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光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
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入学試験

 馬車がオオカミとオオワシにより守られている門を通り抜け「ラックス魔法学院」に入った。ソフィアがビクトリアに注意され馬車から落ちないようにお腹を抱っこされながら窓から顔を出せば大きな塔と広い敷地が広がっていた。

魔法学院の中心の塔に着けば「ラックス魔法学院」の象徴であるライオンが屋根に描かれていた。そこまでは、目をキラキラさせて感動し、楽しんでいたソフィアだったが塔の中に入ると周りの目が気になり持ってきていた歴史の本を開いて読み出した。

ビクトリア「ちょっとー汗」

特に目の前にいる白髪ショートに紫目で鼻も高いいかにも[貴族]の女子が塔の中にほぼ同時に入った時からずっと見てきている。視線が気になり本に集中できずにそっと周りを伺うと鼻が高い人や着ている衣装が高そうな[貴族]達で溢れていた。ソフィアは、自分の実力を十分に発揮できるか不安になってきた。


 「ラックス魔法学院」の学力テストは、魔法の知識はもちろんのこと歴史も含まれている。どちらかと言えば学力テストでは歴史に重きを置いているのだが多くの受験生がそれを知らずに毎年、多くが落とされている。そして、実技試験では魔法を使える者は自分の能力をいかんなく発揮し、使えない者は魔法陣を書いたり、教官が出した魔法陣の種類を答えることをする。

まずは、学力テストから。受験生は、「ラックス魔法学院」の象徴、ライオンが描かれた横断幕に見守られながら体育館で自分の頭脳との勝負をする。

教官に「よーい開始!」と言われるまで[貴族]たちの視線に脅え緊張し、(もう無理だー。)と思っていたソフィアも問題用紙を見て安心して取り組んでいた。[魔法]に関するテストは初級も初級で魔法を出す剣の種類と魔法の火・水などの属性に関する問題だったのでスラスラと解けた。[魔法]による学力テストが終わるまで何度も確認しなければ不安になるほどだった。続いての歴史もソフィアにとっては簡単の問題だった。何せソフィアは、歴史が大好きだったので選択式のこのテストでは記号を間違えてさえいなければ大丈夫だと思ったほどだった。一方のビクトリアは、歴史の問題で少しつまずいていた。ビクトリアは、ソフィアより少し歴史が得意ではなかった。そのため、「ラックス魔法学院」の誕生年とユーラアエジにある「アジパングア魔法学園」の誕生が一緒だったかそれともアジパングアにあった「将軍国」の誕生が一緒だったかがあやふやで結局、魔法学校同士の誕生が一緒だったと解答したが自信はなかった。学力テストが終わる5分前に答案を確認しながら前のソフィアを見ると好きな歴史の問題が沢山あって楽しそうな姿があった。

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