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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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ソフィアは、春休みになり、気分でスペンサーが引く馬車を飛ばさずオルシュウレアンまでの道を走らせていた。

ふと綺麗な湖から反対方向を見ると、岩の側に顔を赤くした子どもがだるそうに座っていた。ソフィアは慌てて馬車から出てしまったので、スペンサーは急ブレーキをかけてどうにか止まった。

  ソフィア「大丈夫⁉︎」

子ども「…水…」

子どもの消え入りそうな言葉にソフィアは、急いで馬車の中にあった飴が入った瓶の蓋を持って、湖に走って蓋に水を汲んで子どものもとに戻って、子どもに水を飲ませた。子どもは、水を一口、飲むと目を閉じて手が動かなくなってしまった。

ソフィアは、スペンサーに手伝ってもらって岩を動かして岩の下に子どもを葬った。子どもは、微笑んで目を瞑っているように見えた。


  ビクトリアが森から出てくるとソフィアを乗せた馬車を引いたスペンサーがリドル家の前に着いたところだった。馬車から降りて来たソフィアに「遅かったね。」と思ったよりも到着が遅れた事を聞いてみたが返事は無かった。

  ビクトリア「ソフィー?」

ソフィア「…命って、残酷だね。」

ビクトリア「…そうだね。」

言葉の意味は分からなかったが、ソフィアの顔から帰る道中で何かあった事を察したビクトリアは優しくソフィアを抱きしめてくれた。

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