表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と断じられた第五王子、追放先の死の大地で【古代魔法】に目覚める。〜最強の使い魔たちと始める、やりすぎ辺境開拓スローライフ〜  作者: 綾瀬蒼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/145

第77話:カリーナ編・銀河最強デートと、愛のクロスカウンター

12銀河ハネムーン第3弾。今回の相手は、かつてリアムをライバル視し、今や最も熱烈な愛をぶつけてくる「銀河の剣姫」カリーナだ。

「リアム! 私の選んだデートスポットは、第3銀河にある『闘神星・アスラ』よ! ここは宇宙で最も獰猛な魔獣が棲む、弱肉強食の楽園。……ここで貴方と背中を預け合って戦うのが、私の夢だったの!」

「あはは、カリーナらしいね。よし、今日は僕も大統領の服を脱いで、一人の戦士として君に付き合うよ」

 リアムが光翼を「推進エンジン」へとモードチェンジさせると、二人は彗星のような速度で闘神星へと降り立った。

 アスラに降り立つなり、惑星の支配者である「銀河喰らいの双頭虎」が牙を剥いて襲いかかってきた。並の神々なら存在を消されるレベルの脅威だが、今の二人には「お散歩の障害物」に過ぎない。

「リアム、右は任せたわ!」「了解、カリーナ。左は僕が抑えるよ!」

 カリーナが神速の剣を振るえば、愛の魔力が斬撃となって空間を切り裂く。

 リアムが拳を振るえば、12対の光翼が黄金の衝撃波を放ち、魔獣たちは「戦う」前に「幸せ」に当てられて骨抜きになっていく。

 激しい戦い(という名の戯れ)の最中、二人の息がぴったり合うたびに、惑星アスラの地表から「勝利の祝砲」のようにマグマの花火が噴き上がる。

「はぁ、はぁ……最高よ、リアム! 貴方の強さを肌で感じるたびに、私の心臓は爆発しそうになるわ!」

 カリーナは戦いの興奮そのままにリアムの首に抱きつき、熱いキスを交わした。その瞬間、二人の闘気が合わさった「愛のビッグバン」が発生し、惑星アスラを覆っていた不毛な荒野が、一瞬で「最高級のトレーニングジム付き別荘地」へと作り変えられた。

 この「宇宙一激しいデート」の様子を、帝国の跡地で再起を狙い、軍備を整えていた元将軍たちは、震えながらモニターで見届けていた。

「……バカな。我が帝国の最終兵器でさえ傷一つつけられなかったあの双頭虎が、リアム王子の『デコピン』一つでペットの猫のように懐いているだと……?」

「カリーナ姫のあの剣……。一振りで次元を両断している。……我々が誇っていた『無敵の艦隊』など、彼女にとっては、デートの邪魔なハエ程度でしかないのか……」

 かつてリアムを「剣も握れぬ軟弱者」と笑った元剣術指南役たちは、自分たちが一生をかけて辿り着けなかった「神域の武」が、単なる「カップルのいちゃつき」に利用されている現実に絶望。全員が剣を置き、二度と拳を握らないと誓って、平和な「豆腐作り」の職人へと転身した。

m

「……ふふ、私の勝ちね。リアムの心臓、私への愛でドクドク言ってるもの」

 カリーナは満足げにリアムの胸に顔を埋める。

「降参だよ、カリーナ。君の情熱には、宇宙のどんな魔獣も敵わないね」

 二人が聖王宮へ戻ると、そこにはアイリスが銀色に輝く鎧を磨きながら待っていた。

「カリーナ殿、いい汗をかかれたようですね。……次は、私の『騎士の誓い』に付き合っていただきます、リアム様」

 第3銀河は、このデートの余波で「住んでいるだけで身体能力が1000倍になる」という、全宇宙のスポーツ選手や武術家が拝み倒す「筋肉と愛の聖地」となったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ