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「さよなら」は言わないで、必ず戻ってきて。

作者: 転移野郎

毎日、見てくださている。読者様へ。


この物語は本編「ホワイト」の最後の登場シーンになります。

 

※本編、第65話と第66話の物語はシーズン2に続く予定です。


※完結まで残り24日。(物語の中の日数)


是非!シーズン1、ホワイトの最後である、勇姿をお楽しみください_(._.)_ペコ。

「異世界転移したら、私が弟子になっていて、のんびりスローライフを送っていた。」外伝編。


 この物語は第65話でホワイトが何故。暗黒騎士が到着する事を知っていたのか?。


全ては、この物語で語られる事だろう。


今宵、あなたは、その「真実」を知る事になる。


時刻は午前8時を過ぎようとしていた。ユリア一行と交易隊と護衛隊は朝食を済ませて出発の準備を進めていた。全員、馬車へと戻っていた。


ドナテッロ組長「ホワイト、そろそろ出発するぞ」


ホワイト「わかった、ドナテッロ組長」


ホワイトは皆が居る馬車へと戻る。


ドナテッロ組長は号令を下す。「良いか!もうすぐ大都市リヨンは近い!気合をいれていけ!」


交易隊と護衛隊は一斉に「おー!」っと気合を入れる。


サムは御者席で待機していた。ホワイトが御者席に乗ろうとした時だ。ユリアが近寄ってくる。


ユリアは普段より間して真剣な表情になっていた。


ユリア「ホワイト、話しがあるの、今いいかしら?」


ホワイト「ユリア姫、もうすぐ出発だ」


サム「後で話せばよいだろ!」


ユリア「これは重要な話しなのよ!」


すると馬車に乗ってた4人も集まってくる。


ミランダ「ったく!どうしたんだい!」


レオ「どうしたの、お姉ちゃん?」


セリナ「ユリア、何か違和感を感じるのね?」


ジェイコブ「うぬ、話を聞こうかのぅ」


ユリア「禍々しい力を感じるの…ここに来るかも」


ホワイト「何だと!?ユリア姫が言ってた、者たちか?」


ユリア「魔王軍の事は以前、伝えたわよね?」


レオ「お姉ちゃんと出会った時に聞いたかな?」


ユリア「ホワイト、信じてほしいの」


ホワイト「ユリア姫の言葉は信じよう」


ミランダ「で?どうするんだい?」


サム「戦うとか言わないよな?」


ユリア「魔王軍なら戦うしかないわ」


ホワイト「ならぬ、戦えば被害が大きい」


ユリア「ホワイト!魔王軍は躊躇ないわよ!」


ホワイト「我に任せるのだ、ユリア姫よ」


セリナ「ユリア、ホワイト様に任せますよ」


ジェイコブ「話しが決まったようじゃな」


ユリア「私も戦うわよ!魔…んー」


セリナはユリアの口を押さえる。フィリッポが近寄ってきたからだ。


フィリッポ「ホワイト様?どうかなされましたか?」


ホワイト「フィリッポ殿、馬を1頭を貸してくれないだろうか?」


フィリッポ「馬をですか!?何かあったのですか?」


ホワイト「はは!少し事情ですな」


フィリッポ「そうですか…分かりました」


ホワイト「フィリッポ殿、感謝いたそう」


フィリッポは軽く会釈して馬車へと戻る。


ホワイト「サム、分かっているな?」


サム「はい、ホワイト様…お任せください」


ホワイト「ミランダ、サムの力になるのだ」


ミランダ「わ、分かってるさ!言われてなくても」


レオ「ホワイト様…戻ってくるよね?」


ホワイトはレオの頭を優しく撫でる。「当たり前だ、皆で新天地へ、いくのだからな」


ジェイコブは強く手を握る「ホワイト殿…待っておるからのぅ」


ホワイト「ジェイコブ殿、無論だ、また一緒に酒を飲もう」


ミランダ「あ、あたいは…」


ホワイト「ミランダ…お前は我の従士だ、それを忘れるな」


サム「ホワイト様!日記を持っておいてください」 


ホワイト「分かった、大事に持っておこう」


フィリッポが馬を連れてきた。そしてホワイトに手綱を渡す。


フィリッポ「では、皆さん、そろそろ、出発を致しましょう」


ユリアたちは幌馬車に乗り込む。御者席にはサム、ミランダが乗る。サムとミランダはホワイトを見つめる。


ホワイト「我が弟子たちよ、頼んだぞ!」


サム、ミランダ「はい…!師匠…!」


交易隊がゆっくりと前進し始めた、次々と廃墟村を離れていく。護衛隊もそれに続く。


そして…最後にユリア一行の幌馬車が動き始めた…。ユリアたちは身を乗り出し、ホワイトを眺める。


レオ「ホワイト様…!リヨンで待てるよー!」


セリナ「ホワイト様…ご武運をお祈りしてます」


ジェイコブ「ホワイト殿…」


ユリア「「さよなら」は言わないで、必ず戻ってきて…」


ホワイトの姿がみるみる、遠退いていく…。


ユリア一行たちの幌馬車はついに見えなくなった。


ホワイトは廃墟村に一人で残る。「うぬ、意外に寂しいものだな…」


ホワイトは廃墟村を徹底的に調べあげる。


いつどこで出会うかも分からない者を探す為に。


ホワイトは「テレポート」を経験済みだ。


6日前の時にヨハネ騎士団が街を襲撃した時に経験してるからだ。


ホワイトは心の中でつぶやく。「ユリア姫は言っていたな…魔法を使う者は感知できると」


続けさまにつぶやく。「しかし、魔法感知には相当な熟練をしないといけないのだと…」


ホワイトは考えを巡りさせる。そして「ハッ!」となるのである。


ホワイト「井戸か!ユリア姫は魔法を…!」


井戸へと移動をする。走って井戸へと向かうのである。すると声が微かに聞こえてくる。


ホワイトはすぐさま隠れる場所へと移動する。


謎の声。やはり…魔法の痕跡があるか…。


ホワイトは姿を確認する。それは全身を鎧で覆ってる騎士であった。


明らかに、この時代にそぐわない物を装着してある。間違いない…転移者である。とホワイトは、すぐに理解したのである。


そして、ホワイトは決意して謎の騎士へと近づく。


こうして、ホワイトと暗黒騎士は出会ってしまう。


ユリア姫、レオ、セリナ御婦人、サム、ミランダ、ジェイコブ殿。


我々は出会って、まだ一週間だろう。だが人間と言うのは不思議な生き物だ。


まるで、何十年が過ぎた感覚にいる…。それも「人間」と言う事か…。


なぜだ…?。いきなり、こんな事を…。


運命の歯車が動きだそうとしていた。

こうして、ホワイトは暗黒騎士と出会う。


運命の歯車が動きだそうとしていた。


この物語は…あなたの…知らない、もう一つの「地球」。

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