表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と断じられた第五王子、追放先の死の大地で【古代魔法】に目覚める。〜最強の使い魔たちと始める、やりすぎ辺境開拓スローライフ〜  作者: 綾瀬蒼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

112/145

第112話:いい夫婦の日? 決戦、地獄のフルコース料理対決!

「今日は11月2日。……つまり、『いい夫婦』の日ですわ! リアム様、誰が一番あなたの隣にふさわしいか、料理で白黒つけさせていただきますわよ!」

 朝一番、エルナがフライパンを剣のように掲げて宣言しました。12人のママたちの目が一斉に「料理の鉄人」ならぬ「嫁の超人」へと変わります。リアムは震えながら、審判席(という名の逃げ場のない椅子)に座らされました。

「いや、みんなの料理は全部好きだよ!? 順位なんてつけられないって!」

「問答無用!……マスター。今日は判定を。……毒味は私が。……嘘。私が一番に食べたいだけ」

 セレスがちゃっかりリアムの隣を確保する中、キッチンからは次元を揺るがす調理音が響き始めました。

 まずは龍族のリュカが、火炎放射のような息で一瞬にして焼き上げた『超・爆炎ドラゴンステーキ』!

「さあ食えリアム! 私の愛の温度(5000度)を込めた一品だ!」

「熱い! 皿が溶けてテーブルに穴が開いてるよリュカ!」

 続いて人魚のマリンが、深海の秘宝を煮込んだ『幻惑のクリスタル・スープ』。

「リアム様、これを飲めば私との甘い記憶が100万回リピートされますわ……」

「一口飲むたびにマリンとの思い出が脳内に強制再生されて、思考が停止しちゃうよ!」

 次々と運ばれてくる、物理法則を無視した「愛の重すぎる」料理たち。ママたちが「私のを食べなさい!」「いいえ、私のよ!」とリアムの口にスプーンを突っ込み、もはや食事というより「愛の弾幕攻撃」。

 さらに、子供たちまで「パパ、ぼくたちの『泥団子風チョコ』も食べてー!」と参戦し、リアムの胃袋は全知全能の力を持ってしても限界を突破!

「も、もう食べられない……。みんな、全部美味しい、全部世界一だよ……」

 フラフラになったリアムが最後に口にしたのは、セレスが作った『ただの塩おにぎり』でした。

「……マスター。これが一番、胃に優しい。……私の愛は、控えめ」

 そのシンプルさにリアムが「美味しい……」と涙を流した瞬間、他のママたちが「なんですって!?」「塩の産地はどこですの!?」とセレスに詰め寄り、聖王宮は再び銀河規模の「嫁喧嘩」に発展。

「……誰か、僕に『胃薬』という名の聖遺物を届けてくれー!!」

 パパの悲鳴が響く中、全宇宙のモニターには「夫婦円満の秘訣:胃腸の強さ」というテロップが流れるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ