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ハイランド大迷宮攻略へ

ハイランド自治区に到着する。


(カナタ・サオトメ)

わぁ〜、大森林だね。


(堕天神ルミナス)

元々、獣人は自然を好むからね。

それに身体能力がずば抜けて良い。

こういう森の方が住みやすいと思う。


(カナタ・サオトメ)

なるほどね。



という事で自動車を収納し、森の中に入って行く。


(熊獣人 男)

止まれ!


(カナタ・サオトメ)

ヤダ!


ガン!


地面で頭を打つ熊獣人。


(熊獣人)

いや、ヤダってなぁ……


(カナタ・サオトメ)

だって、ユミナ・トライスさんと合流しないといけないから。


(熊獣人)

なっ、姫巫女様とだと!

姫巫女様はもう500年も前に、スタンピートを押さえるために、ハイランド大迷宮に自ら生け贄となり、大迷宮に身を捧げられた方だ。


(カナタ・サオトメ)

で、そのスタンピートは押さえれたの。


(熊獣人)

我がハイランド自治区は多少の犠牲は出たが、守られたと記録がある。


(カナタ・サオトメ)

なるほど、立派な方だ。


(熊獣人)

立派?姫巫女様は女神だ、立派なとは失礼な。


(カナタ・サオトメ)

分かった、その女神様に会いに来た。


(熊獣人)

そうやすやすとよそ者を入れるわけにはいかん!


(カナタ・サオトメ)

なら、統治者を連れて来てよ。

重要が話があるんだ。

詳しくはその時に話す。

なんなら全員に聞いてもらっても良い。

それだけ重要な話だ。


(熊獣人)

しかし……


(カナタ・サオトメ)

存亡が関わる話でも?


(熊獣人)

なっ……


(カナタ・サオトメ)

あれなら皆んなに知ってもらいたいしね。


(熊獣人)

そんなに重要な話か……


(カナタ・サオトメ)

その判断は任せる。

今はそうとしか話せない。

伝説を信じるなら、話は早い。


(熊獣人)

そんなに?


(カナタ・サオトメ)

今はアンタの判断に種族の存亡がかかってる。


(熊獣人)

ちょっと待て、主に話してくる。



という事で、慌てて主のところに行く熊獣人。


(主 狐獣人 女)

なっ、そんな話をする為に人族が?


(熊獣人)

はい、種族存亡がかかっていると。


(主 狐獣人)

どういう事だ?


(熊獣人)

皆に聞いて知ってもらいたい話と。


(主 狐獣人)

そこまで言われるなら聞いてみよう、連れて来るがよい。


(熊獣人)

はっ!



という事で、熊獣人の案内で主に会う事になった。


(カナタ・サオトメ)

あのぅ、今更だけど、護衛付けなくて良いの?

怪しさ満開だと思うんだけど。


(熊獣人)

周りは固めてある。

それに人族がこの森に入って生きて出られた事は無い。


(カナタ・サオトメ)

まぁ、こんな感じじゃ方向が分からなくなって、野垂れ死ぬよね。


(熊獣人)

そういう事だ。



という事で、主と会った。


(カナタ・サオトメ)

お初にお目にかかります、カナタ・サオトメと申します。


(堕天神ルミナス)

堕天神ルミナスだ。

今回はカナタ・サオトメが封印を解き、この世界に降臨した。


(主 狐獣人)

堕天神ルミナス!

あの神話に現れる、1000年前の大戦を終結させたという堕天神ルミナス様ですか!


(堕天神ルミナス)

如何にも。

この度、この世界の危機と聞いて、このカナタ・サオトメと合流した。


(主 狐獣人)

はっ、ははあ〜!!(土下座)



周りに居た獣人達も一斉に跪いた。


(堕天神ルミナス)

で、肝心の話だが、カナタ。


(カナタ・サオトメ)

はい、まずはこれを見てください。

 【インデックス】



この世界の説明が表示される。


(主 狐獣人)

なっ、なんと……


(堕天神ルミナス)

という事で、私を含め、10人の"勇者"と合流せねばならぬ。

その1人がここに居るユミナ・トライスだ。


(主 狐獣人)

ひ、姫巫女様と……しかし姫巫女様は……


(堕天神ルミナス)

大丈夫だ、ここに居るカナタ・サオトメが解放する、安心せい。


(主 狐獣人)

は、はあ……


(カナタ・サオトメ)

では、ハイランド大迷宮に潜ってもよろしいでしょうか?


(主 狐獣人)

そういう事でしたら、もちろん、よろしくお願いします。



という事で、大迷宮への攻略の許可は出た。


(カナタ・サオトメ)

では早速潜りましょうか。


(堕天神ルミナス)

そうだなぁ……早い方が良いだろう。


(主 狐獣人)

ちょっとお待ちください。

せめて歓待だけでも……


(堕天神ルミナス)

いや、事が事だ、早い方が良い。


(主 狐獣人)

分かりました。

しかし、戻った暁にはせめて……


(堕天神ルミナス)

分かった。

その時は受けよう。


(主 狐獣人)

ありがたき幸せにございます。



という事で、早速潜る事になった。


(狐獣人 女)

ルミナス様、お待ちください。

どうか、私も連れて行ってください。


(主 狐獣人)

イルミ!


(堕天神ルミナス)

イルミ?


(ハイランド自治区主 イルナミ 狐獣人 女)

申し遅れました、私はハイランド自治区の主、イルナミと申します。

こちらは我が妹、イルミでございます。


(堕天神ルミナス)

で、その妹が何故連れて行って欲しいと?


(主の妹 イルミ 狐獣人 女)

私も姫巫女様に会いたいのです。


(堕天神ルミナス)

何か勘違いしていないか?

我々は戻ってくる、その姫巫女様とな。

その時、会えば良かろう。

何も危険な目に合う必要はない。


(主の妹 イルミ)

私は"成人の儀"では15階層までしか潜れませんでした。

他の者でも最高は50階層という記録がございます。

私はその下が見てみたいのです。

主の妹として、最下階層までを知りたいのです。


(堕天神ルミナス)

命を落とす事になるかもしれんよ。

我々とて未知だ、何があるか分からない。


(主 イルナミ)

もし、万が一の事があれば……


(堕天神ルミナス)

その時は諦めてくれ。

迷宮程度で死ぬなら、とても太刀打ちできない。

まぁ、そんな事は考えてないが、過信は足元を掬われる。


(主 イルナミ)

たしかに……


(堕天神ルミナス)

という事だ、無理はしないで。


(主の妹 イルミ)

しかし……


(カナタ・サオトメ)

連れて行こう。

諦めきれずに早まるのが怖い。

それなら連れて行くが良い。


(主の妹 イルミ)

ありがとうございます。

足手まといになりましたら、見捨ててください。


(カナタ・サオトメ)

なら連れて行かない。


(主の妹 イルミ)

えっ?


(カナタ・サオトメ)

行く限り、絶対帰ってくる。

何が何でも帰ってくる覚悟がないなら連れて行かない。


(主の妹 イルミ)

分かりました。

絶対帰ってきます。


(カナタ・サオトメ)

それなら連れて行こう。


(主の妹 イルミ)

ありがとうございます!



という事で、主の妹、イルミの同行が決まった。


(主 イルナミ)

イルミ、絶対勇者様の足手まといにならないようにな。


(主の妹 イルミ)

はい、この命に変えても……


(堕天神ルミナス)

イルミ!


(主の妹 イルミ)

あっ、いや、その、絶対帰ってきます!


(堕天神ルミナス)

なら良い。



という事で、カナタ一行はハイランド大迷宮の攻略に出発した。



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