表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光の誘惑  作者: 鼻歌大好き身長、小さいな
33/120

馬車ぶっ壊れ

  スペンサーとレディが飛び立つとすぐにマッハスピードとなり、馬車は時空を越えて、すぐにソフィアとビクトリアの下には「ラックス魔法学院」が現れた。ビクトリアが久しぶりに見た「ラックス魔法学院」をじっくりと見ていると急に2人の頭上から怒鳴り声が聞こえて見上げるとアリス様がノルマンの引く馬車の屋根に乗って国行を振り上げていたので、ビクトリアは驚きの声を上げた。その瞬間、アリス様が国行を振って氷魔法を攻撃し、スペンサーの引く馬車の後輪が一つ凍りついてしまった。ソフィアは素早くバックからブロードソードを出して馬車からスペンサーに飛び移り、スペンサーが引く馬車の紐をブロードソードで切り、馬車を地面に落として、自分はスペンサーに乗って逃げた。ビクトリアが驚き、呆然とその様子を眺めていたが、アリス様が氷魔法でビクトリアとレディを攻撃してきたので、レディはどうにか氷魔法を交わしたがおかげで馬車の中にいたビクトリアは椅子から転げ荷物が全て飛び出してしまったが、運良くビクトリアのブロードソードがビクトリアの手に落ちてきたので、ビクトリアはどうにか窓から顔を出して、アリス様の次の氷魔法を火魔法で打ち消した。しかし、アリス様は攻撃を止めず、ビクトリアはアリス様とそれぞれ剣から魔法を出してやり合った。

  ソフィア「もーう、アリス様―汗」

するとここで、スペンサーで逃げたソフィアがアリス様の後ろに回り込んでいた。ソフィアは、スペンサーに乗ってアリス様から姿を消すとビクトリアがアリス様とやり合っているうちに雲の上に行き見えないようにアリス様の後ろに回り込んでいたのだった。アリス様がしまった!と言う顔をしている内にソフィアはアリス様から国行を奪って壊れてしまった自分の馬車のもとにスペンサーに乗って降りて行った。

ソフィアが地上に降りた事を確認したレディも地上に降りたが、馬車の中はぐしゃぐしゃでビクトリアがドアを開けて出ると荷物も溢れて出てしまいビクトリアは荷物の下敷きになってしまった。

オリビア「アリスちゃーん汗」

アリス様の隣の領地に住んでいるオリビアが慌てて現れ、ソフィアの様子に気づいて大急ぎでソフィアの隣に降り立ったが、ソフィアはオリビアにアリス様の国行を渡した。すぐに、マザー・カーターとアラン様とルーカス様がやって来て、ソフィアとビクトリアを助けてくれた。その間に、オリビアがアリス様に国行を渡したが、その際にアリス様は昔馴染みの友達であるオリビアにこっ酷く叱られてしまった。でも、荷物を部屋に置いて久しぶりに学院で食事をするために食堂へ向かっている時にソフィアから、「明日とか剣でやり合いますか?」なんて言われた。どうやら、ソフィアは特に怒っていないようだった。アリス様が断っても特に気にする事なく先に食堂へ向かったソフィアの後ろ姿を見ながら、アリス様は何故かホッとした。


  スペンサーが引いていた馬車は、替えがいくらでもきくので、ソフィアが次に馬車に乗った際には馬車は新しくより頑丈なものになっていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ