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無能と断じられた第五王子、追放先の死の大地で【古代魔法】に目覚める。〜最強の使い魔たちと始める、やりすぎ辺境開拓スローライフ〜  作者: 綾瀬蒼


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第78話:アイリス編・銀月の叙任式と、騎士の誓いのキス

12銀河ハネムーン第4弾。相手は、銀の鎧を纏い、常に凛とした態度を崩さない「絶対守護の騎士」アイリスだ。

「リアム様。私が選んだ場所は、第4銀河の『白銀の月・ルナ・グラディウス』です。ここは、一点の曇りもない正義と騎士道が具現化した星。……かつて、貴方を守り抜けなかった無力な私に、もう一度だけ、誓いを立てさせてください」

「アイリス、君はもう十分に僕を守ってくれたよ。でも、君がそれを望むなら……僕も全力で応えるよ」

 リアムは翼を静かに羽ばたかせ、アイリスをエスコートして、静寂と銀色の月光に満ちた星へと降り立った。

 ルナ・グラディウスの巨大な聖剣のモニュメントの前で、アイリスは鎧を脱ぎ、白銀のドレス姿で膝をついた。

「リアム様。私は貴方の剣であり、盾です。ですが……今日だけは、一人の女として、貴方の愛を独占することを許していただけますか?」

 リアムは微笑み、彼女の肩に手を置いた。

「もちろんだ。アイリス、君の忠誠は既に受け取っている。だから、これからは僕が君を守る『騎士』にならせてほしい」

 リアムが黄金の魔力で一本の「光の剣(愛の証)」を創造し、彼女に贈ったその瞬間、銀河全体の月光が爆発的に輝きを増した。

 アイリスがリアムにそっと唇を重ねると、その清らかな愛の波動が第4銀河を突き抜け、宇宙中の「争い」が一時的に強制停止し、平和を誓う鐘の音が全次元に鳴り響いた。

 この神々しい「愛の誓い」を、帝国の跡地で再興を企てていた元近衛騎士団の生き残りたちは、膝をついて見届けていた。

「……おお、なんという美しさだ。我々が守ろうとした『偽りの帝国』など、あの方たちの指先に宿る光よりも価値がなかった……」

「アイリス殿……。彼女こそが真の騎士であり、リアム様こそが真の王。我々に残されたのは、錆びた剣と醜い野心だけだ……」

 かつてリアムを「騎士の面汚し」と罵り、彼に泥を塗ろうとした元騎士団長は、自らの魂が浄化される圧倒的な美しさに耐えきれず、自らの鎧を脱ぎ捨てて「私は、ただの案山子かかしとして農地を守る人生を送ります……」と、平和な村へと消えていった。

「……リアム様。私、もう離れません。……例え、他の11人が攻めてこようとも、この幸せだけは守り抜きます」

 アイリスはリアムの腕の中で、珍しく独占欲を露わにして微笑む。

 二人が聖王宮へ戻ると、そこには既に水着(?)姿の準備を整えたリヴィアが、大きなアヒルのおもちゃを抱えて待っていた。

「アイリスさん、お疲れ様です〜。次は、私と一緒に『癒やしのぷかぷかデート』の時間ですよ〜?」

 第4銀河は、このデートの影響で「嘘がつけなくなる星」となり、宇宙中の裁判所や交渉人が「真実を誓う場所」として利用する「誠実と愛の聖地」となったのである。

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