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凸凹コンビの答え合わせ

小柄なボーイッシュ魔女×筋肉隆々な大柄戦士の両片思いがラッキースケベきっかけで実るお話です

「ふぅ……。おいルカ、いつまでそうやって縮こまってるんだ?」

ダンジョンの簡易休憩所の一室。

大柄な戦士のガイルは、上半身裸のまま簡素なベッドの端に腰掛けていた。

はち切れんばかりの大胸筋と、数々の修羅場をくぐり抜けた傷跡。彼が動くたび、鍛え上げられた分厚い筋肉が怪しくうごめく。


「うるさいな……。ボクだって、好きでこんな格好してるわけじゃないよ…」

部屋の隅で、魔女のルカは大きすぎるガイルのシャツを羽織り、膝を抱えていた。

ショートカットの髪に、華奢で平坦な体つき。

普段はダボッとしたローブで少年のように振る舞う彼女だが、今は大きいサイズの襟元から白い鎖骨が覗いている。

二人はギルドでも有名な実力派の冒険者コンビ。

今日のダンジョン深部の討伐任務の帰還途中、不覚にもルカが「衣服を溶かす魔獣の酸」を浴びてしまった。


いつもルカは生活魔法で日常の不都合を解決してしまっていた為、最近の装備は小さな鞄一つと最低限の軽装だった。毎回討伐出発時にガイルから「そんな軽装でいいのか?」と危惧されていたのに、ルカは「今回の任務内容なんて半日もかからないから野営なんかしないだろ。ガイルはいつもそんな大荷物で心配症なんだよ」なんて小馬鹿にした態度をとってしまっていた。

また、任務中に考えなしに魔法や魔力回復石使ってしまった為に、酸を洗い流す生活水魔法を使う魔力も残っていなかった


その結果が真っ裸でガイルに抱えられながらダンジョン内を疾走するハメになってしまったのだ。


やっと辿り着いたダンジョン内の聖域部分に設けられた簡易休憩で魔力を最低限回復後、水浴びをし酸を洗い流して、ガイルのリュックから予備の服の現状に至る。

ちなみにガイルは自分の服や装備で真っ裸のルカを隠してダンジョン内を疾走した為、最後はなんとか残ったパンツ1丁での簡易休憩所の駆け込みであった。

もちろん他の冒険者にもその姿は見られまくっている…


ガイルのリュックから予備の彼の服を借りる羽目になったのだ。


冒険者歴も長いのに、ガイルにもいつも危惧されていたのに、服溶かす魔獣いつも気をつけていたのに、なんで正面から浴びちゃったんだ…。というかいつもあの魔獣いるのに、なんで身体強化しか保護魔法かけなかったんだ…装具にも防御魔法をかけていればこんなことには…自責の念でガイルにも申し訳なくて顔も向けられない,

「間抜けな自分に嫌悪してるんだ。ガイルも僕といたら間抜けコンビって悪評つくし、コンビ解消しよう。ボクはもう平気だから放って帰還してくれよ。…報酬は今回の迷惑代で全部お前の取り分で構わないから…」


いつも強気な態度の相棒がひどく落ち込んでいる様は大変珍しく、これは荒療治しないといけないな、とガイルは一つため息をつく。


「そんなにいじけるな。そんなところに1人で居たら風邪をひくぞ。」

ガイルが太い腕を伸ばし、ルカの細い手首を掴んでベッドへ引き寄せた。圧倒的な体格差。ルカの体が、ガイルの硬く熱い胸板にすっぽりと包まれる。冷えた身体を毛布で絡んで大きな手で全身さする所作は優しい。

「っ……ガイル、近いって! ボクみたいな間抜けは風邪ひいて死んだって構わないんだ。男みたいなもんだし、そんな風に優しく扱うな」


「男? どこがだ」


ガイルの低い声が耳元で響き、ルカの背中にゾクゾクとした刺激が走る。


ガイルの大きな手が、ルカの細い腰を後ろから抱きすくめた。手のひらから伝わる体温が、ルカの服越しでも熱い。


「お前が普段、どれだけ強がって魔術をぶっ放していても……こうして触れば、驚くほど柔らかくて、小さい」


「あ……う、ん……」


「裸のお前を抱いてダンジョン内を疾走した時の…俺の気持ちわかるか?」


「……本当にごめん…とんだ醜態に付き合わせちゃって」


「お前の身体を他の奴に見られたくなくて気が気じゃなかった」


「えっ…」


いつもは頼れる相棒のガイル。だが、今ルカを包み込んでいるのは、男としての獰猛な気配だった。ガイルの指先が、シャツの裾からルカの滑らかな太ももへと滑り込む。


「もう少しゆっくり進めたかったんだが、お前の魅力に気づいた奴に先に越されたくないしな…」


「ガイル、だめ……ボク、そんな目で、見られたこと……」


「嘘をつくな。俺がずっと、お前をそういう目で見ていたことくらい、気づいていただろ?

……近づいたらすぐ逃げるソロ活のお前に、コンビで信頼してもらう為にずっと耐えてきた」


「……っえ?」


「俺とコンビ組んでくれていたのは、お前も俺のことを好きだって自惚れてもいいんだよな…?」


「…………ボクだったら男みたいだし…女だって気兼ねなく付き合えるからってずっと思って…」


「ひゃんっ!?」

遮る様に大きくて固い手が、ルカの胸をそっと覆い、親指で小さな突起をなぞった。

少年のような声を上げて、ルカの体がピクンと跳ねる。


「可愛い声。普段の生意気な口調はどこにいった?」

ガイルはルカの首筋に顔を埋め、 柔らかい肌を軽く噛むように愛撫した。


「んんっ……ガイル、モテるんだからもっと可愛い子の方が良いんじゃない……?」



「……可愛いお前がいいんだよ。……返事は……?」

耳元で囁く。

ガイルの大きい手を胸に、熱い胸板を後ろに感じ脳が酸欠になりそうだった。


「……ボクもずっとガイルのこと好きだった……

でも求められた経験なんて本当にないんだ…。下手くそだから幻滅しないで………?」

恥ずかしくて涙を浮かべながら振り向きざまで告げるルカが可愛すぎて、ガイルは嬉しくて強く抱きしめた。

「…筋肉が痛いよ、馬鹿力!」

「痛くない様に、全部柔らかくしないとな?」


ガイルはルカの体を軽々と仰向けにひっくり返し、その巨体で覆い被さった。見上げるほどの分厚い胸板と、丸太のような腕。ルカは完全にその影に閉じ込められる。


「ルカ、もう相棒ごっこは終わりだ」


熱い唇が重なり、ルカの小さな抵抗は、戦士の圧倒的な質量と愛の前に、甘い吐息へと溶かされていった――。

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