表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と断じられた第五王子、追放先の死の大地で【古代魔法】に目覚める。〜最強の使い魔たちと始める、やりすぎ辺境開拓スローライフ〜  作者: 綾瀬蒼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/145

第79話:リヴィア編・とろける温泉惑星と、パパの「ふやけ」た休日

12銀河ハネムーン第5弾。今回の相手は、聖なる治癒の力を持ち、家族の健康を一手に引き受けるリヴィアだ。

「リアムさん〜、今日はゆっくりしましょうね〜。私が選んだのは、第5銀河にある『湯けむり星・アクリア』です〜。ここは星全体がミネラルたっぷりの温泉でできていて、浸かるだけで魂までピカピカになっちゃう場所なんですよ〜」

「あはは、リヴィアらしいね。最近、翼が生えたり銀河を作ったりで少し肩が凝ってたから、ありがたいよ」

 リアムは12対の光翼を小さく畳み、リヴィアと共にエメラルドグリーンに輝く水の惑星へと降り立った。

 アクリアの海(というか巨大な露天風呂)は、リアムが足を入れた瞬間に彼の魔力と共鳴し、適温(42℃固定)かつ「全宇宙の疲れを100%吸い取る究極の聖水」へと進化した。

「はぁ〜……極楽だね、リヴィア」

「そうですね〜、リアムさん〜。……はい、あーん。温泉卵(不死鳥の卵製)ですよ〜」

 リヴィアに膝枕をされながら、リアムは完全に脱力。二人の周囲からは「癒やしの波動」が100万光年先まで放射され、第5銀河にいた全ての肉食獣が「争いなんて面倒くさいな……」と草を食べ始め、機械生命体すらも「サウナに入りたい」とバグを起こすほどの平和が訪れた。

 リヴィアがリアムの背中を流しながら、耳元で「リアムさん、大好きですよ〜」と囁くと、その幸福感で惑星アクリアから巨大な「虹の噴水」が噴き上がり、宇宙中に「いい湯だな」という概念のメロディが鳴り響いた。

 この「究極の癒やし映像」を、帝国の地下施設で復讐の刃を研いでいた元工作員たちは、モニター越しに浴びてしまった。

「……殺気が出ない。ナイフを握る力が……入らないんだ……」

「リアム様が、あんなに幸せそうにアヒルのおもちゃ(次元干渉用)と遊んでいる……。復讐なんて、なんて肩の凝る無意味なことだったんだ……」

 かつてリアムに「毒」を盛ろうとした元暗殺者たちは、リヴィアが放つ「浄化の湯気」に当てられ、復讐心を完全に「殺菌」された。彼らは一斉に武器を捨て、「これからは、平和な銭湯の番台として生きていこう……」と、連邦の公衆浴場への就職活動を始めた。

「……ふふ、リアムさん、ふにゃふにゃになっちゃいましたね〜。可愛いです〜」

 リヴィアは満足げに、とろけてしまったリアムを優しく抱きしめる。

 二人が聖王宮に戻ると、そこには「パパの帰りが遅い!」とぷんぷん怒っている12人の子供たちが待っていた。

「パパー! ぼくたちも温泉いくー!」「パパ、おにごっこしよー!」

「あはは、ごめんごめん。……よし、じゃあ次はみんなで遊ぼうか!」

 第5銀河は、このデートの余波で「一瞬浸かるだけで寿命が1000年延びる」という、全宇宙の富豪が全財産を投げ打ってでも移住したがる「究極の保養地」となったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ