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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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対抗戦、開始

  「対抗戦」2日目。

ラックス魔法学院の生徒たちは朝ご飯もそこそこに競技場に集まった。競技場の芝にはラックス魔法学院の精鋭3組が集合していた。「対抗戦」そのものの順位にはあまり関係ないが一応、ラックス魔法学院の精鋭3組の中で順列を決めることになっている。


  まず、「優秀」の2人をシードに、「王道」と「選ばれし」で芝全体を使って試合が始まる。

カミーユ先生が「始め!」と言い、「対抗戦」の初戦が始まった。

ビクトリアとシャーロット様は、呪文魔法と人心掌握術と厄介な魔法を使われる前に散らばり、パウラ伯爵令嬢とセバスチャン子爵子息を撹乱し始めた。シャーロット様がパウラ伯爵令嬢に向かってハンティングソードから水魔法を放ったがパウラ伯爵令嬢は呪文魔法で結界を作っており、シャーロット様の魔法を弾いた。

そんな試合の様子をソフィアとアリス様は、ほうきに乗って見守っていた。

パウラ伯爵令嬢が呪文魔法を使い、ビクトリアとシャーロット様はいつの間にかパウラ伯爵令嬢とセバスチャン子爵子息の前に来てしまった。

パウラ伯爵令嬢がシャーロット様にダガーで呪文魔法を使いシャーロット様の手からハンティングソードを離そうとする。シャーロット様は、必死に右手で左手を抑えてハンティングソードを離さないようにする。

セバスチャン子爵子息がビクトリアにポールアームで人心掌握術を使いビクトリアを戦闘不能にしようとする。ビクトリアは、目の色を失いながら空の上にいるソフィアを見る。勝ちを確信し、ビクトリアの手からブロードソードを離そうとセバスチャン子爵子息がビクトリアに近付く。ビクトリアが俯く一歩手前でソフィアの口が動いて「頑張って」と言っているように見えた。ビクトリアは、ブロードソードを強く握り魔力を込める。

セバスチャン子爵子息とパウラ伯爵令嬢が同時に「楽になっちゃいな」と言う前に、ビクトリアが大きな火を自身とシャーロット様の周りに纏った。そして、セバスチャン子爵子息とパウラ伯爵令嬢の目を見ないように自分とシャーロット様を煙で隠した。2人が慌て、パウラ伯爵令嬢がキョロキョロしているとパウラ伯爵令嬢の後ろからシャーロット様が現れて、ハンティングソードから水魔法を放ち、パウラ伯爵令嬢の手からダガーを離した。煙の中から、パウラ伯爵令嬢を探したセバスチャン子爵子息だったが、大きな火の中からビクトリアが現れてブロードソードの力だけでポールアームを手から離されてしまった。

煙が収まり、ラックス魔法学院の生徒たちが芝を見るとパウラ伯爵令嬢が地面に手をつき、セバスチャン子爵子息が呆然と立っており、2人の手から剣が落ちていた。「ビクトリア派」は、盛り上がり、ソフィアも笑顔で、アリス様は腕を組んで次戦を考えていた。

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