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普通出身の先生
大会のお祭り騒ぎが終わり、「ラックス魔法学院」はいつもの日常に戻った。
ソフィアがビクトリアとオリビアと教室を移動している時に、「普通」出身者として初めて学院の教師となったヘンリーとすれ違ったので3人は挨拶をした。ソフィアは、目を輝かせていた。ソフィアは、魔法を使えないが学院でいっぱい勉強をしてヘンリーみたいな先生になりたいと1つの夢ができていた。
ヘンリーは、他の「ラックス魔法学院」の数名の先生とラマオウヨの統治者であるエドワード王に会える事になった。
お城に使える侍従たちが頭を下げたのでヘンリーら学院の先生たちもおしゃべりを辞めて慌てて頭を下げた。エドワード王が玉座に座り、エドワード王が「顔をあげてくだい」と仰ったので先生たちはおそるおそる顔をあげた。玉座の座るエドワード王は公式プロフィールに書かれている190cm通り大きく見目麗しい若い王様だった。
しかし、ヘンリーは、エドワード王のある噂を聞いていた。そこで、ある事を試した。




