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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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幼なじみの会話

ソフィアとビクトリアは、ソフィアが本を借りられず肩を落としているのをビクトリアが慰めながらナンシーの部屋でナンシーとノアがお茶を持って来てくれるのをソファーに座って待っていた。ナンシーとノアは、まだ下っ端で、それぞれの研究者の雑用だが、優秀なのでナンシーは自分の部屋を最初から貰えた。ノアは、毎日、魔法小銃を駆け回ったり、飛翔魔法で飛び回っているようだ。今日は、ソフィアとビクトリアの為に2人ともお休みをもらっていた。

  ナンシー「お待たせ~」

ノア「あらら汗」

ナンシーとノアが仲良く魔法省で作っているハーブを使ったハーブティーと魔法省で管理している農家から貰ったブルーベリーを使ったブルーベリーパイを持って来てくれた。ノアは、ソフィアの様子が心配だったがブルーベリーパイを見たソフィアはすぐに元気を取り戻したのでビクトリアは一安心した。ソフィアがブルーベリーパイにがっついている間にナンシーとノアもソファーに座ってハーブティーを飲み始めた。

ナンシー「魔法省はどうだった?」

ビクトリア「凄かったです」

ナンシー「就職先にどうかな?」

ビクトリア「魔法学院の卒業生の多くは魔法省に行くのですか?」

ナンシー「いや、そうでもないね。」

ノア「魔法学院の生徒の多くが貴族だから、卒業しても実家に戻って力を誇示するか王様の警護だよ」

ビクトリア「あー。」

ノア「後は、魔法学院の先生になる人もいるね。」

その話を聞いて、ソフィアは1年生の時にいたヘンリー先生のことを思い出して、ブルーベリーパイを食べる手が止まったが、3人に気付かれないうちにまた手を動かした。

ナンシー「ソフィーは、魔法省に入れた何をしたい?」

ソフィア「もちろん!図書室に籠って本を読むよ~」

ノア「籠るのか~?笑」

ソフィア「本の管理もしまーす笑」

ナンシー「ついでに、魔法全般の研究をしたら~?」

ソフィア「んー…」

ノア「ビクトリアは、新たな魔法の開発かな?笑」

ビクトリア「もう!驚いたんだからね汗」

ナンシーとノアは、ソフィアとビクトリアに話しかけてくれたが、ちょくちょく2人でイチャイチャしていた。こっそりのつもりだろうが手を繋ぎ合っていたし、ナンシーがノアにブルーベリーパイをアーンしていた時はソフィアとビクトリアは顔を見合わしてしまった。ソフィアは、姉のその姿に恥ずかしい気持ちが込み上げてしまった。


  ブルーベリーパイを食べ終わりお喋りもひと段落した頃には夕方になっていたので、ソフィアとビクトリアはラックス魔法学院に帰ることにした。

来た時のように噴水の前でナンシーとノアがソフィアとビクトリアを送ると今度は、スペンサーとレディがソフィアとビクトリアを迎えに来てくれた。

  ソフィア「ただいま」

スペンサー「おかえり」

ナンシー「ずいぶん、仲良くなったんだね」

ソフィアとスペンサーが仲良いことに驚いたナンシーは、ソフィアとスペンサーが長期休みの時にしている事を知らなかったのでソフィアとスペンサーは普段の行動がバレないように微妙な笑顔をするしかなかった。そんなソフィアとスペンサーの様子にビクトリアは呆れてソフィアをジトという目で見たのだった。ソフィアはスペンサーに、ビクトリアはレディに跨って空に浮くとナンシーとノアは、ソフィアとビクトリアに手を振ってくれた。

ナンシー「じゃあね~」

ノア「またね!」

今度は、ワープしてラックス魔法学院に帰る前に、ソフィアはナンシーがノアに肩を組まれて2人で笑い合っている姿を見てしまった。ソフィアは、少しだけ寂しい気持ちになった。


  ラックス魔法学院に帰った2人。ソフィアは、食堂でアラン・ルーカス・オリビアたちに囲まれながら魔法学院の多くの生徒に魔法賞のことを紹介した。食堂の端でアリス様がソフィアの話に耳を立てていた。ビクトリアは、お風呂に浸かりながらシャーロット様に魔法賞のことを話した。

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