夏型と冬型の違い。
多肉植物、塊根植物、灌木植物……
色々ございますが、大きく2種に分けることができます。
すなわち「夏型」と「冬型」です。
夏型はシンプルですね。
チリ、ボリビアなどのサボテン。
マダガスカルのパキポディウムやオペルクリカリア・パキプス。
サウジアラビアやソマリア等が原産地のコミフォラ。
メキシコ原産、プセウドボンバックスやベイセリア・メキシカーナ。
要は暑くて乾燥しているトコに生息する植物です。
なので育て方は簡単。
暑いところで、乾燥させて、水やりを絞って育てればーーと、言いたいところですが。
何事にも例外があります。
なんか時々やたら水を好むサボテンや灌木がいます。
例えばプセウドボンバックスやベイセリア・メキシカーナ、コミフォラ系統ですね。
あとサボテンでもメキシコ原産のゲオヒントニア・メキシカーナや、アズテキウムなんかも成長期には水を好みます。
なんかメキシコ産の植物は水を好むイメージがありますが、実際問題どうなんでしょう?
まぁ何事にも例外はあるということですね。
次に冬型の解説。
だいたい南アフリカ原産です。ケープタウン、あとナミビアとかが、産地のパターンとして多いですね。
ペラルゴニウム、チレコドン、メセン各種、ピグマエア等。
あと……アリ植物のレカノプテリスも含めても良いかもしれない。温度変化が少ない場所を好むシダ植物なので、冬型同様、室内栽培に向いてるんですよ。しかも乾燥し過ぎると死ぬので、なおさら外栽培に向かない。
レカノプテリスの栽培における生育適温は20度~25度らしいです。そして人が快適に過ごせる適正温度は夏が25°から28度。冬は18度~22度。
あら不思議。なんか人の過ごしやすい環境と妙に一致しています。というわけでアリ植物は室内栽培に向いています。実質冬型ですね。
先に述べましたが、冬型植物は基本的に室内栽培がメジャーです。
人の過ごしやすい温度で育つ生き物です。冬型と言っても、ガチで冬空の下で育てようとしてはいけません。氷点下を超えると即死しますし、しなくても死にます。
そういう意味では春秋植物、と言った方が正確でしょう。南アフリカの気温って常に春秋くらいなのかな、もしそうなら過ごしやすそうだな。
あと冬型なんですけど、形状が多種多様です。ペラルゴニウムひとつとっても、いろんな形があります。全く飽きません。
サボテンってどれも似たような形じゃないですか。パキポディウムもどれも似たような形じゃないですか。ユーフォルビアもなんか……結局は本質的に同じに見えてきます。特徴的で魅力的なやつは高かったりします。
それに比べて冬型は多種多様!
いろんな形、特徴、いっぱい!
ホント楽しい!僕は冬型大好きです!
そんな人間みたいな植物なので室内で育てるべきです。
日光に関してはパネルライト型のLEDがオススメです。懐中電灯型って光量強すぎるから、葉焼けとか距離とか面倒なんですよね。そのくせ、やたら照射範囲は狭い。しかもキュポってはめるソケットも必要です。めんどくせーーーーーーーー!!!!
それに比べてパネルライト型の素晴らしさ! 照射範囲は広く、光量もちょうど良く、設置も楽! コンセントに刺すだけでピカピカ光る!ステキ!
話逸れましたね。
結論。冬型はステキです。終わり。