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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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倉庫の秘密

  ソフィア「ストープッ‼︎汗」

喧騒を変えてソフィアが二人の後ろに来たので、二人は微妙な顔をしてしまった。

ビクトリア「ソフィア…」

アリス「この魔法は、絶対に渡さない。」

そう言ってアリス様が前に出たが、その瞬間、銅像が槍を投げて来たので慌てて何も出ないブロードソードをソフィアが振ると剣から水が出て槍をハデスの銅像の手におさめた。

ビクトリア「えっ⁉︎」

ソフィア「アリス様!汗本を読んでいるのなら知っているのではないですか?

     この銅像は、触れたら死ぬことを。」

ビクトリア「えっ…」

ソフィア「そして、触れずとも結界に入り込めば銅像が攻撃して来ることを本で読みませんでしたか⁉︎汗」

アリス「あっ。」

アリス様が結界に足を踏み入れたせいか続いて、部屋の中に充満する水が三人を攻撃してきた。ソフィアは、アリス様よりも前に出て目を瞑ってイメージをし、ブロードソードを振ると今度は、剣から火が出て水を鎮めていった。

ソフィア「それに噂はしょせん噂。「光魔法」は簡単に手に入らないよ…。」

最後はひとりごとのようにボソボソと言ったソフィアだったが、ビクトリアとアリス様には届いて胸をギュッと苦しめた。その様子をルーカス様とアラン様、そして、ソフィアを追いかけて来たオリビアも見守っていた。

ハデスの銅像そのものが動いて三人に攻撃して来たが、ソフィアがブロードソードを振って出た水魔法によって台座に押し戻されてしまった。まだ、動きそうだったハデスの銅像だったが

ソフィア「すいませんでした!もう二度と来ないので、これからも倉庫の管理をお願いします!」

とソフィアに言われ、大人しくなった。ソフィアは、二人を押して部屋から出て重いドアを閉めた。

オリビア「ソフィアちゃん!汗」

アリス「お前…」

オリビアに抱きしめられたソフィアは、アリス様の疑惑に満ちた目をかわして、「ガラクタの中に魔法の道具があっただけですよ~」と言った。


  マゴッド(MaGod)「ほうほ~う」

  おっ、久しぶりじゃの~。2年生になって初めて出てくる事が出来たわ!ラマオウヨの神、「ラックス・アクア・マゴッド(Lux・Aqua・MaGod)」こと「マゴッド(MaGod)様」じゃ!そう!我は、ずっとソフィアの事を見守っているのだ。そして、今回のこの出来事はきっとこの先ソフィアを変えていくだろう。

まぁ、また登場する事にして…(いつ登場できるのだろうか?)…ソフィアを見守り続けよう。

では、またの~


  アリス様にはああ言って嘘をついたソフィアだったが身体の重みからあれがガラクタの中にあった魔法道具でも誰かに助けられた訳でもなく自分の力から出した「水魔法」と「火魔法」である事を分かっていた。わざわざ、誰かに言う気はなかったが、残念ながらその夜、眠りについたソフィアはあまりの魔法によるダメージに翌日もずっと寝てしまいオリビアなどに心配をかけてしまった。ただ、そのおかげでビクトリアとアリス様の疑惑は深まってしまったのだが。

  二日間、眠りについていたソフィアが目覚めるとオリビアに抱き上げられて着替えもしないまま食堂に連れて行かれて、アリス様から食べ物を口に入れられしまい、その日の昼と夜はルーカス様とアラン様と一緒に食べたのだった。でも、夜にはオリビアと手を繋いで一緒に寝たけど。

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