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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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ソフィアとビクトリアは幼なじみ

  ソフィアとビクトリアが子どもの頃。ナンシーもノアもビクトリアも生まれた時から魔法を発動していた。だから、今と違ってビクトリアは魔法の力を持たない、姉は魔法を使えるのに妹は魔法が無いソフィアのことをイジメていた。言葉はもちろん、森で山菜採りをしていたソフィアの前に火魔法を放って驚かせたりしてイジメた。

あと、地元の友達にソフィアのことを笑いながら話していて、それに遭遇してしまったソフィアはナンシーに剣の稽古をつけてもらい始めた。ビクトリアがソフィアに不意打ちで火魔法を放って驚かせれば、ソフィアがビクトリアに不意打ちで木刀を振り上げたけど当時はか弱かったソフィアではビクトリアに勝てず手から木刀を離され押し倒されて泣いてしまった。


  そんなある日。

いつものようにビクトリアがソフィアをイジメていて、ソフィアに、「ナンシーとは血が繋がっていなんだよ笑」と言ってからソフィアはビクトリアに突進して、ソフィアとビクトリアはつかみ合いの大喧嘩をしてしまった。ソフィアに跨られたビクトリアがソフィアから木刀を振り上げられ防戦一方となり慌てたビクトリアが右手を翳すと魔力が暴走してしまい火魔法は暴発し、自分の手とソフィアの左頬を火傷させてしまった。しまったという顔をする前に痛みで蹲ったソフィアは今までより大きな声で叫んでいるように泣き始めてしまった。ビクトリアも右手が痛かったがソフィアの姿に罪悪感が湧いてきた。当然、ビクトリアは親に泣き止まないソフィアと一緒に病院に連れて行かれながらこっぴどく叱られた。

  次の日。目を覚ましたビクトリアが右手を見るとあんなに大きな火傷の跡は消えていた。その日は、木の上でボーとしていたが下を通ったソフィアの左頬にも大きな火傷跡は消えていた。でも、火魔法が暴発した瞬間を思い出すと右手がジンジンとした。


  あの日から、ビクトリアは、気まずくなってしまいソフィアに話しかけられなくなってしまった。もうソフィアの前に火魔法を放って驚かさなくなった。家の前でバッタリ会ってソフィアが挨拶しようとしてもビクトリアは逃げてしまった。

その日もビクトリアは、自分の部屋のベッドで小さくなって本を読んでいた。すると誰か来客が来たようだったが行く気にはならず気にせず本を読んでいた。

  ソフィア「トリちゃん!」

ビクトリア「ソフィー⁉︎」

部屋が急に空いたと思ったら、ソフィアが普通に笑顔で入って来たのでビクトリアは驚いて立ち上がってしまった。

ソフィア「姉ちゃんと作ったから一緒に食べよう!」

ソフィアは、手に持って行った籠をビクトリアに見せた。籠の中にはクッキーが入っていた。その日、ビクトリアは自分の部屋でソフィアがナンシーと作ったクッキーをベッドに並んで座りながら食べた。

その日から、ビクトリアはソフィアと一緒にいるようになり、ナンシーの代わりにソフィアに剣の稽古をするようになった。ソフィアとビクトリアは、家族ぐるみの付き合いになり、よく一緒に家の外にある机で夕飯を食べた。


  ビクトリアが森を散歩しているとソフィアが大木の側にある小さな芽をしゃがんで見ていた。そんなソフィアと小さな芽の横にビクトリアは火魔法を放ったが、もうソフィアは驚くことなど無くなった。

  ソフィア「やる~?」

ソフィアとビクトリアが久しぶりに剣の手合わせをしても今ではビクトリアがソフィアのスピードに翻弄され、あっという間に手から剣を離されて、負けてしまうようになった。

  ソフィア「レモネード作ろうよ!」

ビクトリア「良いよ。」

ソフィアとビクトリアは、リドル家に入って、レモネードを一緒に作り、その日は久しぶりに家族ぐるみで夕飯を食べた。勿論、ソフィアとビクトリアは隣同士で笑いながら楽しく食事をした。

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