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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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出場メンバー

秋となり2学期が始まりいよいよ「魔法学校対抗戦」が目の前に迫って来た。夏休みを終えたアランはルーカスと同じ身長になっていた。


  「魔法学校対抗戦」が2週間前となった晩。ラックス魔法学院の全生徒が他校に先んじて競技場の中に入っていた。そう、ソフィア・リドルとアリス・クレア公爵令嬢とビクトリア・スミスの成績トップ3が出場することは決まっているが残りの3人は、みな頑張ったため決まっていないので今晩はウィリアム校長自らの手でカップの中から3人を引いてくれることになったのだ。

  競技場芝の中心にステージができ、壇上の上にシャッフルされた紙が入っているカップがあり、その前にウィリアム校長が立っている。その両隣に出場が決まっているソフィア・アリス様・ビクトリアもいた。アリス様は嫌そうな顔を隠さずソフィアは緊張した顔で競技場の周りに座っているラックス魔法学院中の人たちの顔を見ていた。ビクトリアだけは堂々と立っていた。

ウィリアム校長がマイクに近付いて話し始め、今宵のイベントが始まった。

  ウィリアム校長「今年度の5年生はみな優秀で学業も実習もみな素晴らしい成績だ。さらに、学校外でも人々に優しくしたりイベントを企画したりと、みな今日まで頑張ってきた。よって、平等に残りの3人をクジで引く!」

ウィリアム校長が両手を広げるとアリス様が国行を振って競技場の芝を凍らせ氷の上を滑りながら氷の弾をビクトリアに向かって放った。ビクトリアもブロードソードを振って火魔法を発動し、氷の弾を燃やし、そのまま芝を覆った氷を溶かした。壇上の目の前で、アリス様の大量の雪の塊とビクトリアの火の塊がぶつかり合って弾いて消えた。

ソフィア「同級生としてみんなのこと誇らしいです!」

ソフィアがビクトリアとアリス様のすぐ後ろにマイクを持ったままやって来た。

ソフィア「私たちは誰がなっても嬉しいです。だから、みんな祈っていてね!」

カイ「カウントダウン開始!」

100秒からカウントダウンが始まった。ルーカスは、ソフィアと一緒に組みたくて、シャーロット様は、ビクトリアと組みたくて、アランは、頑張ったので、オリビアも手を組んで5年生はそれぞれ自分が選ばれるように祈った。そんな同級生のみんなをソフィア・アリス様・ビクトリアは見守っていた。

カウントダウンが短くなってきた。ウィリアム校長がカップに手をかける。大会の実行委員長であるカミーユ先生がマイクをウィリアム校長に近づける。10秒前、ウィリアム校長が3枚の紙をカップの中から引いた。5年生の多くが唾を飲む。

「3、2、1!」

ウィリアム校長「パウラ・ポルトカレッロ伯爵令嬢!

セバスチャン・バーベンベルク子爵子息!

シャーロット・モーティマー侯爵令嬢!」

セバスチャン・バーベンベルク子爵子息は立ち上がってガッツポーズをし、パウラ・ポルトカレッロ伯爵令嬢は立ち上がって口に両手を当てていた。シャーロット様はアランに抱きしめられ、他の5年生は残念そうながらオリビアをはじめみんなから3人は拍手を送られた。決まった瞬間、ソフィア・アリス様・ビクトリアは、それぞれブロードソードと国行の剣先を空に向けた。

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