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ベイセリア・メキシカーナの育て方

 我が家のベイセリア・メキシカーナ

挿絵(By みてみん)

 太くなっている緑の部分が、今年1月に我が家へ迎えてから、育った箇所(現在11月)

挿絵(By みてみん)

 ベイセリア・メキシカーナ。

 インターネット上に育て方を詳しく解説したものがございませんので、僕が詳しく解説しようと思います。


 その前に本種の生態から解説しようと思います。

 本種は、一族一種の珍しい植物です。カンラン科なだけあって樹液は清涼感あふれる香りと味わいがあります。


 メキシカーナというだけあってメキシコ原産です。

 メキシコ中西部のミチョアカンの森林で発見されました。メキシコ・ミチョアカンの気温は15℃〜20℃です。

 自然環境においては、主に水と日光に満ち満ちた箇所に生息します。


 では育て方を解説いたします。

 先述の通り、自然環境においては水と陽に満ちた環境で育ちます。

 そのため水切れに弱く、陽を好みます。肥料をたっぷり与えるのも良いでしょう。


 この植物は塊根というより「樹木」と考えた方が良いでしょう。根腐れとは無縁。とにかく水・日光・肥料です。

 これは同じメキシコ原産、プセウドボンバックスとも共通する点です。メキシコの樹木系塊根はそういうモノなのかもしれません。


 配合土の例といたしましては、赤玉土3割、鹿沼土3割、腐葉土4割くらいが良いと思います。あるいは赤玉土6割、無調整ピートモス4割でも良いです。


 植物というのは概ね酸性の土を好みます。アルカリ性の土壌では根張りが悪くなるという研究結果もございます。そのため土を酸性にする鹿沼土、もしくは無調整ピートモスを混ぜてあげよう、ということです。


 赤玉土、鹿沼土といったボール状の土を6割混ぜる理由は「根の固定」です。

 ふわふわ腐葉土100%だと、根が張らずパタンと倒れてしまうので、物理的に植え替え不可能です。実体験です。

 ボール状の土で固定力を与えましょう。


 また腐葉土とピートモスは水はけが悪く、非常に保水性があります。

 そのため本種の栽培にピッタリです。


 使う鉢は陶器鉢orプラスチック鉢です。水はけが悪いので。

 素焼き鉢だと乾きやすいので、水切れを嫌う本種とは相性が悪いです。


 つまりは毎日水やりをして、光をガンガンに当ててあげましょう。ちなみに根腐れだけでなく、葉焼けとも無縁です。


 とはいえ過度な日射で、多少赤みを帯びることはあります。これは自然な現象なので心配は要りません。

 これはクロロフィル蛍光と呼び、光合成に使いきれなかったエネルギーを赤い光で捨てているのです。


 また肥料ですが、液体肥料は効果が強すぎるあまり、徒長を促進するので、塊根植物にはあまり推奨できません。

 ですが本種にはある程度、使用してあげても大丈夫でしょう。塊根というより「木」なので。


 本種はオトンナ・へレイ。オトンナ・アルミアナ。

 それと少し似ていると思っています。

 もちろん違いは一目瞭然ですが、それでも独特の茶色の出っ張りは、通じる点があると思っています。


 だからこそ私はベイセリア・メキシカーナを推したい。正直オトンナよりも。

 冬でも室内で上手くやれば、葉落ちせず元気に葉を茂らせてくれます。


 水も肥料も日光もたっぷり与えると、葉っぱをたくさん茂らせてくれる。

 なんて楽しい植物でしょうか。是非とも手に入れてみてください。


 ちなみに現地球の挿し木のやつは、枝の出っ張りがすごいです。

 しかし日本で小さい株を育てるとなると、どうしてもエグい出っ張りは作れないので、その辺りは仕方ないので妥協しましょう。


 とにかく水をたっぷり! 日光もたっぷり! これが鉄則です。

 さすれば猛烈な勢いで成長してくれることでしょう。

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