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パキポディウムの種類。および特徴・違い・判別方法について。

塊根植物といえばパキポディウムです。

塊根趣味の方でパキポディウムを知らない方はおられないと思います。植物栽培を語るうえで避けては通れない王道とも言える植物です。その効果なお値段にも関わらず、観葉植物の中で明確な立ち位置を築いていると言えます。


ですがパキポディウムの種類、その差異について理解している方は少ないと思われます。

初見の方は誰しもがこう思うでしょう「どれも同じやんけ」と。そう、似ているのです。パキポディウム・グラキリスとパキポディウム・マカイエンセの違いを語れる方はどれだけおりましょうか?


今回は自分の所有するパキポディウムを紹介しつつ、他との特徴・違い・判別方法を解説していこうと思います。長くなると思うので、面倒な方は確認したい箇所だけを見るだけでも結構です。お付き合いくださいませ。


パキポディウム・ロスラーツム

基本種です。多くの変種を有しており、かの有名なグラキリスもこのロスラーツムの変種とされています。特徴という特徴はありません。多くのパキポディウムの元となった種ですから、特徴がないのも当然かもしれません。特徴がないというより、ここから種が枝分かれしていったわけですから、差異も何もないわけです。

ちなみにロスラーツムは基本種にも関わらず、あまり売られていません。実生がたまに出回る程度です。


パキポディウム・ロスラーツム・グラキリス

超有名種であり、開墾植物のブームの火付け役ともなった有名種です。なの通り、ロスラーツムの変種でもあります。

本種の特徴はまん丸の塊根部、とても細い枝、そして細長い葉っぱです。大きな現地球ともなると、本当に球形になっています。


ロスラーツム・エブレネウム

パキポディウムは基本的に黄色い花を咲かせますが、本種は珍しい白い花を咲かせます。根が弱く、根腐れしやすい点に注意しなければなりません。葉っぱは倒卵形(逆さにした卵の形)をしており、現地球は白濁したような色合いをしています。


デンシフローラム

緑の混じった銀白色が輝かしい、デンシフローラムです。荒々しいゴツゴツとした肌です。枝分かれが激しく、大きい株にもなると無数の枝でビッシリになります。あとこれは我が家の株だけかもしれませんが、葉っぱが分厚い気がします。


パキポディウム・マカイエンセ

マッケイ山脈にて発見されたことからマカイエンセと名付けられました、マカイエンセです。本種の分類はまだ明確にはなっておりませんが、ロスラーツムの変種ではないかとされています。実際、ロスラーツムに似た雰囲気があるので、正直そっちと見分ける自信はないです。現地球は表面のトゲが脱落し、ツルツルしています。色合いは濃い茶色から薄い木肌色まで様々で、日焼けの程度によって色合いが大きく変わります。


エニグマティクム

独特の白い肌と艶のある葉っぱが特徴です。特徴という特徴はありませんが、なんかぽっちゃりした樹形になります。上手く説明できないんですけど、妙な愛嬌というか、ずんぐりむっくりな感じです。口で説明するのは正直かなり難しいので、経験則で判断してください。


イノピナツム

非常に滑らかな乳白色の木肌が特徴的です。トゲというトゲはほとんど見られません。またグラキリス同様、幅の細い葉っぱを出します。他のパキポディウムとは明らかに一線を画する特徴を有しているため、簡単に見分けることができると思います。


カクチペス

本種の特徴として「赤焼けした色合い」と紹介されることが多々ありますが、あまり適切ではない気がします。赤茶色になっていないカクチペスの方が多いです。本種は下部の低い箇所で枝分かれして成長することが多く、低く広がるような樹形になることが多いです。


ブレビカリックス

一目瞭然ですね。象の足のような造形です。後述のえびす笑いに通じるところがあると思います。


バロニー(ウィンゾリー)

縦長のパキポディウムです。本種は他とは違い、パルフィロポディウム亜属に分類され、もはや別種と言っても良い存在です。特徴は見た通りです。

なおウィンゾリーですが、こちらはバロニーの亜種です。寸胴型の基本種と違い、根本が膨らんだメリハリのある体型になります。また枝分かれも激し出す。成長が非常に遅いことも相まって、大きい株ともなると結構なお値段になります。


えびす笑い。

なんか平べったいやつです。見た通りです。


なんかめんどくなったのでここらで打ち切ります、そんな感じです。あとは自分で調べてね!

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