表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と断じられた第五王子、追放先の死の大地で【古代魔法】に目覚める。〜最強の使い魔たちと始める、やりすぎ辺境開拓スローライフ〜  作者: 綾瀬蒼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

125/145

第125話:キスの数だけ大人になる!? 思春期リアムの暴言事件

「いつまでも3歳のままでは、夜の甘い時間が過ごせませんわ! セレス、何か方法はないの!?」

「……マスター。分析完了。……家族の『愛の接触キス』によって、パパの精神年齢を1歳ずつ引き上げることが可能。……ただし、成長過程で性格が変質するリスクあり」

 その言葉を聞くやいなや、12人のママたちが「私が!」「次は私よ!」と3歳リアムに殺到。交互に頬へキスを浴びせ始めました。

「わぁ! パパがどんどん大きくなっていくよ!」

 子供たちが見守る中、5歳、8歳、10歳……と、リアムの姿と意識が急速に成長していきます。そして、キスが15回目を超えた瞬間、周囲の空気が一変しました。

「……ッ、ちょ、やめろよ! 離せって!」

 そこにいたのは、いつもの聖王リアムではなく、少し目つきが鋭く、前髪を気にするようにいじっている「15歳の思春期リアム」でした。

「あ、あら……リアム様? お次は私とのキスを……」

 エルナが顔を近づけると、15歳のリアムは顔を真っ赤にして突き放しました。

「うっせーんだよ、ババァ! 近寄んな、香水の匂いがきついんだよ!」

「「「バ……ババァ!!?」」」

 聖王宮に衝撃が走りました。全宇宙の女神と称されるママたちを「ババァ」呼ばわり! そのあまりの破壊力に、ママたちは一斉にショックで膝をつき、背景に「ガーン!」という文字が浮き上がります。

「パパ、今の言葉はひどいよ! ママたち泣いちゃうよ!」

「うるせー! 僕はもう子供じゃないんだ! 宇宙を救うとか、家族愛とか、そういうの『イタい』んだよ! 僕は一人でダークネスと向き合いたいんだ!」

 完全に中二病を発症した15歳リアム。彼は光の翼を黒く染めようと試行錯誤し、部屋に引きこもってポエム(※前回とは別の、より闇が深いもの)を書き始めました。

「……マスター。失敗。……思春期の毒気が強すぎる。……早く、さらにキスをして、20歳の『全肯定パパ』まで戻さないと、銀河がパパの反抗期で崩壊する」

 ママたちは涙を拭い、般若のような形相で立ち上がりました。

「いいでしょう……。その生意気な唇、私たちが力ずくで『パパ』に戻して差し上げますわ!!」

 こうして、逃げ惑う15歳の反抗期リアムと、彼を無理やり大人に戻そうとする24人の家族による、深夜の「強制キス追いかけっこ」が幕を開けるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ