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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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戦慄の氷魔法

  アラン様の別荘にいる間、馬に乗ってみたり馬で競争をしてみたりプールの中で利きジュース大会が開催されてまさかのビクトリアが優勝して高級ジュース三本をボトルで貰ったり、「貴族」のオリビア・ルーカス様・アラン様が「したい!」と言うことで「普通」のソフィアとビクトリアに主導されながら、みんなでカレーを作ったり、ソフィアは相変わらず人様の家なのも構わず屋根の上に登ってやはり本を読んだり、星空を眺めたり、各々、別荘で夏休みを満喫していた。

  ところがある朝、事件が起こった。

2人でいると微妙な関係になってしまう2人が朝早くに起きてしまい朝の空気を吸いに庭に出て鉢合わせしてしまった。ビクトリアとアリス様はお互いの事を避け合っている。ビクトリアは、「普通」を嫌うアリス様と一緒にはなりたくないし、アリス様はソフィアとは仲良くしたいがビクトリアは特に興味が無かった。とりあえず、ビクトリアはアリス様に挨拶をして適当にアリス様から離れようとしたがアリス様がそれを遮った。

  アリス「何だよ?」

ビクトリア「…何がですか?」

アリス「お前、本当はここに来たく無かっただろう。」

ビクトリア「そうですが、だから何ですか?」

アリス「「ソフィアのため」とか言って、本当はソフィアがいないと何も出来ないんだろう笑」

ビクトリア「はい⁉︎汗」

アリス「お前は、私に勝てないし、勉強ではソフィアに勝てなくて何にもスゴくないんだよ‼︎」

さすがに怒ったビクトリアは、ブロードソードを抜いて剣先に火をまとわらせた。

ビクトリア「貴方は、ソフィアに、絶対に!勝てませんから‼︎」

その瞬間、アラン様の別荘の庭が凍りついてしまった。辺りは暗くなり夏とは思えないほど寒くなりビクトリアは震えてしまった。その間に国行を抜いたアリス様は間髪を入れずに剣を振って氷魔法でビクトリアに攻撃して来たのでビクトリアは裂けるので精一杯だった。しかも無双したアリス様は進みながらビクトリアの行く手を凍らすのでビクトリアは滑らないようにも気をつけなければならなかった。しかし、アリス様が片手を振り上げて魔法を出されビクトリアの後ろに氷の塊が現れビクトリアは躓いてしまい地面に手をついてしまった。しかし、止まることのないアリス様は国行をビクトリアに振り上げたが、その時、ソフィアがビクトリアの前に立って手を広げてアリス様を止めた。

ソフィア「魔法を出せるところで2人は私に勝っていますから‼︎」

その言葉に、我に帰ったアリス様はようやく国行を降ろした。そして、ようやく正気を取り戻してソフィアを見ると涙で頬を濡らしていた。

アリス「あっ…」

オリビア「ソフィアちゃん。」

オリビアがソフィアの側に来て、大泣きをしているソフィアを慰めた。ビクトリアは、くだらない理由でアリス様からの喧嘩を買ってしまい、子どもみたいな発言を反省したが、助けてくれたソフィアに声をかける事ができなかった。

ルーカス・アラン「ソフィアちゃん!汗」

ソフィア「アラン様ごめんなさい」

アラン「良いんだよ。

僕たちも窓を割って外に出たんだからさ。」

ルーカス「ソフィアちゃん。みんなもスープ飲んで落ち着こう。」

ソフィアは、ビクトリアの火魔法で起きたのだが、すぐにアリス様の氷魔法で窓など全ての出入り口を凍らせられてしまったので、念のため持って来ていた木刀で思いっきり窓を割って外に出たのだった。オリビアは、開いていたソフィアの窓から意を決っして外に出、ルーカス様とアラン様もそれぞれ窓を割って外に出たのだった。

  アリス様は、屋敷の中に戻りながらソフィアに「ごめん」と謝ったが、まだ未熟なアリス様では屋敷を凍らした氷の解除方を知らず、ドアをオリビア・ルーカス様・アラン様と一緒に壊して入ったのだった。そして、みんなで温かいスープを飲んだ。

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