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第五十三話 レリアンの決断

 ミリアンが身重みおもの身体で、妹のレリアンと父親のラザロの前に姿を現してから一年がっていた。

 

 オルフェリア精霊国せいれいこくへと帰郷ききょうしたリディオは、一年半前に酒場を出てから帰ってきてはいない。数ヶ月前に一度だけ手紙が来たのが、レリアンには唯一ゆいいつの救いだった。その手紙には書きなぐったような文字で、このような内容がしるされていたのである。



 レリアンへ

 俺の国は、スウィフランドという国の支配国になってしまった。そのせいで兵士として軍に徴収ちょうしゅうされ、今は各地で戦っている。しばらく、君たちの元へは帰れそうにない。だが、この戦いが終わったら必ず戻る。待っててくれ。君とウィリシスを心の底から愛している。 リディオより



 この手紙を読んだ時、レリアンは一人、静かに涙した。だが、そのリディオの言葉を信じ、手紙をつねにポケットへとしのばせて、日々のさびしさと不安を何とか乗り越えていたのである。


 そんな矢先やさき、ミリアンの陣痛じんつうが始まり、その一日後、元気な男の子を酒場の二階で出産した。瞳はブラウン色で、薄い頭の髪は雲一つない大空のようなスカイブルーだった。

 新たな家族の誕生たんじょうに、レリアンもラザロも喜んでいた。


「ふぅ。何事もなく無事に出産できてよかったわ。じゃあまた明日、母子の健康状態を見に来るからね」


 町医者の老齢ろうれいの女性は、そう言いながらハイデン家の酒場を後にした。元気な男の子を抱きかかえながら、ミリアンは嬉しそうな笑顔を見せた。実家であるこの家へと帰って来てから、これほどまでに喜びにあふれている顔を見た事はなかった。

 レリアンはそんな姉を気遣きづかいながらも、用意していた小さな赤ん坊用のベッドへと子供を寝かせた。


 室内はそんなに広くはない。薄汚れた木の壁に床。ベッドの横の小さなかごの中には、生まれたばかりの赤ん坊がすやすやと寝息をたてている。


「お姉ちゃん、そう言えばこの子の名前は決まっているの?」


 ベッドへと横になりながら、生まれたばかりの息子の顔を眺める姉へと問いかけた。レリアンの後ろには、ウィリシスを抱きかかえているラザロの姿があった。しかし、夜も遅いためか、まだ四歳の孫は、その太い腕の中で眠りにつこうとしていた。


「んー、実は女の子だったら私が考えた、フゥリアにしようと思ってたんだけどね。でも男の子だったから、ギルバートが考えた名前のシュバイクにしようと思ってるの」


 ミリアンはそう言いながら、微笑ほほえんだ。顔の血色けっしょくはいいが、産後のためか少し疲れているようであった。二人が会話をしていると、ラザロはウィリシスを寝かせるために、室内を後にした。今日は家族の一大事とあって、酒場は閉めていたのだ。だが、また明日から店の仕込みと掃除をして、稼がなければいけない。


「シュバイク......?変わった名前なのね。何か意味があるの?」


 レリアンが素直に問いかけると、姉はそれに答えた。


「なんかね、ギルバートが言うには古代の言葉で、蒼空そうくうって言う意味なんだって。よく分からないんだけど、何か響きがいいのよね。だから、あの人の忘れ形見がたみ...この子にはシュバイクって付ける事にするわ」


 ミリアンは自分の息子の顔をまじまじと見ながら、何かを思い出すように言ったのだった。レリアンはさすがにこれ以上の会話は、姉の身体に差支さしつかえがあると思い、その部屋を後にしようとした。だが、そんな妹を呼び止めるかのように姉は言った。


「レリー、色々ありがとうね。私はお父さんと貴方に感謝しているわ」


 突然の言葉だった。どこか気恥きはずかしい感じがしながらも、レリアンはそれに素直に答えた。


「家族なんだから、気にしないで。何かの時は助け合う!それがハイデン家のモットーよ!って、お母さんがいつも言っていたじゃない。だから、辛い事もあっただろうけど、この先の幸せを信じてお互い頑張ろうね!」


 レリアンがそう言うと、ミリアンは深くうなずいた。こうして、その日は、静かに終わりを告げた。そして、次の日の朝、赤ん坊の泣き声に目を覚ましたレリアンが、姉の眠る寝室へとおもむくと、そこに姿はなかった。小さな書置かきおきと愛する子供を残して、消えていたのである。

 そしてそこには、こう書かれたいた。


『私がここにいると皆を危険にさらしてしまうので、どこか遠くへ行きます。勝手なお願いだけど、シュバイクを、どうか、どうかお願いします』


 これがミリアンの残した最後の言葉だった。それ以来、彼女がその姿を現す事は二度となかったのである。

 

 そして、この数週間後、事件は起こった。


 いつもの様に店内の掃除をしていた時、昼間にも関わらず、扉を開く音が聞こえてきたのである。そして、その方へと目をやると、数人の男達が入ってきたのだ。

 彼等かれら鎖帷子くさりかたびらを身にまとっており、腰からは剣を下げていた。その格好からクレムナント王国の守備隊の兵士である事がすぐに分かった。


「な、何でしょうか?お店は夕方から開店なのですが......」


 無言で室内を見渡す五人の兵士達。すると、その後ろからさらに、もう一人男が入ってきたのである。その男は黒のガウンを着込み、左のほおに大きな切り傷があった。


「失礼する。開店準備中かいてんじゅんびちゅうの所、申し訳ないな。私はこの王国の将軍、ガウル・アヴァン・ハルムートと言う者だ。貴方のお名前は?」


 そこに入ってきたのは、王の右腕とも言われる男だった。レリアンはその男が口にした名を聞いた時、思わず身構みがまえてしまった。姉が、ハルムートと言う男の事を話していたのを思い出したからだ。彼女曰かのじょいわく、ギルバートと恋仲こいなかになった時、ミリアンを殺そうとしたと言うのだ。


「わ、私はこの酒場の主人ラザロの娘です。名は、レリアン・ハイデンと申します。ハ、ハルムート将軍......な、何でうちみたいな小さな酒場にいらっしゃったのですか......?」


 レリアンは高鳴る鼓動こどうを隠しながら、なんとか平静へいせいよそおって問いかけた。薄茶色の布の服とスカートの上に、白のエプロンをしていた。そして、手には拭き掃除用の雑巾をもっていたが、自分では気づかない内に、その手がふるえていたのである。

 黄土色おうどいろの瞳の奥からそんなレリアンを見ていたハルムートは、相手の態度たいどわずかな異変いへんを見逃してはいなかった。


「ふむ.....レリアン殿。実は、非常に申し上げにくい事なのですがね。三日ほど前に、王国内の小さな村で貴方の姉君あねぎみと思わしきお方の遺体いたいが発見されましてな.....それをお伝えしにきたと言う訳です」


 ハルムートは淡々たんたんと事実を述べた。そこに一切の感情はない。


「ね、姉さんが......うそ...そんな......うっうぅ......」


 レリアンはその場に泣きくずれた。予想しうる最悪の結果だった。そんな店内の様子に気づいたラザロは、仕込みをしていた厨房ちゅうぼうから出てきた。


「な、何だ!?お前たちはっ!?レリアン、どうした?何で泣いているんだ!?」


 薄汚れたエプロンを掛けたまま、表へと出てきたラザロはその場の状況を把握できずにいた。


「私は将軍、ガウル・アヴァン・ハルムートと言う者だ。貴方はこの店の主人、ラザロ殿だな。今、レリアン殿にはお伝えしたんだ。姉のミリアンの遺体いたいが、王国内の村で発見されたと言う事を」


 ハルムートがそう言うと、ラザロもその場でくずれ落ちた。自分の娘の死を知らされ、虚脱感きょだつかんが一気におそってきたのである。だが、そんな店内の様子に気づくはずもなく、ラザロの後から続くようにとぼとぼとウィリシスが歩いて出てきた。



「ほぉ......息子さんですかな。レリアン殿、貴方の?」


 ハルムートは、床へと座り込みながら泣きじゃくるレリアンへと問いかけた。その言葉に我に帰ったのだろう。危険を感じ取った母親は、すぐにウィリシスへと駆け寄ると、その腕で抱いた。


「そ、そうです。この子は私の子供です」


 子を守る母の顔そのものである。その身をていしてでも、何かあれば命懸いのちがけで行動を起こすだろう。


「ほぉ。失礼ですが、その子の父親はどなたで?」


 そんなレリアンへ、ハルムートは問いかけた。何かを探るような言葉の言い回しだった。


「こ、この子の父親は、オルフェリア精霊国せいれいこくの小さな村の採掘師です。今は国へ帰っていて、ここにはおりません」


 そう答えると、相手は納得したようだった。しかし、次の瞬間である。店の裏手から二階へと続く階段を通して、店内へとかすかな赤ん坊の泣き声がひびいたのだ。それを耳にした時、ハルムートは周りで待機していた兵士へと目配まくばせをした。

 それに応えるかのように、三人の兵士が店内の裏手うらてへと向かう。だが、ラザロがそこをふさぎ、大声でいきまいた。


「ふざけんなっ!何なんだ、おめぇらは!ここは俺の酒場だ!勝手にはいるなっ!」


 筋肉質の大きな身体で、兵士数人を引き止めた。しかし、相手は戦闘訓練せんとうくんれんを受けている人間であるのだ。二人が両脇りょうわきからラザロを押さえ込み、床へとあばれる男を倒した。その間に、もう一人が横を抜け去り、そして二階から泣きわめく赤ん坊を抱きかかえて戻って来たのである。


「もう一人......子供がいたのか......この子も、レリアン殿、貴方の子供なのかな?」


 ハルムートの黄土色おうどいろの瞳が、レリアンのブルーの瞳を突き刺した。


「そ、そうです。その赤子も私の子です!乱暴らんぼうにしないで!」


 レリアンは相手へと頼み込むように言った。その瞳にはすでに涙があふれている。そんな母の態度たいどに不安を感じない訳がない、その腕に抱きかかえられているウィリシスも泣き始めた。


「ふむ......確か、貴方の旦那さんは精霊国せいれいこくの者だったな...だが、あの国は今、戦いに巻き込まれ出入りが出来ないはず......そうか、だが計算としては合うのか......」


 ハルムートは、自分の左頬ひだりほおの大きな傷を右手ででながら言った。それは、相手に話しかけると言うよりは、どこかひとごとのようであったのだ。だが、思案しあんめぐらせているかのように思えた男は赤ん坊にゆっくりと近づくと、その顔をのぞき込んだ。そして、何かに気づいたようである。


「ふぅーむ。レリアン殿、その腕に抱く子供が貴方の子であると言うのは認めよう。だがしかし、この赤子に関してはそうもいかないようだな。髪色は貴方と同じスカイブルーだが、瞳の色はブラウンだ。ミリアン・ハイデンも、貴方もその瞳はブルーだったはず。ならば、このブラウンの瞳は、誰からがれたものなのかな......?」


 この時、レリアンの言葉にじっていたうそは全てハルムートに見抜かれたのである。


「そ、それは.......」


 答えるべき言葉が見つからなかったのだ。レリアンは口を開いたまではいいが、その後に続くものは何もなかった。


「おい、あの子供を連れて来い」


 ハルムートの横に待機する残りの二人へと指示を出すと、兵士達はレリアンへと向かって歩き出した。そして、その腕に抱きかかえるウィリシスを強引ごういんうばい取ったのである。

 泣き叫びながらあばれるウィリシスと、それを必死に取り戻そうとするレリアン。二人の身の危険きけんを感じ、床へと押さえつけられながらも、何とか力づくで抜け出そうとするラザロ。そんな三人の様子をまゆ一つ動かすことなく見ていた男は、腰元の剣へと手をけた。そして、その剣を抜き去ったのである。


「私は忙しい身でな。時間を無駄むだには出来ないのだ。こと一刻いっこくあらそうのでな」


 そう言いながら剣を持つハルムートは、冷酷れいこくな顔つきでレリアンを見た。そして、その目の前へと連れて来られたウィリシスは、服のそでを兵士によってまくり上げられた。そこからさらに、腕を出させると木製の丸テーブルの上へと固定したのだ。


「やめてぇっ!お願いっ!その子には手をださないでっ!」


 レリアンは、必死に叫んだ。その突き出された小さな腕へとめがけて、ハルムートは幅広はばひろの剣を突き立てた。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっっんっっ!」


 ウィリシスは泣きわめいた。自分の身に何が起こったかまでは、理解してはいないだろう。しかし、それを見たレリアンはぞっとした。

 ハルムートの突き刺した剣が、その腕の皮一枚ぎりぎりの所をかすっていたからである。木のテーブルの上から刺さった剣は、下へと突き抜けている。そして、男は言った。


「息子の腕が心配ならば、私の質問に正直に答えろ。そうすれば、無事に開放してやる。だが、これ以上まだうそを突き通すなら、私はもう容赦ようしゃはしない」


 木に突き刺さった剣の柄に手を当てながら、レリアンの顔を真っ直ぐと見ていた。その顔は狂気に満ちている。


「分かりましたっ!何でも答えますからぁっ!だから、だからその子を傷つけないでぇっ!」


 レリアンの悲痛ひつうな叫びが、店内へと響く。その言葉を聞いたハルムートは、己のまなこ殺意さついを抱いたまま口を開いた。


「ならば、まずは教えてもらおう。あの赤ん坊は、誰の子供だ?」


 レリアンのブルーの瞳から視線を一切外いっさいはずす事なく、ハルムートは問いかけた。


「うぅ.....そ、その子は...姉のミリアンと......ギルバート・ラミナント様の...子です...」


 レリアンはしぼりだすかのような声で、言った。それを言ったら、どのような結果になるかも判らなかったはずである。しかし、息子の腕の横に突き刺さる剣が、その心をすでに追い詰めていた。


「やはりか......何という事だ。やはりあの女、あの時、殺しておくべきだったのだ......では、次の質問だ。お前はミリアンの何を知っている?全てを正直に話せ」


 ハルムートの次の質問は、レリアンが姉から聞いたであろう話の全てを、指している言葉だった。それを一瞬で理解すると、泣きながらに答えたのだ。


「うぅ.....ひっく......姉から聞いたのは...ギルバート様と恋に落ち...二人で人生を一からやり直したと言う事です...しかし、ある日、グレフォード家の兵士によってつかまり...ギルバート様は殺されたと聞きました......それも、王にしてやるから、政権を奪いとるのに協力きょうりょくしろと言われたようですが...ことわったことで、そのような事になったと......それで、身の危険を感じた姉は何とか逃げ出して......ここに帰ってきたのです...それが私の知っている全てです...」


 レリアンの話した内容は、父であるラザロによっては初耳だった。


「な、何だって......何でそんな大切な事をだまっていたんだっ!?お前、それがどういう事かわかって言っているのか!?レリアンっ!」


 そんな父親の言葉に、娘は答えるべき回答を何も持ち合わせてはいなかった。兵士に押さえつけられながらも、必死に問いかけてくるラザロの顔は、汗と涙にまみれていた。


「やはりか......予期よきしていた最悪の展開になろうとはな......」


ハルムートはレリアンの言葉を最後まで聞くと、一切変化を見せる事のなかったその顔つきがわずかにゆがんだ。それに不安を覚えたレリアンは、必死に叫んだ。


「うぅうぅっ、お願い!それ以上の事は何もしりません!だから、私の家族を傷つけないで!何でもしますから!お願いしますっ!」


 必死のその言葉が、ハルムートへと届いたのかは分からない。だが、そんな相手の必死の形相ぎょうそうの前に、しばらくの沈黙ちんもくの後に答えた。


「ならば、レリアン殿どの、大切な者の命を守るため、大切な者達を捨てる事はできるか?」


 ハルムートの言葉は矛盾むじゅんしているようで、レリアンにはすぐに理解できなかった。そんな相手の様子を見て、さらに男は言葉を続けた。


「私の提示ていじする条件じょうけんを全てむなら、この場に居る全ての者を無事に開放する事を約束しよう。そして、その条件とは......ギルバートとミリアンの子を自分の子供として王宮で育てるというものだ。それにともない、レリアン殿、貴方はアバイト王の第三妃だいさんきさきってもらう」


 ハルムートが出した条件は、あまりにもレリアンにとって過酷かこくなものだった。


「わ、私が王宮に!?王妃になれと!?そ、そんな...じゃ、じゃあお父さんと、私の息子ウィリシスはどうなるんですかっ!?」


 レリアンの抱く不安に、ハルムートは何の躊躇ちゅうちょもなく答えた。


「二人は、貴方と何の関係もない人間になってもらう。貴方に繋がる記憶の全てを魔法で消し去り......まったく別の人生を生きるのだ」


 衝撃しょうげきだった。レリアンにとって、大切な家族を守るため、その全てとえんを切れというのだ。そして、ウィリシスとラザロの記憶は、レリアンに繋がる全てを消され、まったくの他人として生きろと言うのであった。


「そんな......うぅぅっ......」


 レリアンは泣いた。ウィリシスの顔見て泣いた。父の顔を見て泣いた。なくあふれてくる涙が、その心の全てを物語っていた。


「これが今、私が提示ていじできる最高の条件じょうけんだ。これをむならば、誰の命を失う事もなく全ては丸く収まる。どうするかね、レリアン殿。貴方は、大切な者を守るため、大切な者を捨てられるか?さぁ、答えを聞かせてくれ......」


「分かりました...その条件...全てを呑みます......だから、二人には絶対に危害を加えないでください......」


 こうして、レリアンはシュバイクを自分の子として、王宮で育てる事を選んだのである。ウィリシスは母に繋がる全ての記憶を消され、ラザロからも引き離された。そして、孤児院こじいんへとあずけられたのであった。

 ラザロもまた、レリアンとウィリシスの記憶を全て消された。それは無論むろん、ミリアンや、この日に起きた出来事の全てもふくむ。そして、彼はハイデンでもなくなり、その名をグレッグと変えられたのである。

 運命とは、はかなくも、奇想天外きそうてんがいなのものであった。シュバイクとウィリシスが城下町へと散策さんさくに出た後、富裕区パルティフランツァへと入り子供を助けた。そして子供の治療ちりょうをするためにけ込んだ先が、そのラザロ・ハイデンだったグレッグの店なのである。

 そして彼は気づかづとも、自分の孫を守って死んだのであった。

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