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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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過去の痛み

  ソフィア・ビクトリア・アリス様が再び壊れない壁に来た時だった。壁からタンスが現れ、アリス様が驚いている間にソフィアとビクトリアはタンスの中に消えてしまった。

  アリス「ソフィア!汗」

すると「迷路地獄」が無くなりタンスとともにアリス様は脱落した生徒が待つ校門前に帰って来てしまった。

チャバリア先生「クレア公爵令嬢様⁉︎」


  ソフィアとビクトリアは、ある家の一室にいるようで2人は周りを見渡した。すると2人の前になにやら科学道具を用いて実験をしているおじさんがいたので声をかけてみるがおじさんは2人の存在に気づいていないのか実験を続けていた。


  一方の校門前ではチャバリア先生や3年生たちが大騒ぎで、アリス様は氷魔法から氷の塊を連続してタンスに攻撃するがタンスには傷一つつかなかった。

  アラン「これって、「開かずのタンス(Closed Box)」なんじゃ…」

オリビア「2人とも嫌な過去に傷ついていないと良いけど。」

そんな会話の中でもアリス様は手を止めずに氷魔法で「開かずのタンス(Closed Box)」を攻撃し続けていた。


  タンスの中では、ビクトリアが部屋の中を動こうとしてみたり、ソフィアが魔術書を開くも効果はなかった。2人が困惑しているとおじさんが動いて顔をソフィアとビクトリアに見せた。その瞬間、ソフィアは左頬が痛みビクトリアは右手が痛み咄嗟に頬と手を抑えてしまった。しかし、おじさんはやはり2人には気づいていなかったようだった。


  ラックス魔法学院では、チャバリア先生が急いで競技場にウィリアム校長を呼びに行っていた。その間もアリス様は氷魔法で「開かずのタンス(Closed Box)」を攻撃し続けていた。

  オリビア「アリスちゃん汗」

シャーロット「アリス!もうやめなよ」

それまでも魔法を使用していたし、強力な魔法を使っているためアリス様の体力はどんどん無くなっていた。


  ソフィアとビクトリアは、タンスの中であまりの激痛に立っていられなくなっていた。ビクトリアが意識を飛ばしておじさんの部屋に落ちそうになった時だった。

  ウィリアム校長「「Come Return」!」

ウィリアム校長の声が聞こえて2人はラックス魔法学院の校門前に落ちた。タンスから出るとソフィアの左頬とビクトリアの右手の痛みはなくなっていた。

ソフィアとビクトリアが立って前を見ると同級生たちの安堵の顔があり、ソフィアはみんなから抱きしめられた。ビクトリアもシャーロット様から声をかけられた。

  シャーロット「無事で良かった」

ビクトリア「ありがとう」

アリス様もホッとし、体力が尽き地面に座り込んだのでチャバリア先生から頭を撫でられながらソフィアの何ともなさそうの顔を見ていた。ビクトリアは、人気者のソフィアのことをずっと見ていた。



  「トーナメント」は、中止となり、緊急で全教科のテストを受けた3年生は、いつも通り上位3人のソフィア・アリス様・ビクトリアが「対抗戦」に出場する事が決まったが、残り3枠を巡って3年生たちはありとあらゆる事を頑張るようになる。

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