表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と断じられた第五王子、追放先の死の大地で【古代魔法】に目覚める。〜最強の使い魔たちと始める、やりすぎ辺境開拓スローライフ〜  作者: 綾瀬蒼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

126/145

第126話:20歳のパパ復活! ~罵倒はご褒美ですか?~

「……はっ! 僕は一体、何を……?」

 20回目のキス(セレスによる強烈な一撃)を受けた瞬間、リアムの体に聖なる光が戻りました。中二病の闇オーラは霧散し、身長もいつものスラリとした聖王の姿へ。精神年齢も無事に二十代パパモードへと帰還しました。

「リアム様! お帰りなさいませ! 私たちのこと、もうババァなんて呼びませんわよね!?」

 エルナが涙ながらに抱きつくと、リアムは優しく微笑んでその頭を撫でました。

「ごめんね、みんな。あんなに酷いことを言うなんて……。でも、僕の失礼な言葉を求めている人が、この宇宙にはまだたくさんいるみたいなんだ」

 リアムが窓の外を指差すと、そこには「パパ様に罵られたい」「ババァと呼ばれて開眼したい」という、思春期リアムの暴言に魅了された全宇宙のドMな住人たちが、銀河を埋め尽くすほどの行列を作っていました。

「……マスター。事態、斜め上。……パパの『反抗期』が新たな性癖を爆発させた。……パパ、責任を取って『罵倒サービス』を開始しようとしている」

 リアムは全知全能の慈愛で考えました。「みんながそれを望むなら、僕は全力で応えたい!」

 こうして、復活したばかりの聖王パパによる、前代未聞の『聖なる罵倒会』が開催されました。

「おい、そこでもたもたしてるバ……バカ共! 僕の前に並べ! 鈍重な動きをするんじゃない!」

 リアムが赤面しながら精一杯の暴言を吐くと、住人たちは「パパ様の『バカ』をいただいたぁぁ!」「もっと蔑んでください!」と、宇宙が震えるほどの歓喜の声を上げます。

「違うんだ、僕はみんなを傷つけたくないんだ……! なのに、どうして罵ると喜ぶの!? もう、お前ら全員、僕の言うことを聞かない『悪い子』だ!!」

 その「悪い子」というフレーズがクリティカルヒット。全宇宙が幸福なショックで一時停止しました。

 結局、12人のママたちが「パパをこれ以上汚させませんわ!」と行列を次元の彼方へ吹き飛ばし、リアムを再びエプロン姿に着替えさせてキッチンへ幽閉。

「パパは美味しいスープだけ作っていればいいんですのよ!」

「……やっぱり、普通のパパが一番難しいね……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ