ越しの掃除の汚れを落とす。

 風呂から上がり、頭を拭く。前髪が邪魔だったので、手櫛で後ろに流す。ボクサーパンツを履き、そしてそこで寝巻きのスウェットを用意してないことに気付き、いつものようにそのまま自室を目指してリビングを抜けようとする。そう、あくまで家族が増える前の、いつも通りに俺は動いてしまっていた。


 紗雪「へっ………?」(えっ、悠君!?ちょっとちょっとーー!濡れた状態で髪上げてるとイメージ全然ちがうー!てか裸!この体に昨日ハグされたのかぁ~)


 雪花「ふぁっ………!」(かっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいい!)


 奈々「おにぃ、また服準備するの忘れたでしょ?家族増えたんだからもう少し気をつけてよね」


「あー、悪い悪い。すぐ着替えてくるから待っててくれ」

 ・

 ・

 ・

 急いで服を着て下に降りると、奈々は慣れてるからいいとして、双子は真っ赤になっていた。やっちまった…


「あー、わるいな。みっともない所みせちゃって。次から気をつけるわ」


「ううん、全然大丈夫!むしろありがとございますっ!」


「大丈夫よ。それより採点してくれるかしら?」


「ありがとう??

 あぁ、わ…わかった。じゃあ始めようか」

 と俺が席に着くと紗雪と奈々が立ち上がった。

「アタシ、ちょ、ちょっと用事出来たから、部屋もどるねー」

「な、奈々も」


 なんでだ?寒くなったか?雪花に視線を向けてもコテンッと首をかしげるだけでわからずじまいだ。


「どうする?二人いなくなったし、どっちかの部屋で続けるか?」


「そうね。ならわたしの部屋にしましょう。プリントも部屋にあるし」


 そう言って雪花の部屋に移動して勉強の続きをすることになった。まだ机を組み立ててないためラグマットの上に丸テーブルを置いてその上で勉強を見ている。

 にしても…目に毒だ。

 なんでだとおもう?

 テーブルに胸が乗っかってるんだよ!!見事に!さらに上のボタンも外していやがるから、谷間とピンクのブラジャーがずっと視界に入りっぱなしなんだ…。しかも、隣に座って来るものだから、フヨンフヨンっと俺の腕にあたるこのマシュマロが俺の理性をゴリゴリけずってくる。誰か助けて!

 どうにか理性を保ったまんま最後の問題までやって、答え合わせして終了!

 ヤバかった。ほんっとーにヤバかった。


「まぁこれだけできれば次は大丈夫だろ。雪花は暗記ならそこそこいけそうだし。じゃ、俺は部屋にもどるわ」


 逃げるように部屋に戻ろうとする俺の腕がつかまる。


「待って」


 そのまま全身で俺の腕に抱きついてきて上目遣いでこんなこと言いやがった。


「ずっと胸元見てたでしょう?怒ってるんじゃないの。あのね……悠聖君になら、いくら見られてもイヤじゃないわ……おやすみ」


  チュッ


 ほっぺにちゅうされた

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