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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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女性村長

  ソフィアとビクトリアの地元であるオルシュウレアンで新しい村長を決める選挙が近くなっていた。ラマオウヨでは選挙できるのは十八歳からだがラックス魔法学院ではウィリアム校長の教育観でまだ投票できない1~5年生の生徒たちも積極的に選挙に関心を持つようにされていた。


  ソフィアとビクトリアのもとには、ナンシーとノアから手紙でオルシュウレアンの状況が伝えられていた。ソフィアとビクトリアは、この選挙期間中ビクトリアの部屋にたむろって政治の意見を言い合っていた。

  ソフィアとビクトリアの地元では、保守派の中年の男とまだ二十代のリリィ・テイラーと言う女性が争っていた。ソフィアとビクトリアは、同じ女性のリリィを支持し、ナンシーとノアら若い世代も新進気鋭の若手であるリリィを支持していた。ナンシーとノアは、若手で集団を作り、リリィへの指示を表し、2人から情報を貰ったソフィアは知人に手紙を書きリリィを支持するようお願いをし、ビクトリアは家族に手紙を書きリリィを支持するようお願いをしている。ソフィアは、またスペンサーにお願いをして、ソフィアとビクトリアたち子どもたちとナンシー・ノアら若者が願っていることをビラに書いてスペンサーが空から飛ばした。その願いはリリィが挙げる政策とバッチリ合っていた。

そんなソフィアたちの政治に関心を持ったアリス様とオリビアら「貴族」たちは、寮の談話室に集まり、ソフィアから政治を学んだ。


  そうして投票の日になった。その日だけは、ソフィアとビクトリアも地元に戻って、投票場のお手伝いをし、投票を見守った。そして、二十時過ぎ。投票開示を手伝っていたノアが2人のもとにやって来た。

  ノア「やったよ~!」

ビクトリア「えっ⁉︎」

ソフィア「てことは~」

ノア「リリィさんが新しい村長だ~!」

ソフィア「やった~♪」

飛び上がって喜んだソフィアと手を繋いでダンスを踊るノアは、小さくガッツポーズしたビクトリアに微笑んだ。ソフィアがスペンサーの助けを借りて、ソフィアとビクトリアたち子どもたちとナンシー・ノアら若者が願っていることをビラに書いてスペンサーが空から飛ばした効果は絶大だったようだ。その後、ソフィアとビクトリアは地元の子どもたちも一緒にこの日だけは二十二時までお祝いパーティーをした。


  そうして次の日には急いで「ラックス魔法学院」に戻り昼からの授業にはどうにか間に合ったソフィアとビクトリアは、ウィリアム校長から「スペチャリ」つまり特別賞を貰ったのだが、すぐに夏休み前の期末試験期間になってしまい、3年生たち同級生は授業後も教室に残って勉強をし合い、ドタバタと期末試験をどうにか受けたが、残念ながらソフィアと談話室で話し合って楽しくなっていたルーカスは勉強に身が入らず期末試験は散々な結果になってしまった。

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