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側室物語  作者: 日暮
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扱いなんてそんなものです。

短いですが場面が変わるので。

 ああ、話を戻しますね。



 私は無事後宮入りを果たしました。


 といっても正妃ではないので、厳粛な儀式なんかがあるわけでも、盛大な出迎えがあるわけでもありません。

 入宮に先ん立ち用意された室に荷物を運び入れ、そこへ居を移す程度です。

 宮中の下働きなんかでも事前に知っていなければ、入宮したことすら気付かないんじゃないかというくらいひっそりとしたものです。


 お偉いさんが立ち会うなんてこともありません。

 あ、ほったらかしにされた訳じゃありませんよ? 作業にはちゃんと後宮側の方にも立ち会ってもらいました。

 向こうから会いに来たお偉いさんといえば、全ての作業が終わった後に女官長が顔を出し、後宮内での注意事項を教えられたくらいです。

 リュシオン殿下との顔合わせなんかも全くありません。女官長からは環境が変わって疲れているでしょうからしばらく殿下のお渡りはございませんとも言われました。


 一斉に側室が増えたもんだから先が詰まってるんですね、わかります。

 ええ、構いません。全くもって。うちは元々殿下の派閥じゃありませんでしたし。

 どの部屋をどの順番で訪ねる必要があるのか悩まないといけないとか、殿下の胸中お察しします。


 ああ、あとは王太子妃殿下もしくは他の側室の方の手の者でしょうか。見慣れぬ(当然ですが)女官姿の者がそれとなく室の近くに立ち寄り、視線を寄越していました。

 こちらにも都合が悪いので気付かないフリをしましたけど。


 そのうち女官達の顔と、誰を主にしているかを覚えなければなりませんね。

 誰が誰の味方かも把握出来なければ、迂闊に動けなくなっちゃいますから。




 とりあえずは今日は下準備だけして休みましょう。

 明日は朝から動かなければなりませんからね。

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