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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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実技試験

   続いて広場での実技試験では、自分の評価に繋げるためにビクトリアは、列の最初に立ち強い火魔法を剣から放ち[貴族]たちを驚かせた。一方のソフィアは、難解な[魔法使い]召喚魔法陣と[魔法動物]召喚魔法陣を書いて教官を驚かせ、意地になった教官が出した古代文明の解くのが難しいとされる魔法陣も古代文明の文明と用途を教官が書いている途中で答えこちらも魔法を使えない[貴族]を驚かせていた。その様子をある一室からソフィアと同じく茶髪だがロングではなくポニーテールにしていて目も黒目のソフィアとは違う茶色い目だがソフィアと同じく鼻は特に高くないいかにも[普通]出身者のお姉さんが見ていた。

しかし、[普通]出身に凄い能力がある事が面白くない[貴族]たちがビクトリアに剣から魔法を放ち実技試験は魔法バトルになってしまった。そして、1人の女子が、あの白髪ショートに紫目で鼻も高い子がソフィア目掛けて剣から魔法を発動し、氷の弾を放ってきた。ちょうど後ろを向いていたソフィアだが横目で氷の弾が見えたソフィアは持ち前の反射神経で氷の弾を避けた。

貴族の子「[普通]の奴が調子に乗るなよ‼︎」

ソフィア「だからって、やめてくださいよ汗」

ソフィアと白髪ショートに紫目で鼻も高い貴族の子は対峙する体制になった。ソフィアは、木刀を手に握るが貴族の子と他の多くの[貴族]がソフィアに勝ち目はないとニヤニヤとしている。正直、ビクトリアもソフィアが勝てるとは思えずどう助けようかと急いで頭を働かせていた。

貴族の子が剣から弾ではなく大きな氷を放った。ソフィアが木刀を振り上げるとその木刀は凍りついた。貴族の子と[貴族]たちは勝ちを確信してほくそ笑む。だが、ソフィアはわざと木刀を凍らせていた。気づけば貴族の子の後ろを取り木刀を振り上げていた。(やられる!)と思った貴族の子は目を瞑ったが貴族の子の横で氷が壊れた音がして貴族の子が横を見るとソフィアがいた。

貴族の子「なっ…」

ソフィア「お願いですから試験を妨害しないでください。」

貴族の子「はぁ⁉︎」

貴族の子の友達「はいはい、行こうね汗

ごめんなさいね。」

ソフィア「いえ。」

まだ突っかかってきそうだった貴族の子だが友達に押されて広場の端にあるベンチに行かせられていた。ソフィアは、他の受験者の迷惑になったと思い頭を下げて魔法を使えない者たちの列の後ろに行った。ビクトリアは、ホッと胸をなでおろしたが、ある一室から見ていた茶髪ポニーテールで茶色い目で鼻は特に高くないお姉さんはふふ、と微笑んでいた。


帰りの馬車の中でソフィアは、貴族の子と対峙して試験に迷惑をかけたことを反省して顔に手を覆っていて行きと違って静かだった。そんなソフィアを見ながらソフィアの頭の回転の早さと足りないものを埋める能力の高さに関心しているビクトリアは、ふと外を見て空の魔法に気づいた。

ビクトリア「ソフィー凄かったよ。」

ソフィア「…迷惑かけただけだよー。」

ビクトリア「外、綺麗だよ」

ビクトリアの言葉にようやく顔を上げたソフィアは窓の景色を見て落ち込んでいた事がすっぽ抜けた。外の世界では開けた大地を夕陽が照らして世界をオレンジ色に染めていた。

ソフィア「綺麗~」

ビクトリア「ねっ」

ビクトリアもソフィアの笑顔が戻って一安心し、優しく微笑んだ。

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