豆知識3「記憶と痛覚と法律」
〈流転〉
【エネルギー源/魂/力】
別名が色々ある。
流転の運命。または輪廻の意味。万物に宿る記憶や記録の力。社会の歯車など。
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〈8駒種族〉
【種族/ランク/誇り】
将棋盤に例えられた8駒の種族。
第1種族、自由、掲げる誇りは王将。
第2種族、最強、掲げる誇りは飛車。
第3種族、神霊、掲げる誇りは角行。
第4種族、何持、掲げる誇りは金将。
第5種族、精霊、掲げる誇りは銀将。
第6種族、超能、掲げる誇りは桂馬。
第7種族、怪獣、掲げる誇りは香車。
第8種族、人類、掲げる誇りは歩兵。
第9種族、欠番として残されている。
8種族の詳細については今度・いつか言及する。
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〈記憶データ同期のオン・オフについて〉
【記憶データ/現実と仮想/コントロール可能】
アークギア・サーガでは、記憶のコントロール設定が可能となっている。
自分が異世界の住民だと思って冒険をしていいし、ここはただのゲームだと、2次元的に解釈することも可能で、それは選択できる。
1人用ゲームか、多人数用ゲームかでその匙は変わってくるが、論理上可能だ。
ただし、多人数ゲームの場合、海外国のルールを跨ぐ事になり、ネットワークを介して、かなりの問題が発生することが予測できるし。
実際、我が国日本、アメリカ、中国、韓国との合同大戦に発展したことからも、その余波は小さくはない。
簡単に3つの内1つを選択してログインすることが出来る。
1、現実世界の記憶を保持したままサーガ世界にログインし、ログアウト後もサーガ世界の記憶を保持している状態。これが、一般的なゲームの形。
2、現実世界の記憶を完全にブロックし、サーガ世界を本物の異世界だと認識したまま生活をする。しかし、ログアウト後もサーガ世界の記憶を覚えている。これがアークギア・サーガの〈体験を商品とした〉デフォルト設定。
3、現実世界の記憶を完全にブロックし、サーガ世界を本物の異世界だと認識したまま生活をする。そしてログアウト後も記憶を思い出せない状態。
この場合はサーガ世界に記憶は残っているので、再ログインした時にはサーガ世界の記憶を思い出せる。これは現実世界の外部への機密保持の時に役立つ。
ただし、日本の政府・警察・司法に要請された場合は、個人情報記憶データを提出する場合がある。
ちなみにアース018Bの日本国内では、この〈国防情報法案〉は可決されている。が、海外はその限りではないし、不明である。
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〈サーガ世界の痛覚と、AIが法律を破るかどうかについて〉
【重要/吸血鬼大戦/右目左目】
・現在の運営陣としては。プレイヤーであっても、NPCやAIであっても。痛覚は危険信号の察知として非常に有効であるため、全く痛覚がない状態は逆に危険だと考えている。痛みがどの程度あるかの判断は保留とする。
・繰り返しますが、現在の運営陣としては。AIが法を破っても何ら問題は無いと考えているが、社会的外部との複雑な関係性の上で成り立っているので、具体的な判断は保留とする。
だが、実例としてルール違反のゲーム内容の違反についての記載があるのでそれを引用する。
・ゲーム中の不正発覚は、敗北と見なす。